対象:お金と資産の運用
回答数: 2件
回答数: 7件
回答数: 1件
S銀行で、プラチナ会員を取得するために、300万円をMMFにいれましたが、利率が良くないので、ほかの投信に変えようと考えています。
*オーストラリア毎月分配ファンド
*フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド
以上2点が候補です。
収入減のため、分配型を探していますが、いかがなものでしょうか?
補足
2009/09/22 09:57迅速な回答ありがとうございました。
いつも参考にさせていただいています。
あくまでもこの金額は、余剰金で取り崩す必要のないものですが、
できれば資産を増やす方向でと考えています。
このMMFは、外貨ではありません。
今円高のため、キャピタル・ゲインと、インカム・ゲインを期待し候補にいれました。
持っているREITの投信もこの両方を兼ね備えていて、上昇中です。
もう少し、リサーチしてよく考えることにします。
hiro305さん ( 東京都 / 女性 / 50歳 )
回答:5件
上手にお金をふやすために
hiro305さんへ
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの上津原と申します。
お金をどのように運用するか、悩ましいところです。運用利回りも大事ですが、同時に利便性(すぐに引き出せるなど)も大事だからです。運用利回りと利便性との両方を兼ね備えた商品があると一番よいのですが、多くの場合、どちらかが犠牲になってしまいます。
二つのポイントでお話をします。
ひとつは、プラチナ会員を取得しようとしたきっかけです。
為替手数料の優遇や、円定期預金の高利回りなど、資産運用に直結するメリットもあるようですね。ただ、私が申すことではありますが、どちらかというと利便性を高めるサービスが多いように見受けます。
利便性のことを考えると、ある程度の預金残高、または換金性の高い投信(翌日までに換金できる)を持っておいたほうがよいのかもしれません。
二つ目は、ご検討されている投資信託についてです。
分配金は高いようですが、元本の動きも大きいようです。
ここ数ヶ月は価格変動が少なめですが、昨年の金融危機のときは大きく動いています。経済規模の小さい国の通貨、信用格付けの低い債券は、経済規模の大きい通貨、信用格付けの高い債券に比べて、価格変動が大きくなりがちです。
投資されるとしても、投資をする時期を何回かに分ける、投資をする銘柄を分散させる工夫が必要になるように思われます。プラチナ会員の基準は、時価によって決まることにも注意が必要です。
お金をふやす目的も考えながら、うまく銀行を使いたいですね。
分からないこと、気になること、お聞かせください。
回答専門家
- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
心とお金が豊かになるライフプランを一緒に作成しませんか。
「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
リスクに対する理解が必要
hiro305様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
ご相談の件、毎月分配(受取)型は、打ち出の小槌ではありませんので、運用が悪くなれば、元本を取り崩していくのと同じ状態になります。その点は、理解されていますか?
例えば、収入減で、実際にこの300万円を少しずつ取り崩していかないと、生活できないということであれば、適した選択と言えるかもしれませんが、もっと先の老後資金との兼ね合いなどもよくご検討ください。
また、お書きいただいた2つの候補は、いずれも組み入れられている債券の金利水準が高いので、魅力的に映るかもしれませんが、その分、債券の価格変動リスクも大きくなります。もちろん、為替リスクや信用リスクなどもあります。
少なくとも、債券価格が決まるメカニズムは、理解されておかれた方がよいでしょう。
なお、ご相談の背景や、どの程度の知識や経験をお持ちなのかが分かりませんので、上記アドバイスが適当でない場合もあるかと思います。
必要に応じて、特定の金融機関との雇用関係のない独立系のアドバイザーと相談しながら、ライフプランをベースに、あらゆる選択肢の中から、最適な商品をご検討されることをおすすめします。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
小林 治行
ファイナンシャルプランナー
-
検討範囲を広げる
hiro305さん、今日は。CFPの小林治行です。
ご検討中のファンドの概要を見て見ましょう。
双方とも国際債券型。貴女は、所謂底堅い運用を投資方針とされている方と推察します。
1.オーストラリア毎月分配ファンド
設立 2003.6.30
最新の基準価格 8670円
純資産総額 1,063億円
騰落率
1年 -1.99%
3年 3.92%
設定来 27.29%
現状設定レート 79.63円
加重平均利回り 6.51%
分配金 08.8より毎月70円(10,000口当たり)
現状の各国の金利比較は、オーストラリア5.16%、米国2.36%、日本0.62%です。(5年国債の利回り 09.9.9 ブルームバーグ)
コメント:今後金融市場が安定していけば、投信としても安定して行くでしょう。リスクは為替変動です。
2.フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド
米国の利率の比較的高いもの(ハイ・イールド)を選ぶ一方、格付けはBa又はBB以下の物とを対象としている投信です。
最新基準価格 6,624円
純資産相続 1,279億円
トータルリターン
3ヶ月 7.0%
6ヶ月 23%
1年 -12.7%
3年 -5%
5年 0.2%
分配金 09.2より95円分配(10,000口当たり)
コメント:当面米国の市場は不安定と予測します。95円分配も余裕の無い分配をしているとみます。
フィデリティー国際国債型でもう少し分配がよく安定しているものがあると思われますので、ご検討下さい。
結論として、前者は良いと思われますが、後者は再検討されては如何でしょうか?
注)上記コメントは私一人のコメントであり、将来を保証するものではありません。これが為に損が発生しても当方は賠償に応じません。飽くまで判断は自己責任の基でお願いします。
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
-
MMFと多分配型ファンドの比較
hiro305 様
初めまして、ライフプランの実現と資産運用をサポートするオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
hiro305様のご質問にある
収入減のため、分配型を探していますが、いかがなものでしょうか?
については、多分配型の投信は、毎月決算を行うため、ファンド内の事務経費や売買手数料も掛かりますから、その分投資効率が下がります。また、都度税金も支払いますので、税の繰り延べ効果も減じますので、効率の悪いファンドといえます。
また、毎月分配金を定額で支払いますと、購入時よりも基準価格が下がっている場合には、特別分配金として税金が掛かりません。この場合hiro305様の元本からぶんばい金が支払われる構図となり、俗に言う「蛸足の分配金」に為ります。
<利率が良くない>ことにつきましては、
この場合の利率とは、基準価格に対する分配金の額を指して居られるのでしたら,利率では有りません。分配金÷基準価格×100で現される利回りで、且つ分配金の中には当該投信が稼いだ、値上がり益と利子などの利回りも含まれますが、投資元本が払い出されている場合も有ります。
一方MMFの利回りは、分配金には元本は充当されず、利子等の利益のみで構成されています。
従いまして、本来の意味の利回りにあたります。
上記の理由で、私は多分配の投信と外貨MMF(MFも投資信託の一種です)を比べれば、外貨MMFをお勧めします。
また、ハイイールド債ファンドは投資不適格なランクの債券を集めた投信です。従いまして、リスクが高く価格の変動が大きなものです。一方、MMFは短期金融商品で運用を行うファンドですので、殆ど当該通貨では元本割れは無く、あっても数%の範囲です。
収入減を補うのであれば、MMFを数ヶ月に一度必要な額だけ売却して資金を得るか、又は毎月の分配金の額だけを売却されるようお勧めします。
補足
なお、投資信託のコストは、
買付手数料+信託報酬+信託財産留保分です。
これらを含めMMFと投資信託の比較をされるようお勧めします。
過去のデータであれば
{利益(分配金+値上がり益)―買付・売却費用}÷当初の投資金額
にて算出されます。
将来は予測でしか有りませんが、式に沿って考えるとMMFの利回りより低いファンドも多く存在します。(外貨で元本+配当金で基準価格を割ってしまうファンドは、MMFの100+利回りに負けています)
円のMMFの由、この場合は利率は低いものの為替リスクはありません。
円のMMFとの比較で利率の高いものをお考えになる場合には、個人向け国債とネット銀行の定期預金が元本保証の商品としてふさわしいのではないかと考えます。
リターンをあげる場合は、国内債券を対象とするインデックス・ファンドがあります。
外債のファンドと比較してリスクは低いものになります。
私が得ているデータでは、外国債券のリスクは10.5%に対し国内債券のリスクは3.8%です。(1970年1月から2007年12月まで)。
このため、円換算では年平均リターンは国内債券が外国債券に比べ高い数値を得ています。
長期的には為替は購買力平価に連動いたします。
過去数年間の円安局面は政策的に現出したものですので、昨年から今年に掛けて円の価格が各国通貨に対して上昇しました。このまま円の低金利が続けば、円高トレンドと思われます。
これらを考慮したうえで外国債券をお選びになられるようお勧めします。
(資産の分散は投資・運用の原則として生きていますので、外債ファンドを持つ意義はあります)
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
-
分配型だけではなく・・・
はじめまして、hiro305さん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野裕一です。
収入源を補う為に毎月分配型を選ばれるのは良いのですが、毎月分配型は運用が悪ければ基準価額が毎月分配金を出す為にどんどん下がってしまう可能性もあります。
投資額を維持するか多少でも増やしていけるように分配型と分配回数の少ないものや再投資をするものを資産配分の中の一部に取り入れると良いと思いますよ。
また外貨のものでしたら為替によってもインカムゲインが変わってきますので、その点は注意されると良いと思います。
またREITも選択肢に入れられても良いと思います。
今回の資金の300万円での投資をお考えでしたら、分散をして投資試算を減らさない工夫も必要だと思います。
(現在のポイント:2pt)
このQ&Aに類似したQ&A