対象:一般歯科・歯の治療
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前回、上前歯2本にオールセラミックが入っていることで質問した者です。
先生方、ご丁寧な回答を頂き本当にありがとうございました。
補足で更なる質問をさせて頂いたのですが改めて投稿させて頂きます。宜しくお願いします。
?先生の回答で「神経を残して被せてある場合、後から神経が死んでしまう場合がある」というのは、神経が死ぬときは痛み等が出ますか?
知らない間に神経が死んでいた!なんてことはありませんよね?
?クラウン装着当初から前歯の1本だけフロスが通りにくいところがあります。無理にすると痛いです。考えられる原因は何でしょうか。
クラウンを装着する前はフロスなど全くしていなかったのでクラウン装着前のときと比較ができません。そこだけ元々そういう歯肉の形?だったのでしょうか。
痛くないところまでフロスを通すのか、多少痛くても他の歯と同じところまでフロスを通すのはどちらが正しいですか?
?ワイヤーの矯正も検討しています。
矯正では一旦仮歯に置き換えると説明を受けました。
そうなると今のクラウンを除去し、(その際にコアや元の歯も少なからず削れて小さくなると想定しています)仮歯をつけてさらにまた矯正が終了した時点で新しいクラウンを入れるとなると、歯や歯根に相当ダメージが加わるような気がします。
しかもコアの入っている歯が矯正の圧力で歯根が割れたりしないのかと素人ながらに心配です。
その他にも成人矯正は歯肉退縮や歯根吸収などデメリットも色々あると知り、矯正を躊躇している状況です。
一番優先すべき事は、差し歯(の土台となっている歯や歯根)をできるだけ長く持たせることだと思っています。
将来、根がだめになり差し歯もできない状態になるのが一番恐いです。(特に前歯なので)
先生方からすると、私のような条件での矯正は正直、オススメではありませんか?
諦めた方が賢明でしょうか?
補足
2009/12/05 01:07今の状態…上顎前突と下顎は叢生ですので咬み合わすと下の歯が上のクラウンの根元付近にわずかにあたるかあたらないか…といった感じです。このまま放っておくとますます出っ歯になるのかという心配もあります。
ふぅみさん ( 滋賀県 / 女性 / 25歳 )
回答:4件
オールセラミックスクラウンについて
こんにちは。ティースアートのDr.TSUBAKIです。
1.歯の神経にダメージがあると徐々に神経が死んでしまうことがあり、この場合は自分でも気がつかないことがあります。歯の治療後、数年してから歯茎がはれてしまったり、歯茎から膿が出る、歯を叩くと痛い、などの症状が出てきます。
2.フロスが通りにくいところは、隣との歯がきついのでしょう。その場合は歯と歯の間を研磨することで通りやすくなります。無理にフロスを通さずに担当の先生にご相談されてください。
3.矯正治療にもメリット、デメリットがありますが、ティースアートにいらっしゃっている矯正の患者さんは、9割が成人矯正です。現在の歯並びや根の状態、歯茎の状態によって変わってきますので、信頼できる先生とよくご相談されることをお勧めいたします。
回答専門家
- Dr.TSUBAKI
- (東京都 / 歯科医師)
- ティースアート ティースアート代表
米国の最先端ホワイトニングを日々研究、提供しています
日本で最初のホワイトニングサロンを銀座にオープンさせて以来、講演活動などを通して国内のホワイトニングを牽引しています。常に新しい技術を習得することを心がけており、年2回アメリカの審美学会に出席、日本人の歯を白くすることに貢献しています。
晝間 康明
歯科医師
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ワイヤーの矯正について
ワイヤーの矯正について
晝間康明です.
ワイヤーの矯正に関する再質問にお答えします.
質問の内容が,細部にわたっており実際にお口の中を拝見しないとわからないことやお口の中の状況によっては回答が全く異なる可能性があることを踏まえて回答をお読みください.
***・今のクラウンのまま矯正治療は可能か?
現在のクラウンのまま,矯正治療を開始することは可能です.
しかし,質問者さんは上顎前突と叢生とのことなのでこれらの問題を改善するためのクラウンが装着されている場合,本来の歯軸に対してクラウン部を内側に傾けていたり,叢生を改善するために歯冠幅経を小さくしている場合がほとんどなので矯正治療の仕上げの段階には仮歯にしなければならない可能性が高いと予想します.
クラウンの付け直しによるダメージは,クラウンを外すだけであればそれほど大きくなくクラウンの角度を変えるための歯の削り直しによるダメージが大きいと予想します.歯根にはほとんどダメージはないと思いますが,削り直しにより神経が露出しやすくなり神経をとる抜髄となる可能性はあるかもしれません.
***・コアの入っている歯が矯正治療で割れないか?
矯正治療では強い力を急激に加えて歯を動かすわけではなく,弱い力を持続的に加えて歯を動かすのでコアが折れたりする可能性は低いと思います.
***・歯肉退縮,歯根吸収の可能性について
歯肉退縮は,歯周病により歯槽骨が吸収したり,先天的に歯槽骨が少ない(頬舌的な厚みが薄い)方に起きやすくなります.質問者さんのように,25歳くらいになるとほとんどの方に歯肉炎の傾向を認めますので歯肉退縮が起こる可能性はあると思います.しかし,歯周病の予防をきちんと行いながら矯正治療を行えば,歯肉退縮は最小限に抑えられると考えます.
補足
歯根吸収は,歯根の先端が丸くなる軽度で臨床的な問題がないものはほとんどの方に起こり,歯がグラグラするくらい歯根が吸収する例は極めてまれです.しかし,最初から歯根が湾曲してたり,歯根が短い方,外傷の既往がある方は歯根吸収が進む可能性があるので注意が必要です.
***・このまま放っておくと歯並びは悪くなるか
成人の方が歯並びがさらに悪くなる大きな原因として,親知らずの萌出,歯周病による影響が考えられます.
もし,親知らずが生えかかっている状態であるならば,親知らずの萌出により徐々に前歯が押し出されたりねじれたりする事があります.
また,歯周病が進行すると歯を支えている骨がなくなりますので歯がグラグラして移動してきます.特に多いのが前歯が唇側に傾斜して隙間が開いてくるようなかみ合わせです.上顎前突の方は上顎前歯と下顎前歯の間に下唇が入りやすく,より上顎前歯が唇側に傾斜しやすいでしょう.
***・矯正治療をした方が良いか
上顎前突の場合,転倒により前歯を折ってしまったり,口が閉じにくいことで口腔衛生状態は悪くなりやすい傾向があります.また,叢生の部位は歯が磨きにくく虫歯や歯周病にもなり易くなります.従いまして,前歯のオールセラミッククラウンの再製という経済的な負担はあるものの,今後の長い人生に向けて綺麗な歯並びやきちんとしたかみ合わせを手に入れる事は大きなメリットとなります.
矯正歯科医として残念なのでは,オールセラミッククラウンを装着する前にこのような相談を受けられなかったことです.
取り急ぎ回答とさせて頂きますが御不明な点があればお気軽にお尋ね下さい
金田 竜典
歯科医師
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質問にお答えします。
こんにちわ、ふぅみさん。歯科医師の金田竜典です。
質問にお答えします。
1、神経が死ぬ時は無症状のまま死ぬこともあります。
2、フロスが通りにくいのは隣の歯との接触がきつすぎの可能性があります。
3、矯正をする事で歯並びを改善するので非常に良いことです。
藤田 博紀
歯科医師
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矯正は多少、根に負担掛かります。
歯の神経は徐々に死んでいった場合、痛みも無く死んでいることもあります。
特に痛みや腫れが無いのであれば神経が生きているor死んでいる はあまり気にされなくて良いのでは無いでしょうか。
フロスが通らないというのはセラミック作製時にコンタクト(隣の歯との接触)がきつめでセットされているためだと思われますが、ゆるいと物が詰まりやすいのですがキツいのはあまり弊害はありませんので、無理にフロスを通す必要は無いと思われます。
矯正は、行うのであれば仮歯に先ずしなくてもセラミックの表面に特殊な薬液を塗り装置を接着して歯を動かすことは可能ですが、歯の移動によってマージン(歯肉との境界)が移動し歯根が見えてしまったり、セラミックが移動中に割れてしまうと矯正後に新しく作り替える必要がでてきてしまいますので、今のセラミックは矯正後そのまま使えれば儲け物・・位の感覚でいた方が良いかと思います。
矯正は多少の負担が根っこにかかりますので、今の差し歯を長く持たせることを最優先されているのであれば矯正はされない方が良いと思われます。
(現在のポイント:-pt)
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