対象:リフォーム・増改築
回答:2件
小浜 貴士
建築家
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外部で防ぎましょう
bootarouさん。こんにちは
小浜貴士と申します。この度はご質問ありがとうございました。
基礎高にからの浸水ですが、大変なお悩みだと心中察しいたします。
確かに基礎から上の建物を持ち上げれば基礎高を増すことにとり、浸水を防ぐことは可能かと思いますが、価格面及び、技術面からみても少々難しいかと思います。
耐震性においては、それを行なうことにより損なうとは断言できませんが、いずれにおいても不具合はでるでしょう。
私の提案としては、家の外周部にグレーチング(排水の溝)を設けることをお勧めします。
溝が掘ったままだと、危ないのでステンレス製の蓋や、コンクリート製の蓋を置いてしまえば、私生活には何の支障もありませんし、構造躯体に手を触れることなく行なえますので価格面においてもはるかに有利だと思います。
仕事の範囲としては、お近くの工務店や水道屋さんに相談していただき、一度お見積書を作成していただいてはどうでしょうか?
私の提案の工事ならば、1週間ぐらいの工期で大丈夫だと思います。
また、工期が延びたといっても、室内工事は必要ないので、ご自由にお出かけになることも可能だと思います。
以上になりますが、早く解決してゆっくりと寝られますこと祈っております。
オネストアーク
小浜 貴士
中舎 重之
建築家
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敷地内の雨水対策
床下に雨水が入らない対策を記します。基礎を高くする発想を逆にして下さい。建物の四周の地盤に大きな排水溝を造ります。排水溝は接続道路に繋いで排水するか、大きい浸透升を設置して其処に流し込みます。排水溝とは幅60~90cm、深さ15~20cm(基礎フーチングの天端まで)、形状は当然凹型にして底もサイドも10~15cmのコンクリートにて造ります。次が大事です。 人の往来の頻度が高い所は砂利か砕石を使い、深さ15~20cmを埋めて下さい。砂利や砕石は豪雨にも流されません。施工した形を何十年も保ち続けます。
タネ明かしをします。これは古来、日本建築で軒樋の替わりに犬走りを造り、雨水の跳ね返りによる泥や土などで建物を汚さないとても賢い方法です。日本庭園の建築を見学する時、建物本体はさることながら、建物の外周と足元も見て下さい。
以上です。 2014.6.7 中舎重之
bootarouさん
回答ありがとうございます
2009/10/22 14:30小浜先生早速のご回答ありがとうございます。
家の外周部にグレーチングというアドバイスですが 家の周りが湖状態になったら やはり浸水してしまうんですよね?
色々調べてみたら曳き家、嵩上げ工法だと 家の高さが高くできるみたいですが こういった工法はおすすめでは、ないのでしょうか?
1千万位の費用がかかるみたいですが 金額面の他に何かデメリットがありますか?
もしご存知であれば教えてください。
bootarouさん (宮城県/40歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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