母が最近、毎日、母(65歳)自身の失敗について何度も口にして、自分を責め、後悔しています。さらには、「自分は病気ではないか。」と心配しています。私から見たら失敗でも何でもなく、母はしっかりしています。
HPで症状を見たら、うつ病にも「自分を責める」という症状があったので、もしかして母は高齢のうつ病ではないかと心配しています。
このような母に対し、自分はどうしてやればいいのかわかりません。良い方法、アドバイスがあれば教えてください。よろしくお願いいたします。
(気にするな、と言っても逆効果なのでしょうか、また、気晴らしにコメディ映画でも見ようと思っています。これらは効果ありますでしょうか、教えてください。)
jolinさん ( 大阪府 / 女性 / 30歳 )
回答:1件
自分を責めるサイクル?傾聴し自己存在感高める対応を
自分の失敗を後悔し反省するのは大変立派な事ですが、余りにも失敗を口にして自分を責め続けるようでは、次の必要な行動に二の足を踏んでしまい仕事や日常生活に支障を来します。また周囲の人にも逆に不安感や不快感を与え、人間関係にも影響しかねません。
従って「ほどよい反省」といったものが必要となります。ただ自分を責め続けるというのは理屈の上でそうしている訳ではなく、何かにつけ自分を責めるという半ば自動的なサイクルが出来上がっているものと考えられます。
自分を責め続ける心理状態になっている原因としては、一つには何らかのトラウマがあるのかも知れません。過去に何か大きな失敗をして周囲に迷惑をかけ、その記憶が鮮烈なために、それを代償する目的で過度に後悔、反省し続けるのです。
もう一つには、何か自身の中に慢性的に不安や不満、自己不一致感のようなものがあり、それを解消する目的で自分を責め続けているケースも考えられます。建設的な行動に出るのではなく自分を責めるというネガティブな態度に出ているのがやや病的ですが、それだけでうつ病とは診断されません。
もう一つ背景としてあり得るのが食生活や栄養バランスの乱れと低体温です。具体的にはQ&Aやコラムに詳述していますが、糖質の取り過ぎやビタミン、ミネラル、アミノ酸の不足、それに低体温は神経機能を低下させてネガティブな心理状態に陥りやすくなります。
上記の要素の中で何か該当するものはないでしょうか。先ずは生活習慣を点検、改善し、ご本人と腹を割ってお話することをお勧めします。その場合のポイントは、後悔、反省する態度を否定せず傾聴することです。
その上で感謝の気持ちを具体的に表わしましょう。家庭内での存在意義を改めて認識すれば、自然と自分の良い面にも目が向くようになります。何か地域内の有意義な活動に参加させるのも一つの方法です。過去の良い思い出話などを始めたら、しめたものです。
回答専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
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