対象:ITコンサルティング
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オフショア開発会社で働いているテスター(中国人)です。実は大学で経済学を勉強しましたが、IT業に興味があって現在の会社に入社(今年入社一年目)しました。ブリッジSEを目指していますが、把握すべきことはいったい何かまだはっきりしていません。韓国語がしゃべられるから、できたら対日、対韓オフショア開発業界で活躍したいと思います。
お忙しい中、ご迷惑かけて申し訳ありません。
補足
2009/09/28 17:15最近はjavaについて勉強していますが、会社の先輩たちにブリッジseになるにはコーディングより業務知識だけでよいといわれました。コーディングはプログラマーに任せばいいから。でも、なんか不安です。やはりコーディングを勉強したほうがいいですね。
ご迷惑かけてすみません。
ヘブンさん ( 北海道 / 女性 / 24歳 )
回答:2件
谷口 浩一
Webプロデューサー
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まさにブリッジSEにぴったりです
中国だけでなく、韓国語、日本語を駆使できるだけでなく、文化や生活習慣まで、僕ら以上に深く理解されているヘブンさんにはたくさんの可能性があると思います。
こんにちは。
チームデルタの谷口です。
僕はサラリーマン時代、オフショア開発の先駆的企業の現場にいて、中国、韓国、インドのスタッフと関わっていた経験があります。
オフショアの発注側のメリットはいうまでもなく、安価な労働力をたくさん獲得できることです。
そしてデメリットは、先方の技術不足だったり、言葉や習慣の違いから生じるコミュニケーションの不足や理解のズレが原因で起こる納期や品質に関するトラブルですよね。
だとすれば、発注者、受注者の間で、メリットを伸ばしデメリットを低減するための調整役は、ヘブンさんにぴったりです。
「調整」は誰かがしなければならず、「こちらの常識」、「あちらの非常識」の埋めあわせ、すり合わせはプロジェクトの成否にも関わります。
まさに、ブリッジSEの業務領域ですね。
ものごとの多くはトレードオフですから、「最良」はありえません。
ブリッジSEの役割は、よりよい状態にバランスさせることだと思います。
「調整」が最も必要になるのは、仕様決定までの時間と、バグ取りが始まってからです。
ものすごい労力と精神力が必要になります。
もちろん、言語と開発技術の習得は必須です。
それから、いかなるSEになるとしても、システム開発の本質は、
『業務のコード化』
であることを忘れないでください。
そもそもSEとしての技量がなければ、オフショアもオンショアもないですからね(笑)。
書けって言われれば、そこらへんのプログラマーにも負けないくらいのコードが書けるスキルを最初の数年で身につけることも、将来にわたってヘブンさんを助けてくれると思いますよ。
ご参考になれば幸いです。
成功するWeb戦略とホームページ制作のチームデルタ
谷口浩一
補足
SEの条件に開発経験は必須ではないとの意見はよく聞きますが、プログラマーにしてみれば、開発現場を知らないSEとはご一緒したくないのが本音じゃないですかね(笑)。
開発業務や開発現場を知ることなく ”システムエンジニア”を名乗る人たちを僕はどちらかというと、「認めない」派です。
エンジニア職ですからね。
営業職でも事務職でもないわけですから(笑)。
ましてや、ブリッジSEとなると、開発がわからないんじゃ、”ただの翻訳係” になってしまうんじゃないですか?
オフショア故に、開発途上で発生するトラブルの解消に向けて、あなたがどう動けばいいかイメージしてみてください。
開発案件の業務(と専門性)を理解し、両国間の言葉を理解するだけで十分だと判断しますか?
評価・お礼
ヘブンさん
返信が早いですね。そして仕事のポイントまで詳しく説明してもらって、助かりました。
睦好 正治
経営コンサルタント
2
コーディングが理解できることは1つのポイント
こんにちは、タートルキューの睦好(むつよし)と申します。
*ブリッジSEにコーディング知識は不要か?
ブリッジSEは、何と何を橋渡し(=ブリッジ)し、調整していくのか、そこがポイントです。
コーディング体験があれば、より正確に自社のオフショアにおける生産性がどのくらいか推し量ることもできるでしょう。また、どんな言語や開発手法が適当か、最適な方法を顧客に提案することで、あらたな価値を提供できるはずです。
*中国(人)だからできること
小職、オフショアではないのですが、日本国内において、日本人・中国人・インド人の混成チームの開発現場を担当したことがあります。
開発は稼動に向けての最終のチェック段階でした。最終顧客より、画面の漢字表示について「入力欄の右端の表示がおかしい」指摘がありました。アルファベットでは発生しない、漢字を使用するシステム固有の問題でした。
そのとき「漢字表示を正常にさせたい」と、一生懸命問題解決を図ってくれた一緒に携わった中国人SEが忘れられません。
漢字を使う文化を大切にする姿勢が、それまでの、様々な、考え方や生活習慣の違いからくるコミュニケーションのズレからくる不満を吹き飛ばしてくれました。
*活躍できる人材に!
ブリッジSEは、「顧客と折衝し要件定義を行うだけ(他の前後の業務には一切手出しをしてはいけない)」といった具合に階層的な分化している企業組織はめずらしくありません。与えられた職務範囲の中でしか行動しないという文化もあります。
そうした状況で問題が発生すると、上から下(またはその逆)に人づてに情報が伝わることで、伝達は遅く情報が歪んで伝わることで、誰も正しい判断をくだせないことになりがちです。
何か問題が発生したとき、新しい事業をはじめるとき、ものごとを垂直に把握できる能力が問われると考えます。
業務知識もコーディング知識も、両方、貪欲に求める"ヘブン"さんの姿勢を応援します。
評価・お礼
ヘブンさん
現場であった例で説明してくれたし、文脈もはっきりしているので、分かりやすいです。ご返信、ありがとうございます。
(現在のポイント:-pt)
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