私とうつ病を抱えている友人は大学生です。
彼女のうつ病は、今年のだいたい5月くらいから発症したように思います。
病院では軽いうつ病と診断されたようです。
私たちの大学は、教育関係のため、出欠席に厳しくほとんどが必修科目です。彼女は5月くらいから休みがちであったため、出欠席にもう後がなく、また今は試験シーズンなので試験も受けないと単位が取れない状態です。
彼女自身は、休学はせず通いたいという思いが強いみたいです。なので留年しないためにも「この授業はもう後がないよ」や「教授に頼んだら再試してくれるって。」といったメールを送るのですが、そういったことが彼女に負担になっている気がしています。でも伝えるべきことではあるのでどうしたらいいのか悩んでいます。
今、彼女との接点は学校へ来ない限りはメールのみです。またほとんど返信はありません。彼女とのご両親とも面識はありません。
りんたさん ( 東京都 / 女性 / 20歳 )
回答:1件
単位や試験の話は教務に任せ友人としての温かい交流を
うつ病にかかってしまった大学の友人が授業などを休みがちになり、試験や単位の取得を心配されているようです。机を並べる友人の病状を気遣う一方、進級などに支障が出ないかどうか気がかりという、ジレンマをお感じになっているのがわかります。
確かに友人としては、授業への出席が足りなくなってくれば「何とか頑張って出席して」と励ましたくなるものです。しかし学校での諸活動や人間関係などがうつ病の原因の一つである場合、授業への出席や試験そのものが大きいストレスとなり、回復を遅らせてしまう可能性があります。
病状の重さにもよりますが、場合によっては休学などの措置が必要になるケースもあります。その判断は本人、両親、教務担当者、主治医、学校医などが協議して決めることで、友人には残念ながら大きな決定権はありません。
友人のあなたとしては、うつ病の友人にストレスとなりかねない取得単位や試験の話は、現時点ではあまりしない方が無難かと考えられます。どうしても伝えなければならない場合には、教務担当者などと相談しながらの方がよいでしょう。
一方で、友人としての交流は保っておきたいところです。メールだけではコミュニケーションとして片手落ちになりやすいので、可能ならば電話や直接会ってお話するのがベストです。話題として学業の話は極力避け、趣味やスポーツなど、その他のお話をしましょう。
ただ、相手から全く返事や反応がないようならば、現時点では会いたくないのかも知れません。その場合は無理に会おうとせず、近況報告だけに留めておいた方がよさそうです。友人として気遣っていることだけは伝えておきたいものです。
もし会うチャンスがあれば、何かご馳走してあげて下さい。それも甘いお菓子などではなく、野菜、果物などの豊富な栄養価の高いものです。うつ病の人には意外と効果があります。また一緒に温泉などに行き、体を温めることもうつ病には有効性があります。
回答専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
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