繰上げ返済（期間短縮）のシステムについて

こんにちは。
株式会社FPソリューションの辻畑と申します。

繰り上げ返済(期間短縮)は返済表の残高を見ると何回短縮するのかがわかります。
見方は、残高から繰り上げ返済予定額を引いた額の近いところを探します。その額のところまで回数が飛びます。
例えば、残高3000万円で100万円繰り上げ返済した場合には2900万円に近いところまで回数が短縮されます。

cinnamon214さんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。

『とのように繰り上げしたら効率よく短縮できるでしょうか。』につきまして、融資先の金融機関から発行されている返済予定表をご確認していただくと毎月の返済額につきまして、実際の返済額以外にもその内訳として、借り入れ元本部分とローン利息部分に分けて記載されています。

そして、繰り上げ返済を行った場合、繰り上げ返済資金は原則的には借り入れ元本にのみ充当されそれに対応するローン利息をそっくりそのまま差し引くことができます。

例えば、毎月50,000円を返済していて、その内訳は借り入れ元本が20,000円、ローン利息が30,000円とした場合、20,000円の繰り上げ返済を行うことで、1ヶ月分の借り入れ元本だけではなく、合わせて支払う予定のローン利息30,000円を支払わないで済むことになります。

よって、返済予定表の借り入れ元本部分に繰り上げ返済資金を入れていただくことで、何ヶ月の期間短縮ができたのかが分かります。

また、返済予定表をご確認していただくとお分かりいただけますが、返済当初は毎月の返済額に占めるローン利息の割合が高くなっていますので、繰り上げ返済の効果を高めるためには、返済当初になるべく繰り上げ返済を行っていただくことをおすすめします。

以上、ご参考にしていただけますと幸です、
リアルビジョン 渡辺行雄

cinnamon214様へ

はじめまして、FP事務所アクトの山中と申します。
今回、cinnamon214様からのご質問につきましてお応えさせていただきます。
下記をご参考にされてはいかがでしょうか。

(ご参考)

1.住宅ローンの返済明細表の毎月の返済元金に注目されてください。

住宅ローン3,270万円、金利5%(審査金利)、返済期間35年(420回)、元利均等返済方式

回目 元金 利息 元利合計 残高
1 28,782円 136,250円 165,032円 32,671,218円
2 28,902 136,130 165,032 32,642,316
3 29,023 136,009 165,032 32,613,293
4 29,144 135,888 165,032 32,584,149
5 29,265 135,707 165,032 32,554,884

2.上記のように元利合計は同額でも毎月の元金が逓増していくことが分かると思います。

3.つまり、元金が少ない内に一部繰上げ返済を早期で実行されることで、節減利息の効果が大きくなると考えます。

4.それにはコツコツと繰上げ返済をするより、纏めた金額(例えば100万円単位)で行うことで証明されると考えます。

以上