対象:住宅設計・構造
中古マンションの購入を検討して、色々と調べています。先日ある建築関係の方から、マンションによっては、将来リフォーム(特に給排水管等)の制限が発生する場合があると聞きました。素人としては、新築で建てる際に将来のメンテナンスを充分に考慮して建てられていると思っていました。その点について、具体的に、どのような物件・構造・年数などに気をつければ良いでしょうか。お部屋の中はみれても、裏側を見るのは不可能なので、是非ご専門の方々にアドバイスをいただければと思います。宜しくお願い致します。
ちょうすけさん ( 埼玉県 / 男性 / 33歳 )
回答:2件
横山 彰人
建築家
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中古マンションについて
横山彰人建築設計事務所の横山です。
文面を拝見しました。 中古マンションは築年数と管理体制によってかなり違います。
特に中古マンションは 「管理体制を見て買え」 と言われるほど重要なポイントです。
給排水はもちろん構造の面からも、購入するときは建築関係の人に調べてもらう事が大切です。
部屋の中の専有部分は個人でリフォーム出来ても、共用部分については管理組合側でないと直せないので十分調べる必要があります。
築年数、施工会社、管理会社の管理状況など。また現在住んでいる方からの話を聞く事も大切です。
いいマンションが見つかればいいですね。 分からないところがあればご連絡下さい。
横山彰人
志田 茂
建築家
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中古マンション 改修について
志田茂建築設計事務所 志田です。
築40年 50年 くらいのマンションで、魅力的なものもあります。
古い分、定期的にメンテナンスされているものならば。
共用部や外壁など、「きれい」なものは、比較的、きちんと管理されている可能性はあります。
マンションの部屋は自己所有でも、全体は共同のものです。
構造体はもちろん、設備配管も。
いつの年代で線引きできるのかはわかりませんが、古いマンションの場合、自分の部屋の配管が、下の部屋の天井を通っている事があります。配管類は、ある程度の期間で取り換えをしたいものですが、そのような状況では、まず、排水管・給水管を取り換える事もできませんし、たとえば、自分の部屋の天井をなくし、構造体の床スラブを表しにしても、今度は上の階の配管が見えてしまう事になります。
給湯器も、現在のものと違いますので、それを交換、または場所を移動したくても、できないケースもあります。
換気も、現在のように換気扇を使ってなく、窓で換気している、というものもあります。その場合も新たに換気扇をつける事がむずかしくなります。
マンションの規約によって、できる工事できない工事がありますので、確認が必要です。
そんな点を気にして、管理人、管理会社に、いろいろ聞いてみるといいと思います。
(現在のポイント:-pt)
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