歯周病の手術後

こんにちは。むつみデンタルクリニックの倉田です。

唾液検査は唾液中の虫歯菌や歯周病菌を調べるものです。歯が存在するかぎり、歯周病菌が0になることはないので、数によってある程度の炎症の強さを測ります。

唾液検査で問題ないのであれば、現在『歯周病が進行している状態でない』ということです。外科処置やブラッシングによってある程度炎症が落ち着いているのでしょう。
ただし、歯周病で溶けてしまった骨が戻ることはありませんから、唾液検査で問題がなくても『元通りになった』ということではありません。
噛み合わせや習慣などによっても違和感は出やすいので、いつまでも改善しないのであれば、大学病院等で専門医に診てもらってもいいかと思います。

千葉県松戸市 歯科 むつみデンタルクリニック

歯HOO!ブログ〜松戸市の歯医者さん〜

あざらしあざさん、こんにちは。歯科医師の金田竜典です。

歯石が除去されていても歯周ポケットが深ければ腫脹や痛みは再発します。
また、それに加え、噛み合わせや噛む力などによっても症状は起こります。

唾液検査についてですが、現在のお口の中の細菌の状況を調べるためには有効です。
ただし、歯周病はさまざまな原因が重なって起こっている病気なので、原因を明確にし、ひとつずつ除去していくしかありません。

原因を除去できる場合とできない場合がありますので、主治医とよく相談され、継続治療をされることをお勧めします。

はじめまして長崎の堀内と申します。さて、歯周病が治らないということのようですね。歯周外科手術も受けられているようですが、唾液検査についてもあまり意味がないかもとお考えなのですね。たしかに唾液検査では、細菌の数や性質など結果が出にくいこともあります。直接歯周ポケットの中のプラークを採取し、専門業者にて細菌の数や性質などを調べると確実にわかるようですね(調べるためには結構な費用がかかるようす。)。ただし、顕微鏡検査などでも細菌の数や性質などはある程度わかるようです。

歯周病の原因は確かに歯周病菌の関与は大きいですが、歯周病菌に対する患者さまの抵抗力や噛み合わせの不具合による噛みしめなども原因として考えられるようです。実際私の病院でも歯周外科の際に歯石が根っこの表面にべったりついている患者さまもあれば、わずかな方もおられます。
歯周病の治療に際しては、歯周病菌を徹底的に駆除することも必要ですが、これとあわせて噛み合わせの治療や態癖などをやめること(頬杖、横向きね、うつ伏せ寝)などが必要になります。