対象:お金と資産の運用
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過去のQ&Aをいくつか拝見しましたが、自身でのケースの場合のアドバイスを頂けたらと思い質問させて頂きます。よろしくお願いします。
■収入
夫 820万円(税込み)
妻 195万円(現在休業中、H22復帰予定)
子供1人(5歳)、今年の11月に第二子誕生予定
■住宅ローン
借入金額 20,000,000円
借入期間 10年固定(利率2.2%)
残返済期間 7年1ヶ月(残債14,613,472円)
800万円の現金が貯まったので一部繰上返済(700万円)を
検討しています。
1月実行で繰上返済のシミュレーションを自身でしたみました
ところ、概ね40万円から50万円の返済軽減を受けられることが
分かりました。(ローン減税考慮)
一方、残債期間の7年で繰上返済にあてようとしている資金を
複利1%程度で運用すれば返済軽減と同じ効果を得ることができ
るのではないかと考えています。
これぐらいであれば素人の私でも、ネット定期預金などで可能
ではないかと考えている次第です。
この考え方はあっているのでしょうか?
アドバイスをお願いいたします。
また、運用に関して質問ですが、FPの方に有償の資産運用の
相談をした場合、どの程度のサポート・アドバイスまで頂ける
ものなのでしょうか?
以上、よろしくお願い致します。
あさきちさん ( 大阪府 / 男性 / 36歳 )
回答:7件
繰り上げ返済すべきか、資産運用すべきか
あさきちさん
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの山口京子です。
FPに相談すると、
返済 or 運用
の「損得」だけでなく、
あさきちさん、ご家族の将来にとっては
どちらがいいかのアドバイスになります。
それは、マネープランのゴールが
住宅ローンの返済だけでなく
男性、79歳、女性、86歳の寿命まで
お金がなくならずに、生きること!だからです。
お子さん2人の教育費、老後を含めたシミュレーションに
なると言う事ですね。
私の場合、
FPの資格だけでなく
生命保険、損害保険、証券外務員の資格もありますので
例えば、定年退職まで、3%で運用して
いくら貯めればいいという目標がシミュレーションで出ると
ご希望があれば、目標に合わせた商品選びと
選んだだけでは、お金は増えませんので
途中で、見直し等も含めたアドバイスをいたします。
FPなどの専門家はこのサイトでも探せます。
地域や、必要条件を検索すると
出てきます。情報が公開されてしまうネットでのメールの
やりとりだと、相談に限界もありますので
対面で相談できると安心ですね。
このご相談が
あさきちご一家の、マネープランを考える
きっかけになりますように!「
ベイビーちゃんの安産をお祈りしております!
回答専門家
- 山口 京子
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 山口 京子
家計管理から、保険、お金をふやす運用までアドバイス。
将来が不安と思っている人は多いけれど、そのために準備をしている人は少ないのです。今だけでなくも将来も、安心して暮らせる、お金の貯め方、守り方、ふやし方をお伝えします。
住宅ローンとライフプラン
あさきちさんへ
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの上津原と申します。
住宅ローンのこと、繰り上げ返済をするか、残高をそのままにしながら運用するか、いろいろと悩まれるところです。
実際にいろいろと吟味されているのは頭が下がる思いがいたします。あれこれ考えるだけでも何もしないより大きく前進しています。
ただ、それぞれの方法には長所と短所がありますので、損得では割り切れないところがあるように思われますがいかがでしょうか。
金利の支払いの面で大きなメリットがあっても、当面の家計負担を軽くする点では全くメリットが出ない場合もあります。
長期的な安定運用について考える際に、貯蓄性のある生命保険を組み合わせた方がよい場合もあります。
繰り上げ返済は、家計の仕組みを変える大きなチャンスですので、住宅ローン以外のこともまとめて考えると効果的です。
FPによって、どこまでサポートするかは千差万別です。単発相談にとどまる方もいらっしゃれば、ご要望があれば一生でもサポートするという方もおられます。
私の場合は後者です。
お金のことだけでなく、ご家族の気持ちの変化、ご家族の夢や願いに向かっての新たなチャレンジ、キャリアパス、ワークライフバランスも全部見ていきます。
資産運用についても、運用成績だけでなく、資産運用をしている時の気持ちの変化にも踏み込んでフォローを行います。
分からないこと、気にかかること、お聞かせください。
回答専門家
- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
心とお金が豊かになるライフプランを一緒に作成しませんか。
「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
繰上げ返済
繰上げ返済は慎重に考えられた方が宜しいと思います。
まず、組まれている住宅ローン自体が非常に短期の返済と成っておりますし、丁度住宅ローン減税の期間とマッチしている様で当初のプラン自体がかなり保守的で良いものだと思います。(世帯年収に対する返済の割合等が低い-ある意味この住宅ローン自体が通常の住宅ローンの返済+繰上げ返済の組み合わせの様な状態です。多くの人が35年で借りますから…)
従いまして、更にここから繰上げ返済を追加するというのは必要無いと思います。どんな投資にもリスクがありますが、まずは定期預金等に入れられるというのは悪く無いでしょう。(300万程度の緊急で必要となる資金を普通預金等の手元に置いて)
ただ、その際に気をつけられた方が良いのはその対象が所謂「仕組み定期預金」で無い事です。仕組み預金の場合複雑なリスクが組み込まれておりますので注意が必要です。
実務の話に成りますが、住宅ローンの場合は特に一度返済繰上げ返済してしまうと同様の条件での固定金利での借上げは「ほぼ不可能」となります。繰上げ返済をする人はこの事を殆ど理解していません。
詳細は省きますが、銀行は一度減った残債以上の金額の借換には非積極的です。仮に住宅ローンの残債が500万になって、その後に追加で500万の借入をしたい時(トータルで1000万の借入)は銀行では出来ません。金利の高いノンバンク等では可能でしょうが…
急ピッチの繰上げ返済をして、次にお金を借りる際には既存借入より高い金利での借入をするという悲劇とも喜劇ともいえない状態に成ったケースも聞いております。
回答専門家
- 向井 啓和
- (東京都 / 不動産業)
- みなとアセットマネジメント株式会社
みなとアセットマネジメントの向井啓和 不動産投資のプロ
東京圏の資産価値が下がりにくい高収益物件の一棟買いなら弊社にお任せください。資金計画から損害保険まで一貫した不動産投資アドバイスを行います。また、金融機関出身の向井啓和の経験を活かし銀行からの投資用ローン融資提供します。フルローン相談
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
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複利と単利の違いもあります。
はじめまして、あさきちさん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野裕一です。
住宅ローンや資産運用には、単利と複利の知識も必要になります。
住宅ローンも複利の考え方ですし、毎月払いですと月複利となります。
運用をする場合でも単利より複利の方が運用効果が期待できますし、年複利より月複利の方が運用効果が期待できます。
仮に現在の借入額に住宅ローン控除が最大限活用されていて、実質1.2%の金利としても700万円の運用でしたら約3.4%以上の利回りが必要になります。
定期預金などでしたら単利の商品が多いので、これより高い利回りのもので対応していかなくてはならないのかと思います。
ただ繰上返済をせずに金利分を運用で生み出す事も可能だと思いますし、繰上返済で手持ち資金を少なくするより、何か合ったときの為の資金も手元に残しておく必要があります。
これは、生活費の3か月分と数年間の内に購入予定のある額があたります。
あまり節約効果ばかり考えて、実際の生活に何か合ったときに対応できなくなる事は避けた方が良いでしょうね。
FPの運用相談についてですが、FPも様々ですが、金融商品については法規制も厳しく、純粋に有償で投資のアドバイスをするには投資助言業を営んでおく必要があります。
または金融商品の取り扱いを介してアドバイスの出来るIFAという私のようなFPもいます。これは取扱商品の中からのアドバイスになりますが無償になっています。
どちらも営んでいないFPの場合は、総括的な運用の考えなどFPとしてのアドバイスは有償で行なっています。
個別商品について幅広い情報を得たいのであれば投資助言業へ、一定の商品の中からでも商品を提案してもらうのであればIFAへ、基本的な考え方についてアドバイスを受けるにはFPの相談料ということになります。
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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繰り上げ返済がより有利な投資対象です
あさきち 様
初めまして、ライフ・プランの実現と資産運用を支援するオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
繰り上げ返済と投資・運用の比較は、なさらぬようお勧めします。
投資の原則として、リスクとリターンの優劣を比べて行うものです。
借入金の返済は無リスクで、削減できる利息分が収益と看做せる有利な投資対象です。
一方投資には必ずリスクが伴います。
投資効果を計るシャープレシオ(ノーベル経済学者のシャープ氏が考案しました)では
シャープレシオ=(1.ポートフォリオの収益率-2.無リスク資産の収益率)÷ポートフォリオのリスク(標準偏差)
で現されます。数値が高いほどパフォーマンスが良いとされています。
これに当てはめますと、
複利で1%-借入金利率2.2%ですので赤字です。
7年分ではなく、当該利息の削減は繰り上げ返済を行った時点で得られる収益です。
もし、複利で3%ある運用を行いましても、無リスクの利子率2.2%を引いた0.8%ですので、運用結果はリスクに見合わないものになります。
従いまして、現在の貯蓄から生活準備資金
生活費×6ヶ月+今後1年間で計画している大口の支出(例えば家電の購入、海外旅行等)をお手元に残して、繰上げ返済に回されるようお勧めします。
上記のような投資の基礎知識と資産運用に関するアドバイスは、私の場合には下記体系で助言を行っています。
FPとしての料金体系(FP何でも相談、または金融資産運用設計プランが該当します)
http://www.officemyfp.com/planprice.htm
FPとしてはアセットアロケーションまで。
投資に関するご相談は
投資相談の流れ
http://www.officemyfp.com/shisanplan1.html
投資アドバイスに関する料金体系
http://www.officemyfp.com/planprice-2.html
補足
なお、資産運用には全資産(ローンなどの負債、不動産・商品等を含む)の運用と株式・債券・投信などの金融資産の運用があります。
また、運用に関する深さ(資産配分から銘柄選定の助言)やサポートする業務(実際に発注するまでなど)いずれをお選びになるかで料金は異なります。
小林 治行
ファイナンシャルプランナー
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繰り上げ返済を先行させる
あさきちさん、今日は。CFPの小林治行です。
1.繰上げ返済
ご質問について回答第1は、繰上げ返済を先行しなさいと言うことです。
理由は減税の住宅ローンは2.2%の固定ですね。これを一部繰上げ返済すれば、2.2%の効果が出ると言うことです。
今時、元本確保型で2.2%はそうはありませんよ。
それに銀行預金で1%金利で預けても、なかなか増えずにじれったく感じるものです。しかし、繰上げ返済すると、返済期間がグッと近づき元気がでます。(期間短縮型のばあい)
気分も金利も繰り上げ返済のほうが有利です。
2.繰上げ返済の額
800万円あるので、そのうち700万円を繰り上げに回すというのでしょうか?他に非常用の別資金があれば良いのですけど、他になければ300万円は残し普通預金にしておいて下さい。
子供もいらっしゃるのでいつ何時現金が必要になるか分かりません。
3.FPのサービス範囲
FPのサービスとしては、
1)1〜2時間程度で相談をお受けするもの。料金は1時間当たり10,000円程度でしょう。内容は貴方次第です。
2)次にキャッシュフロー分析をして、提案書を提出するもの。面談をするかどうかによりますが、3.5〜5万円くらい。40ページくらいの提案書で貴方の現状から問題点を洗い出し、対処を提案してくれます。
3)最後に年間顧問契約をして年間何回でも相談に応じてくれるケース。勿論キャッシュフロー分析を含みます。範囲は個人の家計に関わることなら殆ど全て受けてくれます。
費用は5〜10万円程度でしょう。(個人事業主は別料金になります。)
但し、他の専門家に相談しなければならないことも出てきます。例えば、税理士や弁護士。こうした時は別途となりますが、事前に了解を頂きます。
補足
家計の一環として、保険の見直しや資産運用のご提案ができるのが、ファイナンシャル・プランナーの特徴です。
ご自分のバランスシートを毎年整備しておくことも出来ますね。
ファイナンシャルプランナー
-
繰り上げ返済は慎重に
あさきちさん、はじめまして。
株式会社くらしと家計のサポートセンターです。
住宅ローンの返済期間は10年で、繰り上げ返済をすると住宅ローン控除が受けられなくなる
ということですね。
それにしても月18万円以上の返済をしながら800万円まで貯金されたとは感心します。
今700万円の繰り上げ返済をすると、利息軽減効果は115万円ほどですので、住宅ローン減税分を考慮すると4〜50万円の効果しかないということだと思います。
その場合は確かに複利で1%です。単利、年利回りは1.03%ですので、今後の金利上昇も考えると定期預金でも可能かも知れません。またはキャンペーンの優遇金利を渡り歩くということになるかもしれませんが、お考えの通りです。
住宅ローン控除がなくなることを考えると、私も繰り上げ返済はやめたほうがいいと思います。のこりが100万円というのも不安ですね。
ただし、そのうちにもっと広い家の買い替えなどがある場合は別問題ですが。
FPにご相談される場合はその資金が何のための資金かということが重要になります。
さらに言えば、お子さんの教育資金計画はどのようになっているでしょう?
退職金や企業年金はありますか?
住宅ローン返済と資産運用どちらが得か?
という問題ではなく、これから先30年40年先までの収支の予想、それにともなう貯蓄残高の推移をみて目標利回りを割り出します。
その目標利回りを達成するためのアセットクラス(資産配分)を考え最後に商品選びとなります。
IFAであれば商品選びまでお手伝いし、その後のリバランスなどもフォローします。
商品をきめればそれで終わりではありません。
当然経済状況やご家族の状況の変化に伴い見直しも必要となります。
長くお付き合いできるFPを選びましょう。
株式会社くらしと家計のサポートセンター
http://www.fpwes.com/
補足
追記です。
繰り上げ返済を運用と同列で考えないようにしたいものです。
繰り上げ返済はあくまでも借金返済で貯蓄ではありません。
運用であれば、リスクはあるとはいえ、あさきちさんのお金ですが、返済に回したお金は決して戻ってくるものではありませんよ。
(現在のポイント:-pt)
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