以前より、日常生活においての立ちくらみはよくあったのですが、今年に入ってからは入浴の時に限って、よりひどくなってきました。
お風呂に限ってですが、40度程の湯舟に5分も入っていない時でさえ、湯舟から出た時に一瞬・意識がかなり遠くなり、意識が戻ってきた時、状況が把握しづらく変な気分にさえなります。
また、最近特に左耳の耳鳴り?が気になって、こちらもどうにかしたいです。
左耳の耳鳴りは、鼓膜がガサガサ・ブルブル震える感じの音がよく聞こえます。
どのようなことが考えられますか??
教えて下さい。
しまママさん ( 大阪府 / 女性 / 27歳 )
回答:1件
中耳性耳鳴+自律神経失調?耳鼻科受診+食生活点検を
立ちくらみや入浴時の意識もうろう状態は自律神経失調の存在を示唆しており、一方の左耳のガサガサという音は中耳に起因する耳鳴と考えられ、両者は切り離して対応した方が現実的です。
先ず耳鳴に関しては、鼓膜や耳石骨など中耳に於ける何らかの異常の可能性がありますので、耳鼻咽喉科で調べてもらうのが適切です。音が聞こえづらい事はありませんか?中耳の異常でめまいが発生することがありますが、多くは回転性のため関連は薄そうです。
次に立ちくらみと入浴後の意識もうろうに関してですが、元々低血圧や貧血傾向のある方に比較的多く発生します。日常的な血圧はどのくらいですか?また健診などで貧血は指摘されていませんか?
横臥時や座位時に比べ起立時には重力の関係で血圧が低くなりがちですが、自律神経のうちの交感神経は血管を収縮させて血圧低下を防ぎ、脳などへの血流を確保しようとします。ところが自律神経失調があるとこの働きが弱くなり、起立時に血圧が下がって脳貧血の様な状態になります。
自律神経失調の原因としては、鉄や亜鉛などミネラルの不足、ビタミンBなどビタミンの不足、アミノ酸不足といった栄養バランスの乱れ、それに低体温や睡眠不足、運動不足などが挙げられています。従って食事や睡眠、入浴、運動といった日常生活が極めて大切な要素ですが、何か課題はないでしょうか。
一例を挙げると、砂糖や炭水化物など糖質の過剰摂取は反応性低血糖を、ビタミンやミネラル、アミノ酸の不足は神経伝達物質の欠乏を各々招き、自律神経機能を損ねて起立性低血圧などの症状を招きやすくなります。36℃以下の低体温があるとそれを助長します。
詳細はこのQ&Aやコラムに何回も詳述していますが、甘いものや炭水化物、油ものや加工食品などの過剰摂取は控え、充分量の野菜や果物、豆類、適量の肉や魚を食べるとともに、38〜39℃の温めの湯に10〜15分間ゆったりと浸かることが大切です。
回答専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
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