要求吠え

結果的に、いいことが起きた行動、嫌なことがなくなった行動を、繰り返す（学習する）。

ある状況下で、吠えることでいいことが起きれば、犬はその状況になると吠えるようになります。

ある状況下とは、ご質問の場合明るくなって来ると言うことです。

改善する方法は、大きく３つあります。

まずは、その状況下におかないということです。このケースの場合は夜だけでも室内のクレートまたはケージに入れ、そのクレートに掛け布などをかけ、明るくなって来たことを感じさせないことです。
（明るさではなく、実はその状況が雀の鳴き声などが聞こえて来るという場合もあります、その場合はその鳴き声に慣らすことです）

状況下に置かない手としては、飼い主が夜明け前に起き、吠える前に散歩に連れてゆくなどの方法を取るというのもあります。

もう一つは、いいことを起こさない、ことです。もし、鳴いている間に飼い主が出て行っているのであれば、鳴いている限りは出て行かない。そういうことです。ただし、この場合は、一時的に鳴きがひどくなることが多いです。

最後は、嫌なことを起こすということです。
吠えると嫌な匂いの出る首輪があります。それを装着することです。

冒頭に述べましたが犬は勝手に、結果的にいいことが起きた行動、嫌なことがなくなった行動を、学習します。
外飼いの犬は、この勝手に学ぶことをたくさんしてしまいます。それを少なくするためには、飼い主がしっかり管理できる室内飼いをすることです。

以上ご参考になれば。

※兵庫には（社）日本動物病院福祉協会認定のインストラクター[[http://www.jaha.or.jp/capp/instructor.htmlが数名おりますので、そちらにご相談なさることをお奨めします。

※拙著「犬は知的にしつける」[[http://www.amazon.co.jp/gp/product/4902584255/も参考になるはずです。ぜひご一読ください。

要求吠えはとにかく諦めることを学習させなければ止められません。どんなに鳴き続けても人間が声をかけたり姿を見せたり、ましてや散歩に連れ出したり、ということはしないでください。

とはいえ、屋外で早朝に吠えられるのはご近所迷惑を考えれば無視することも難しいでしょう。
玄関や室内にクレートを用意してそこで寝かせる習慣をつけさせる、屋外でも扉つきの犬舎に入れて毛布などを掛け明るさを感じないようにして寝かせる、など環境を工夫するしかないでしょう。

それでも無視できないほど吠え続けるなら無駄吠え防止用の首輪などで天罰を与える方法もあります。

夜寝る前にも散歩に連れて行ってやるなども変化が見られるかもしれませんので試してみるといいかもしれません。

無駄吠えを無視しなければならないトレーニングに取り組むケースでは、飼い主様があらかじめご近所に「今しつけ中ですが、しばらくご迷惑おかけするかもしれません」と挨拶しておく方も多いですよ。

要求吠えを直すというのは、、飼い主さんにとって一番ストレスフルなトレーニングではないかと感じます。

要求吠えは、吠えいてる理由を把握し、
その理由が分かったら、犬が吠えている目的を達成出来ないように、願いが叶わないように、要求には一切応じない。一切完全無視。という方法以外に最適方法が無い事も、、ご近所の関係も含め葛藤が起きる部分です。

結局、吠えている時に顔を見せてしまう。。
そして、犬は吠える事を益々強化される。。

その要求吠えに一生付き合うといのも一つの覚悟で
方法ではあるのかもしれませんが、、、
嫌ですよね、、毎朝５時に起きるのは。。

まず、クレート（ハウス）トレーニングをして、
夜寝るときだけ、玄関の中とか（出来れば飼い主さんの寝室等がベストですが、、、）に犬を入れてあげて、
人間が起きるペースというのを理解させる事から始めてみて下さい。

もちろん、朝、吠えても、、吠えている時は飼い主さんは反応しない事。
そして、吠え止んだらお散歩に連れ出す事を実践してみて下さい。

結構、、飼い主さんにとって、吠え声を無視するのは、ハードですが、、、

徹底する事で少しずつ変化は現れるはずです。

きっと今まで、吠えたら出ていって
散歩に行くなどなさっていたのではないでしょうか。

そうなると、吠える＝散歩に行かれる という
学習をしてきたことになりますので、犬はますます自信を持って
吠えるようになります。悪気はないですね。

なので、吠えたら散歩に行かれない、という新しい
学習をさせる必要があります。

一番良いのは、吠えるのをやめたら散歩に行くことなのですが
それはつまり、朝5時に吠え始めても放っておく、
ということになります。

それでは大変な近所迷惑になりますので、別の方法を
考えるとするならば、他の先生がおっしゃっているように
家の中にハウスを置いて、吠えても絶対に出さない、という
トレーニングをしてあげることだと思います。

静かにしていると→散歩に行かれる、
という学習をさせてあげるようにしてみてください。