対象:住宅設計・構造
回答:4件
仕上げ材の厚みと塗装の確認を
はじめまして。メリット結構あると思います。
合板フローリングでの価格差の要因は下地合板のことから仕上げの塗装まで、結構あるのですが、みどちゃんさんのお尋ねに関して、考えていただきたい数点をお伝えします。
合板フローリングの仕上げ(表面の貼り材と仕上塗装)にご注意ください。
合板フローリングの木目をつくる張り材ですが、これには、紙のプリントや実物の板などがあり、板も厚みが、紙並みの厚さから、3mm、5mmと厚めのものまであります。安価なものは、紙また紙のように薄い板のものです。
それだけ薄いと、何かで床をひきずったら、すぐに傷つき、下地のベニヤが見えてしまいます。そこで傷つかないようにカバーしているものが、塗装の強さです。ですから、強い塗装のフローリングの方が少し高価になっています。
合板フローリングで、僕がよくお勧めするのは張り板の1mm以上のものです。ダイニングチェアーの引きずりや、引っ掻きに強い塗装でも落下物には弱いものですから、傷ついた時に、すぐベニヤが見えるのは避けたいとお話しします。できれば厚みが3mmあると良いのですが、一般メーカーさんには安価の物がないかもしれません。
また、5mmあれば(3mmでもまあ)、無垢のような感覚で、塗装も、木の肌触りの感じられる自然塗料が選択できると思います。
ぜひ、性能以外にも、風合いなどを実物サンプルをもらって、ご検討ください。
評価・お礼
みどちゃんさん
ご回答有難うございます。
張り板の厚さと塗装の強さですね。とてもよく分かりました。
推奨していただいたレベルのものが、実際に採用できるかは?なところもありますが、ポイントを明確にしていただけたので、その方向性をもって検討したいと思います。
回答専門家
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合板フローリングについて
想設計工房の小島です。
知人の方が、お話されているように床の材料は常に体が触れているところですし、傷もつきやすいところなので、良い物を使った方が良いと思います。
私のお勧めは、やはり無垢のフローリングです。
合板のフローリングは、合板の上に薄いもので0.6mm、厚いものでも1.2mmほどの単板と呼ばれる化粧板を張ったものです。普通の塗装ですと、傷が付いた時に、下地の合板が見えてしまうので、傷の付きにくい、硬い塗装の幕を作っています。
硬い幕を作ると言うことは、見た目は木ですが、表面は樹脂で覆われていると言うことになります。
出来れば、無垢のフローリングで、通気性の有る、自然塗料を塗ったものをお勧めします。木の手触りがしますし、耐久性も、合板とは比較にならないので、多少コストがかかっても、長い目で見れば得だと思います。
無垢のフローリングは、15年20年たって、汚れがひどくなっても、表面を削って、塗装しなおせば、新品同様になります。
最近では、無垢のフローリングも、ずいぶん安くてよいものが出ていて、合板フローリングと比べて、材料単価は、それほど高くははありません。但し、張るときの大工さんの手間がかかるので、施工費は高くなります。
住宅メーカーですと、使える製品に制限があるのかもしれませんが、一度相談してみてはいかがでしょうか。
評価・お礼
みどちゃんさん
ご回答有難うございます。
やはり無垢はいいのですね。通気性のある材料と言われると心が動きます。
安くてよいものが…とのことですのでメーカーにも相談してみます。
ただ、施工手間がかかるのは、かなり厳しそうですが。
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具体的に考えてみると・・・
みどちゃんさんへ
こんにちは。広島在住の建築家八納といいます。
フローリングの件、悩ましいところですよね。
例えば、30坪の家の場合、100?くらいの
床を考えてみると、例えば平米単価が1000円
上がっても、10万円くらいのコストUPです。
2000円UPで20万円。
長い将来をみてこれだけの金額が投資できるなら
床のクオリティを高めるのはいい投資だと思いますよ。
ただ、ハウスメーカーさんの場合は、無垢などを
使うと、のちのりクレームが出たりすることを
嫌がる場合がありますので、自己責任ですすめる
必要があるかも知れません。
ちなみに私は、ムクのメープルを使うことが
多いですね。硬くて傷もつきにくく、浸透系
の塗装をすれば、木肌の感触もいいですよ。
ムクのパインなどは比較的安価ですが、柔らかい
分、傷もつきやすいです。でも肌触りはとても
いいです。気持ちいいですよ^^
あと、床の色ですが、濃い色が好みなんですね。
1つ気をつけられたらいいのが、埃です。
床が濃いと結構目立ちます。
参考になれば。
八納啓造
評価・お礼
みどちゃんさん
ご回答有難うございます。
しばらくサイトを見ていなかったので評価が遅くなってしまいました。
現在、ハウスメーカーには2つの見積依頼をしています。
? 合板フロアで厚単板使用のグレードUP品へ変更
? 無垢材(ナラ材)使用へ変更
?の場合は若干好みの色からは離れるのですが、無垢材として選択出来そうなものが限られるので...。
ただし、施工費を考えると予算オーバーとなりそうな感じです。悩ましいところです。
埃…ご注意有難うございます。これは掃除を徹底するより他ありませんね。
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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森岡 篤
建築家
2
合板、無垢、集成材
パルティータ建築工房の森岡です。
他の方が言われているように、表面単板の厚みは厚い方が良く、又、全体の厚みは12mmと15mmがありますが、厚い方が良いです。
通常の合板製品は、板の巾は10cm前後に見えても、製品の巾は30cm巾で、貼るとわかってしまいます。
だから、貼り手間が安いのですが。
無垢の場合、巾は見える巾通りで、質感は高いなりのことはあると思います。
塗装製品と無塗装製品がありますが、無塗装製品に現場でリボスやオスモなどの塗装をする方が味わいがあります。
残念ながら、「良い」という程、価格は高くなっています。
安い無垢材を検討するとき注意することは、乾燥が不十分だと、冬乾燥時に目地が大きく空くことがあることです。
合板と無垢の間に、集成材の製品があります。好みによりますが性質は無垢に近く、無垢より安価です。
変形は無垢より少ないので使いやすいです。
フローリングは、2階の床にも使うのでしょうか。
木造で音に対し何も考慮せず、2階床にフローリングを直に貼る場合、上の生活音が下に結構伝わります。
特に、物を落としたり、子供が走ったりする音(直接伝搬音という)は、伝わりやすいです。
これを防ぐための、フローリング裏に緩衝材を貼った製品がありますが、歩くとブヨブヨ感があります。
参考まで
評価・お礼
みどちゃんさん
ご回答有難うございます。
質と価格は比例するということですね。無垢材の良さをこうして教えていただくと、コストを無視してでも…と思ってしまいます。
『集成材』...またひとつ悩みのタネが増えました。(笑)
2階にもフローリング使用の予定です。
遮音シートを用います。
幸い、階下に老人の部屋がある、というようなこともないので、ある程度は仕方ないとは思ってますが。
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