土地(擁壁)の価格

ハッピーハウスの真山(さのやま)です。

まず、土地の相場の前に、擁壁部分を買取るのが良いのかどうか
を慎重に検討したほうが良いと思います。

仮に、見た目だけの問題であれば、実家の所有地内の
古いブロック塀の内側にブロック塀なりフェンスなりを
設置すれば良いと思います。

擁壁を買取ってしまうと、擁壁の維持・管理をしなければ
ならなくなります。擁壁の高さ、現状にもよりますが、
仮に擁壁のやり直しが必要となれば、かなりの費用がかかります。

今回、擁壁部分を買取ることにより、実家所有地の
使い勝手が格段に向上する、将来的に売却価格の向上が望める、
敷地を分割できるようになる等のメリットがなければ、
買取る必要がないのではと思われます。

買取りの価格ですが、今回は、相手側から売却したい旨が
でているので、かなり有利に交渉ができると思います。
正直なところ、こういったケースにおいて相場はありません。
一般的には、路線価や公示価格を参考にしたり、
周辺の取引事例での坪単価や
南隣地売りに出す予定の売却坪単価に
対象面積を掛けたりして金額を算出します。
また、定額で買取り金額を提示して相手の出方を
伺う場合もあります。
(例えば、100万円なら買いますなど)

極端な話、買取らなくてもこちらは困らないので、
一番有利になる計算方法で、買取り希望価格を
計算すれば良いと思います。

少しでもお役に立てれば幸いです。

はじめまして。バイヤーズスタイルの高橋と申します。

早速ですが、今の土地上建物と、南隣接地との間がどれ位あいているのか

わかりませんが、正直きちんと庭のような空間がとれているならば、あまり

購入するメリットがあるか慎重にお考えください。

今後、建て替えの際には、その擁壁をどうするかが問題となってきます。

その擁壁が何メートルあるのかで、大きく変わってきますが、造られた際に

きちんと構造計算されて、検査も合格したものであるか?

また、それは何年前のものか? これらによって、建て替えの際に莫大な

費用が必要になる恐れもございます。

もし、ご本人の所有物でなければ、建築の際には、その擁壁に土圧をかけずに

基礎を設ける(例えば、かなりの深基礎的なもの)等で、擁壁をいじらずに

設計できますが、もし擁壁のやり直しを強いられた場合には、1千万単位のお金

がかかる場合もあります。

これらを踏まえますと、むしろ今回のこの買い取りはお金を出すという考えでは

なく、安く取得できるものとの認識が重要です。

先方も、もしかしたらやっかいな物なので買ってほしいと言っているかも知れ

ません。

交渉は、スマートかつ優勢に進められるお立場かと存じます。




ご参考になりましたでしょうか?

この御縁がwestbay様にとって、素晴らしきものとなりますよう願っております。

株式会社バイヤーズスタイル
代表取締役 高橋 正典

家を通して考えるライフデザイン

夢を現実へ〜バイヤーズスタイルCEOのブログ〜

「相場」というものは、不特定多数の購入検討者がいる場合に形成されるものですので、今回のように購入者が隣地所有者に限定されるような場合には相場など無い、とお考えください。

南側隣接地の方が''いくらなら売るか''、またwestbayさんが''いくらなら買うか''、というところが折り合いのつく価格=''限定価格''となります。

一般的に敷地に擁壁を含む場合、法下(擁壁の下側部分、基礎がある場合には基礎部分も含む。)が境界となるケースが多くなります。
南側隣接地の方も、擁壁を含まないで第3者に販売した方が、自分の土地を販売しやすいのでしょう。

擁壁部分を購入される際には、

・もともとその擁壁を築造したのは誰なのか
・一定の高さのある擁壁の場合、築造した際に建築確認が必要になるが、検査済証の交付を受けているか。(建物を再建築する際の要件となります。)
・現在、目視等で確認してみて、擁壁に大きなクラック等が発生していないかどうか

上記のような点を確認し、それらをクリアしているのならば、擁壁部分を購入されるメリットもあると思います。

建物を再建築する際に、新たに擁壁を築造しなければならないとなると、非常に大きな費用が掛かります。
そのリスクが高い擁壁なのか、それともリスクの低い擁壁なのかによっても、購入価格は変わってくるでしょう。

以上、多少なりともご参考になれば幸です。


リード 中石 輝

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