対象:ペットの医療・健康
犬の痴呆についての質問や回答は見つけたのですが、猫の痴呆に関して見当たらなかったので、質問させて下さい。
先日、吸入麻酔(覚醒まで20分程度)の上、胸部から腺癌を摘出した17歳の猫、雌、避妊済みです。
術後、睡眠時間が増えたように感じます。
確かに今までも・・・15歳を過ぎてから特に、良く寝るようになっていましたが、うたた寝8割、熟睡2割という感じでした。
ところが、最近、特に術後は熟睡の割合が大幅に増えたように思えます。
手術の際に、もし痴呆があれば、麻酔で強くなる場合があると言われましたが、例えば夜鳴き、粗相など、思い当たる節がなかったので、問題ないと思ってたのですが、もしかすると麻酔の影響でしょうか?
また、食欲についてですが、以前ドライを置き餌していた時は、体重3.5キロ前後で安定していたのですが、9月に入ってから置き餌をやめて、カロリー計算をしながらドライ、ウェットを使い分けて与えていますが、毎食ほぼ完食、なるべく1日の必要量・・・一応160キロカロリーと考えて、超えないようにと思っても、体重は3.9キロまで増えてしまいました。
痴呆の症状に、異常な食欲とあり、これも気になります。
痴呆になってもおかしくない年齢なのだと思いますが、もし本当に痴呆、痴呆の入り口、違うなら、痴呆の予防として何をすれば良いでしょうか?
あいりんさん ( 滋賀県 / 女性 / 37歳 )
回答:2件
痴呆
どういうことで、生活状態が変わったかは、はっきりとしたことは分かりませんが、老猫の場合、甲状腺機能亢進症があって、ワンちゃんの痴呆とよく似た症状を見せることがあります。
一度、甲状腺ホルモンを測定していただいたらどうでしょうか。 それで甲状腺機能亢進症と言うことになれば、飲み薬を飲むことで、ホルモン濃度が正常値に戻ってきます。
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RE:猫の痴呆について
猫にも認知障害症候群は報告があります。確認するするためのチェック項目は犬と同様です。
・動きが鈍くなる
・寝てばかりいる
・突然大きな声で鳴く
・人や物によくぶつかる
・昼夜の逆転
・狭いところに入りこんで、出られなくなって鳴く
・名前を呼んでも反応しない
・無関心
・排泄の失敗
・食べ物の嗜好が変わった
・食べ物を異常に欲しがる
痴呆は脳の神経細胞に老廃物となった代謝物が蓄積して進行しますが,全身の代謝,体温,麻酔などによっても進行状況が変化することは充分考えられます。ただし,全身の変化が痴呆や年齢のためだけではないのに,年齢のためとされていることも少なくありません。
今回の症状として異常な食欲とありますので,一般的なスクリーニング検査の他に,甲状腺機能亢進症のチェックが欠かせません。また,腎性高血圧,脳腫瘍などで頭痛があり,夜鳴きをしているという考えもあり血圧測定,状況により神経学的検査も必要です。繰り返し全身的な検査を受けてください。
痴呆症と限らず,高齢であればシニアー用のお食事を与える,抗酸化作用のあるサプリメントを与えるのも良いでしょう。
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