対象:インテリアコーディネート
昭和初期に建てられた古民家の全面改修を予定しています。
そこで質問なのですが、柱は古色塗り、壁は白の漆喰で決まっているのですが、フローリングと建具の色合わせで悩んでいます。
色んな古民家再生の事例を見ていると、杉の無垢フローリングのような比較的薄い(白っぽい)色のフローリングを使われているケースが多いようですが、個人的にはチークやオークのミディアムブラウンっぽい色のフローリングにしたいと考えています。
その場合、建具の色目はどうすればよいか?また、そもそも柱の色とのバランスからみて床の色は明るめにした方がよいのでしょうか?
専門家の方のご意見をお聞かせ下さい。
karijさん ( 滋賀県 / 男性 / 41歳 )
回答:2件
古民家改修のフローリングと建具の色について
karij様こんにちは。私は滋賀県の梓工務店の伊東と申します。古民家の移築・再生また伝統構法石場建ての新築住宅などをてがけております。
私共では床板は杉板の35mm厚さの材料をよく使っております。無垢板で造りますので欅や松で床を作ったこともあります。素材の持ち味も大切ですが古色や漆を拭き込みしますとまた違った趣を出すことができます。建具は新作する場合や古い建具を使う場合によりますがお部屋ができてくるとおのずと雰囲気がわかってきます。建具の完成時期などわからないのでなんともいえませんが、じっくり取り組まれるのが楽しいのではないでしょうか?素敵な古民家再生になると良いですね。
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志田 茂
建築家
1
自由に考えてください
志田茂建築設計事務所 志田です。
外国の方が、古民家を改修して住みこなしている事例を、雑誌などでご覧になった事もあるかと思います。
それぞれの感性で、自由に考えています。
古民家の醍醐味は、その構造体の力強さです。
それを生かした改修ができるなら・・・
チークやオークを使われても、なんらおかしい事はありません。
古民家だから床は杉板のほうがいい、、という事はありません。
着物や、漆器や、陶器などを思い浮かべてもらえばわかるとおり、日本人の色使いは、とても深く、豊かです。
建具の色も、、濃い茶でも、赤茶でも、朱色でも、、、その家は許容できると思います。
どう活かすか・・・
それは、いろいろな物や、町屋や、お茶屋、などの事例を参考に、考えてみるといいかもしれませんね!
評価・お礼
karijさん
早速のご回答ありがとうございます。
実は参考の為、こちらで他の方が質問された回答を見させていただいたのですが、「木部の色は統一したほうがよい」とのご意見が非常に多かった為、不安に思い質問させていただいた次第です。
志田先生のご回答で、古民家の持つ包容力のようなものに気づかされ、もっと自由に考えればいいんだ、と少し気持ちが楽になりました。
ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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