対象:住宅設計・構造
家を建て替えた際、60cm程盛土をして、12cm厚コンクリートブロックで3〜4段(60〜80cm)長さ50mの土留めをしましたが、B種ブロックを使われました。基礎もT字型の垂直部分にB種を使っているようです。最頂部縦筋も横筋に緊結されていません。22坪の平屋とはいえ、北と西側は家の基礎まで1.2mしかなく、路地と隣家が迫っており、地震や水圧による倒壊が心配です。また、土留めの方が盛土より数cm高いので、少しの雨でも土留めの内側に水がたまり、いつまでも土が湿っています。1段目のブロック上部にある水抜き穴に管と袋を取り付けると、台風の後でさえ一滴も水がたまっていませんでした。前の家も塀に囲まれ水はけが悪かったので、設計事務所の勧めで暗渠排水を施工しました。土留め擁壁の水抜き穴の高さに20cm角で砕石を敷いて、穴あきのネトロン管を擁壁に沿って敷設しているだけです。勾配も取られてなく、管の末端も排水ますにはつながっていません。盛土の中にたまった水がゆっくり管に集まり、水抜き穴から抜けるとの説明でしたが、水はけの様子から、機能しているように思えません。建築を請け負った設計事務所に土留めの強度のこと、水はけの問題を提起しても、宅地に僅かに勾配をつけただけで「何かあったら損害賠償請求を。」と引渡しを強要しています。設計事務所に水はけ・土留めを改善してからの引渡しは望めないのでしょうか?相手が拒絶した場合、自分ですぐにでも補強措置を取るか、土留めを40cmにをやり変えたほうが良いのでしょうか?家への影響も心配です。大きな地震さえ起こらなければ土留めにひびや傾き等異変が生じてからのやり変えでも大丈夫でしょうか?
もとちゃんさん ( 岡山県 / 女性 / 48歳 )
回答:1件
森岡 篤
建築家
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いくつもの問題点
もとちゃんさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
ご指摘のように、いくつも不適切な事が見受けられます。
コンクリートブロック(CB)の構造は、建築学会の規準で土留めを作る場合は、40cm以下でC種防水ブロックか型枠ブロックと規定されています。
高さ2m未満の擁壁は確認申請不要のため、規準がほとんど守られていません。
擁壁には、下部に水抜きを設け、水を抜かなければいけません。
そのために、擁壁裏側は、砕石を入れ、水を流れるようにします。
水が抜けないのは、直に土を入れたのでしょう。
ネトロン管を入れるなら、末端で排水しなければ意味がありません。
> 家を建て替えた際、60cm程盛土をして
家の下を60cm土盛をしたのですか。
CB擁壁より、こちらの方が気になります。
参考にしていただけたら幸です。
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評価・お礼
もとちゃんさん
度々の回答をありがとうございます。
土留め倒壊の惧れ以上に、家の方が心配なんて・・・!!!
地盤改良どころか地盤調査さえしていません。手抜きだらけの下請けに、下請けに丸投げで自分の儲けの事しか考えていない形ばかりの建築士ですから、転圧さえもかけていないことでしょう。(砕石への転圧しか見ていません。)常に不安を抱えながら暮らしてゆかないといけないんですね。
瑕疵担保の保険には入っていません。建設工事保険で担保されるのでしょうか?設計事務所の云わんとすることは、瑕疵のある家をこのまま引き渡しするから、文句があるなら不具合が起こってから言え!ということのようです。「化学物質過敏症に対応」という宣伝に騙されてこんなところと法外な金額で契約した私が愚かだったんでしょうね。
写真と記録を残しておきます。
ご親切にご回答いただいてありがとうございました。
もとちゃんさん
b種コンクリートブロックの土留め
2009/09/30 01:14|.| 回答ありがとうございます。
|.| このような形で一応3〜5cmの砕石はありま
|.|_____ すが、水抜き穴内側に透水シートが無いため
|_|砕石| 土が砕石の間から流れ、詰まったようです。
|_|○_|
_|_|_ ところで、
|__| > 家の下を60cm土盛をしたのですか。
CB擁壁より、こちらの方が気になります。
というのは、不同沈下の惧れでしょうか?
一応ベタ基礎にはしていますが、写真で見る限り、基礎低盤部のかぶり厚が不安です。特に縦筋のがフーチング部から内側に向かって斜めに立ち上がっているところは砕石に当たっている箇所も多くあります。それとも他の不安要素ですか?
工事残金が120万円ほどあるので、何か対応または損害賠償による相殺を求められるでしょうか?
もとちゃんさん (岡山県/48歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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