対象:民事家事・生活トラブル
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7月終わりから退職勧奨を受け始め、これまで毎週一回人事からの呼び出しで執拗に退職を勧奨されてきました。昨日、6回目の勧奨を受け、再々度「勧奨は受けない」と言いましたら。このミーティングのあと即座に、社員証とビルの入館証を取り上げられ、私物をまとめて直ちに出て行くように強要され、本日から自宅待機の形をとらされています。これからも定期的に呼び出して勧奨をつづけるつもりとのことでした。追い出されても職が見つかるわけでない状況ですからよほどの好条件が出ないと勧奨は受けないつもりです。
これから先どういう展開になるのでしょうか。どの方に相談するのがベストでしょうか・
かるぱちさん ( 東京都 / 男性 / 48歳 )
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違法な退職勧奨・自宅待機命令について
かるぱちさん、こんにちは。
弁護士の水嶋一途です。
退職勧奨は、会社が従業員に対し、自主的な退職を提案する行為です。
この会社の提案を受け入れるか拒否するかは、あくまで従業員の自由な意思に委ねられます。
退職勧奨を行うこと自体は違法ではありませんが、勧奨のための手段、方法が社会的相当性を逸脱した場合には、退職強要として違法になることがあります。
かるぱちさんのケースでは、複数回執拗に勧奨を行っていることや、明確に勧奨を拒否した途端、社員証などを取り上げ、自宅待機を命じるなどしていますから、会社の行為は「退職強要」として違法と評価される可能性があります。
また、自宅待機命令については、会社の裁量権に基づく業務命令として命じること自体は可能ですが、
1.従業員が就労することについて特段の利益がある場合には許されず、
また、
2.自宅待機命令自体に正当な理由がないときは、会社の裁量権の逸脱として違法と判断されることになります。
かるぱちさんのケースでは、会社が自宅待機を命じた目的は、「退職勧奨」を受け入れさせる手段であることが明らかなように思われます。
したがって、会社の自宅待機命令は裁量権逸脱として違法とされる可能性があります。
退職問題については、往々にして従業員は弱い立場に置かれがちですので、
お早めに弁護士に相談されて自己の立場を守ることをお考えになられたほうがよろしいでしょう。
少しでもかるぱちさんのご参考になれば幸いです。
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- 水嶋 一途
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