対象:不動産売買
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3年前、弟と共有で土地つき一戸建ての中古住宅を購入し、現在までその購入した住宅に同居しています。その際の住宅ローンは、諸事情により弟の名義で借り、月々の支払いは折半にしてきました。弟が結婚するにあたり、弟が新たに住宅を購入できるよう、弟の持分の不動産を姉である自分が住宅ローンを組んで購入し、弟名義の住宅ローンを完済しようと考えています。兄弟間の売買契約なので、特に問題はないかと思いますが、その際、
1.このような場合に使える住宅ローンがあるのか否か。
2.売買価格の設定はどの程度自由にできるのか。
3.担保の設定は不動産全体にかかるのか、それとも購入する分にだけかかるのか。
を教えていただけないでしょうか?
補足
2009/10/05 15:01藤森様、真山様、
ご回答ありがとうございました。
藤森様のご回答中、
「実勢価格からかい離した場合は、贈与税の対象となってしまいます」
とのことですが、これは、実勢価格から下方にかい離した場合ですね。
実勢価格よりもずっと低い価格で売買価格を設定した場合に、実勢価格との差額分に対して贈与税が課される場合がある、というように理解しています。
ということは、実勢価格から著しくかい離していなければ、設定した価格が認められ得る、という理解でよろしいでしょうか。
ただし、金融機関が住宅ローンを認めるか否かは金融機関次第、ということですね?
親族間の売買契約の場合、法律的な制約の有無ではなく、売買契約自体の確かさが重要になってくるのですね。
いずれにせよ、第三者をたてるべきだとは考えておりましたので、そちらもいろいろ当たってみたいと思います。
アドバイスありがとうございました。
yumom88さん ( 東京都 / 女性 / 41歳 )
回答:2件
共有不動産の一方の所有者から他方への売買について
yumom88 さま
はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、
詳しい状況がわからないので、具体的なアドバイスはできかねますが
一般的な事例として回答いたします。
1.このような場合に使える住宅ローンがあるのか否か。
金融機関によっては、対応してくれるところもございますが、限られています。
2.売買価格の設定はどの程度自由にできるのか。
実勢価格からかい離した場合は、贈与税の対象となってしまいますので、近隣の相場に合わせる必要がございます。
3.担保の設定は不動産全体にかかるのか、それとも購入する分にだけかかるのか。
担保設定は不動産全体にかかってきます。もし他に持ち分をお持ちの方がいらっしゃったら、担保提供者として連帯保証人になってもらう必要がございます。
「兄弟間の売買契約なので、特に問題はないかと思いますが」とありますが、実はこのような売買の方が住宅ローンを借りれなかったりします。
親族間の取引だと、売買価格が言い値で決められたりして、担保評価が正確に判断できないので金融機関はあまり好みません。例え親族間の取引でも、間に仲介会社をいれてきちんと取引をしないと住宅ローンを借りるのは難しい場合がございます。
まずは、お借入される金融機関に確認されてみてください。
以上、ご参考になりましたでしょうか
アドキャスト 藤森哲也
回答専門家
- 藤森 哲也
- (不動産コンサルタント)
- 株式会社アドキャスト 代表取締役
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?
売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。
親族間の取引について
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
親族間の売買でも融資をしてくれる金融機関はあります。
しかし、その場合、きちんと仲介業者が間に入り、
周辺エリアの不動産相場に沿った金額での売買金額
を要求されます。
買取の金額については、
最低でも、業者の買取り価格程度の金額をつけておいた方が
無難だと思います。
もしくは、固定資産税の課税価格での売買を行うケースもあります。
他の専門家のおっしゃる通りで、あまりにも相場からかけ離れた
金額での売買に関しては、贈与と見なされる場合があります。
抵当権の設定に関しては、土地と建物の全体に設定されます。
少しでもお役に立てれば幸いです。
回答専門家
- 真山 英二
- (神奈川県 / 不動産コンサルタント)
- 株式会社ハッピーハウス 代表取締役
正しい知識で安心して人生最大のワクワクを楽しんでもらいたい!
人生最大級の買物である不動産購入は、自分や家族が主人公でこだわりを実現していく「人生最高のエンターテイメント」と言えるのではないでしょうか。正しい知識と情報を身に付ける事で、安心してワクワクの不動産選びを楽しんでもらいたいと考えています。
(現在のポイント:-pt)
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