30代独身の住宅ローンの選び方

うし子さんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。

『健康であれば、出費の予想がつきやすいから、変動一本にしても大丈夫では、と言われたのですが、そのように考えて大丈夫でしょうか。』につきまして、住宅ローンを組む場合、ほぼ毎年のように繰り上げ返済を行うことが可能ということでしたら、早期完済を目指すことになりますので、ローン金利も低くて済む変動金利や短期固定金利で住宅ローンを組むことになります。

ただし、住宅ローンの更新が頻繁に行われるため、返済の途中からローン金利が上がってしまい毎月の返済額が増えてしまう可能性があります。

よって、ある程度収入に余裕がある方に向いているかも知れません。

この場合とは逆に、繰り上げ返済はせいぜい3年に一回程度ということでしたら、早期完済という訳には行きませんので、多少ローン金利が高くなってしまっても、返済の途中からローン金利が上がってしまう心配がありませんので、将来のマネープランが立てやすくなります。

少なくとも目先のローン金利だけで住宅ローンを決定するようなことはお勧めできかねます。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄

うし子様へ

はじめまして、銀行実務経験を基にアドバイスしておりますFP事務所アクトの山中と申します。
今回、うし子様からのご質問につきましてお応えさせていただきます。
下記をご参考にされてはいかがでしょうか。

(ご参考:三井住友銀行の10月金利)

1.うし子様の年収を基に、借入限度額につきましては、
銀行等(含む保証会社)が住宅ローン返済能力を最大のチェックポイントとするために「審査金利」を利用します。これは、申込者がバー(金利)を高めに上げても長期に亘る返済をスムーズにしていただくための確認とお考えください。

年収630万円、期間35年、金利4.0%(審査金利)、返済負担率(〜35%以内)、他の債務考慮せず

・毎月の返済限度額 183,750円以内
・年間の返済限度額2,205,000円以内
・借入限度額 4,140万円以内

2.そして、うし子様の具体的な住宅ローン借入につきましては、

住宅ローン3,300万円、期間35年、金利3.08%(全期間固定金利型)、諸費用100程度(銀行関係のみ)、返済負担率(〜35%以内)、他の債務考慮せず、ボーナス考慮せず

・毎月の返済額 128,478円
・毎年の返済額1,541,736円
・返済負担率 24.47%

3.この様に、借入限度額(〜4,140万円以内)や返済負担率(〜35%以内)での銀行等借入ですので、小手先で変動金利型や短期固定金利指定型で申込されることなく、将来を見通せる全期間固定金利型をお勧めいたします。

4.さらに、住宅ローン申込には保証会社(保証料支払う)付が大半ですので、基本的には本人のみの申込が可能と考えます。


以上