対象:一般歯科・歯の治療
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数ヶ月前、左上奥歯に違和感を覚え、また歯磨きの際冷たい水で口をすすぐと痛かったので、歯医者に行ったところ、歯にひびが入っているとのことでした。その時は応急処置としてひびのところを削り詰めものをしました。その後、あまり痛みは感じません。歯医者からは補強のためにクラウンをするように言われました。そこで質問です。
1.もうあまり痛くないのにクラウンをする必要はあるのでしょうか?クラウンをするということは、たくさん歯を削るということで、私としてはできるだけ自分の歯を残しておきたいのであまり必要のない治療ならしたくないのです。今は在米なのですが、アメリカの歯医者さんはむやみにクラウンをすすめる傾向があるようなので、本来なら必要ないのかなと思ったのですが。
2.歯医者さんからは、メタルボンド(中が金属で外はポーセリン)での治療をすすめられました。強度があり、且つ審美も気にするのならそれがいいと言われたのです。自分としては、金属を使うことに抵抗があるので、すべてポーセリンでと思ったのですが、それだと割れやすいのでしょうか?
3.クラウンの寿命はどれくらいですか?例えば。詰め物でも長く使っていれば取れてしまうこともあるわけで。メタルボンドを使用した場合、また何年か後には、やり直しをする必要もあるのですか?
caramelcatさん ( 埼玉県 / 女性 / 48歳 )
回答:4件
クラウンの寿命について
こんにちは。むつみデンタルクリニックの倉田です。
歯にヒビが入っているとのことですから、やはりクラウンにすべきでしょうね。割れてしまったら抜歯するしかありませんから。
咬合力のことを考えると、陶材であるポーセレン単独では不安がのこります。金属の裏打ちが必要でしょう。
一般的にクラウンの寿命は8〜10年と言われています。保険が利く金属は精度が劣るためにこのくらいの寿命ですが、金などの精度がいい金属で作った場合は一般的にそれよりも長持ちします。
千葉県松戸市 歯科 むつみデンタルクリニック
歯HOO!ブログ〜松戸市の歯医者さん〜
評価・お礼
caramelcatさん
ありがとうございます。
回答専門家
- 倉田 友宏
- (長野県 / 歯科医師)
- 倉田歯科医院 院長
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート
虫歯・歯周病治療からインプラント、レーザー治療、メタルフリーの審美治療まで幅広い治療で患者様に多様な選択肢をご提供しています。2014年からは地元の長野県でお口の健康をサポート。健康な歯を長く使っていただくため、予防に力を入れています。
倉田 友宏が提供する商品・サービス
山内 浩司
歯科医師
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歯にひび、セラミッククラウン?
はじめまして、歯科医師の山内と申します。在米とのこと、医療事情も日本と違い不安なこともございますね。少しでもお役にたてれば幸いと回答させていただきます。
歯のひび(クラック)についてです。歯の歯冠部は髄室という歯髄(俗に神経と呼ぶものです)が入る内部と、象牙質という基質と、外部表面のエナメル質からなります。エナメル質は厚さ1ミリ程もない薄い結晶構造で、象牙質の上にコーティングされているようなものです。このコーティング部分にのみ浅くクラックが見られることは多くあり、この部分などを含めて噛み合わせの強い箇所に知覚過敏が現れることも多々あることです。もしかするとその状態だったので、数か月前から違和感が現れたのかもしれません。ひびの所を削り取り埋めていただいたことで症状が消失したという点で、上記の可能性であるならば、現在の状況で最終治療としてもよろしいかもしれません。生活歯(神経の生きている歯)におけるオーバートリートメントは避けられれば越したことはございません。
caramelcatさまが懸念なさるようにクラウンを被せるためにはそれに必要量の歯を削除することになります。虫歯でないエナメル質を失うことには大きなリスクも伴いますので慎重になりたい部分ですね。もちろんご担当医さまの診断に従い補強が将来性を鑑みてその歯にとって重要なのであれば、ご納得の上補綴修復となります。ご自身の不安なことなども含め、担当医と充分にコミュニケーションをお取りいただけることをお勧めいたします。ただしこのことが海外での生活で最も難しく感じる事かもしれませんね。
補足
セラミックスにはジルコニアを含めて接着とともに強度を持ったオールセラミックスも進歩してきて割れにくくなってきています。臼歯にも使用頻度が高まってきています。ただし担当医はcaramelcatさまの噛み合わせの力などにも考慮なさった上でメタルボンドをお勧めなのかもしれません。メタルボンド自体はオールセラミックスより過去の症例実績も多くあるためコンサバティブなお考えのもとにお勧めいただけているのかもしれませんね。
長くクラウンを使い続けて頂くためには、私たち歯科医師が適応症を正しく選択し、正確に噛み合わせや適合を合わせ、患者さまが大切にメンテナンスしていただくことと思います。私たちの余命も長くなり、オーバーホールが必要になることもあるでしょう。その時はまた適切に対処していただくことになります。
どうぞお大事にお過ごしくださいませ。(東池袋山内歯科室 山内浩司)
山本 治
歯科医師
1
歯に入るヒビについて
ウメダデンタルクリニックでございます。
早速ご質問についてですが、歯にヒビが入って冷痛が生じることは稀にございます。
奥歯については咬合性からくるものが多く、ヒビが縦に入るのが特徴です。
たいていのケースにおいては神経の処置を必要とされますが、ヒビの大きさや方向によっては運良く、神経を取らずに済むこともあります。
応急処置にて一旦は痛みが消失されたようですが、再発の可能性が高く、症状が増大することも考えられます。また、最悪の場合には抜歯を余儀なくされる可能性も秘めております。歯の寿命のことを考えますと、早々にクラウンを被せて、安定した状態に戻すことをお勧めいたします。
クラウンの種類は金合金でもセラミックスでも構わないと思いますが、耐久性や審美性を重視されるのでしたら「ジルコニアボンド」がファーストチョイスと言えます。
宜しければご参考ください。
オールセラミックスクラウンの症例
審美歯科・矯正歯科のウメダデンタルクリニック
補足
歯に入ったヒビの対応策として、なぜクラウンが良いのかと申しますと、対合する歯との咬合力を歯根で吸収するところにあります。従いまして、ヒビはこれ以上に悪化せず、安定した状態をキープできることになります。
インレーの場合は内側性になりますので、歯冠にも力が加わり、不安な要素が残されます。
クラウンの種類については先にも記述しましたが、何でも結構かと思います。優先すべきはヒビの安定と考えます。
金田 竜典
歯科医師
-
質問にお答えします。
こんにちわ、caramelcatさん。歯科医師の金田竜典です。
質問にお答えします。
かぶせた方が良いかどうかは残念ながら現状を見ていないので判断できません。
ヌポーセレンだと破折の可能性があり、ベストはゴールドだと思います。
寿命については通常5〜10年は大丈夫ですが個人差があります。
そして、もし虫歯になったらいつかやりかえの必要もあります。
評価・お礼
caramelcatさん
ありがとうございます。
クラウンにも寿命があり、また中が虫歯になったらやり直す必要もあるということですね。
caramelcatさん
山内先生
2009/12/07 03:52丁寧な御回答ありがとうございます。
先生のご指摘どおり、担当医の先生とコミュニケーションとることが一番難しいことのように思います。ですので、このような場で、アドヴァイスをしていただけることにとても感謝しています。
応急処置の治療後、痛みはほどんどなくなりましたが、若干の違和感を感じることが時々あります。ものを噛むときも、意識的に治療をした左側を避けて、右側で噛んでいるようなので、やはりクラウンは必要なのかもしれません。
しかし、やはりオーバートリートメントは避けたいので、クラウンの代わりにインレイというチョイスについてどう思われますか?
お忙しいところ、さらに質問して申し訳ありません。
再度、御回答いただけたら幸いです。
caramelcatさん (埼玉県/48歳/女性)
caramelcatさん
山本先生
2009/12/07 03:55詳しいご説明ありがとうございます。
応急処置の治療後、痛みはほどんどなくなりましたが、若干の違和感を感じることが時々あります。ものを噛むときも、意識的に治療をした左側を避けて、右側で噛んでいるようなので、やはりクラウンは必要なのかもしれません。
しかし、やはりオーバートリートメントは避けたいので、クラウンの代わりにインレイというチョイスについてどう思われますか?
クラウンをする場合、山本先生がお勧めしていた「ジルコニアボンド」というものにとても興味があります。これは中がジルコニウム、外がポーセリンという解釈でよろしいのでしょうか?それともすべての素材がジルコニウムというポーセリンの一種でできているのでしょうか?これは、金属と同じような強度があり、オールセラミックより割れにくく、耐久性にすぐれているものということですよね。奥歯にも良いというもののようですが、金合金、または中が純金のメタルボンドよりも適しているとお考えですか?一般的にオールセラミック、金合金より高価なものなのでしょうか?これは、zirconium/zirconiaと聞けばわかりますよね。
おいそがしいところ、さらに質問して申し訳ありません。
再度、御回答いただけたら幸いです。
caramelcatさん (埼玉県/48歳/女性)
caramelcatさん
倉田先生
2009/12/08 06:32アドヴァイスありがとうございます。
やはり、近日中にクラウンをしようと思います。はじめはオールセラミックを考えておりましたが、先生方の意見を参考にさせていただいた結果、ジルコニア・セラミックか金で裏打ちされたセラミックにしようと思います。
左上14番の奥歯なのですが、どちらが適していると思われますか?目に入りやすい位置ではないので、審美性よりも耐久性、強度を重視して考えています。
もし金で裏打ちをした場合、どの程度の金を選んだらよいのでしょうか?
K24? K20? K18? K14?
お忙しいところ恐縮ですが、再度ご意見いただけたらと思います。
caramelcatさん (埼玉県/48歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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