対象:住宅賃貸
工場を所有し、賃貸で法人へ借りていただいていましたが、退去され現在は不動産業者へ依頼しテナントを募集しています。
この度、不動産業者よりテナントの紹介を受けました。
大手の法人であり、テナントとしては申し分ないと思います。
ただ、私の工場は鉄骨造高床式平家建で、一階が駐車スペースとなっており、テナントさんのご希望と相違する問題があります。
ご希望に沿う為には、1階部分を倉庫使用に改修する必要が発生します。
改修の費用を業者に見積を依頼したところ、約500万円程の工事となるようです。費用は私が負担する事が条件です。
現在、月額60万円で募集をしており、この改修工事の費用負担に伴い賃料や敷金(保証金)また中途解約の際の違約金等を改に設定する必要があります。
どの様な契約方法がベターな契約でしょうか?
教えていただければと思います。
今の私が考えている契約内容は下記の通りです。
賃料:10万円UPの月額70万円(税別)
敷金:賃料の6か月分 420万円
解約時の敷金返還の特約として
1年未満の解約の場合 敷金の100%を解約違約金とする
1年以上2年未満の場合 敷金の80%を解約違約金とする
2年以上3年未満の場合 敷金の60%を解約違約金とする
3年以上4年未満の場合 敷金の40%を解約違約金とする
4年以上5年未満の場合 敷金の20%を解約違約金とする
5年以上の場合 敷金は全額返還する(但し、債務の相殺はあり)
先方の要望は普通賃貸借契約(2年毎の自動更新)です。
お知恵を拝借させていただければと思います。
ホームアシストさん ( 広島県 / 男性 / 43歳 )
回答:1件
いいと思います。
金額は相場や立場によって変わりますが、借主のオーダーでコストをかけて貸す以上、短期解約時に備える考え方は正解です。
最初に建設協力金として500万円を借主から受領できればいいのですが・・・。
あえて言うと、
契約が2年契約なので、2年の契約満了時に更新しない場合、「解約違約金」という名目ではしっくりこないかもしれません。
なので「更新をしない場合には乙(借主)は乙が指定した本件建物1階部分の建設協力金として、金・・・円を甲に支払うものとする。甲は建設協力金を保証金より差し引くことができるものとする」というのもありかなと思います。
補足
5年定期借家の契約が結べれば、年毎の違約金でいいと思います。
ただ大手法人は、貸主が有利になる定期借家契約を嫌う傾向にあるので、普通賃貸借をリクエストしてくる可能性はあります。
また何かありましたらお気軽にご質問ください。
評価・お礼
ホームアシストさん
大変有意義なご回答を頂き、誠に有難う御座います。
ご指摘の通り、私も2年契約と2年目以降の解約金で矛盾を感じ、どの様な言い回しにするのが良いか悩んでおりました。
相手方が、5年の定借契約を飲んでいただければ、この方式を採用する事は正解なのですが?
「更新をしない場合には乙(借主)は乙が指定した本件建物1階部分の建設協力金として、金・・・円を甲に支払うものとする。甲は建設協力金を保証金より差し引くことができるものとする」と特約を入れるように折衝してみたいと思います。
今後とも何か分からない事がありましたら、ご教授下さい。
宜しくお願いいたします。
回答専門家
- 大槻 圭将
- (東京都 / 不動産業 不動産コンサルタント)
- 株式会社ノースエステート 代表取締役
運用は慎重に。同じ心の温度で長期的ビジョンをお手伝いします。
顧客の代理人として、目先の利益に走らない不動産エージェントでありたいと考えています。仮に自社利益が減る提案でも、それが顧客にとってベストならプライドを持って提案したい、それが長いお付き合いになり、私共とお客様の発展に繋がると考えています。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング