対象:生命保険・医療保険
回答数: 4件
回答数: 3件
回答数: 9件
34歳男性、妻(33歳)・子供(2歳)の3人暮らしです。子供はもう一人考えています。
解約返戻金を目的とした外貨終身保険に興味があります。
(死亡整理資金としての終身保険には、ソニー生命の変額終身を充てています。)
ただ、既に、外債・外国株式・エマージング株式の投信積立てを行っており、USD、EUR、AUDのMMFを保有しているので、更に外貨終身など行う必要などないのでしょうか?
(全資産に対するリスク資産の比率は60%で、その内、外貨比率は30%程度です。)
単に考え方だけの問題だとは思いますが、投信と違い、保険には税制などで有利な面もあるので、一部を保険で運用しても良いのでは?とも思い・・・、また、外貨終身ならば割安で死亡保障が得られるのも魅力なので、悩んでいます。
専門家の方々は、どのようにお考えか、アドバイス頂けたら幸いです。
(また、外貨終身の落とし穴みたいなものは無いでしょうか?)
ちなみに、解約返戻金の使途ですが、子供の教育資金です。
ただ、主に積立利率変動型終身保険(1.75%以上)で賄っている子供の教育資金のプラスαとして、「増えたら、より親の負担が減らせる」という意味合いで考えており、全てをこれで賄おうとは考えていません。
(教育資金なので、たった10〜15年満期で、今後の利回りが為替リスクを少しでも和らげられられるか不安ですが・・・。となると、USD/AUDの選択も気になります。)
もし、外貨終身を始める場合は、死亡時の生活保障として考えている逓減定期保険の一部を、外貨終身に充てようと思っています。
NAKOさん ( 長野県 / 男性 / 34歳 )
回答:4件
敢えてドル建て終身に加入する理由が見つからない
KMSさん、こんにちは。総合保険代理店ファイナンシャルアソシエイツを経営するCFPで証券外務員の藤井です。
KMSさんのように、リスクをしっかり認識し、実際に外貨建て商品にも積極的に投資してる人はまれなので感心しています。
さて、現状をお聞きする限り、ここで敢えてドル建ての生命保険に加入する必要はないのではないでしょうか。
保障を+αでお考えであれば良いのですが、そうではなく、今の逓減定期保険を取り崩して、新たに終身保険に加入すべき明確な理由が見つかりません。やはりここは、保障は保障、資金運用は資金運用として考えた方が、資金の柔軟性も保てると思います。
例えば、ドルのMMFの利率と、ドル建て終身保険の予定利率を比較した場合、後者のほうがずっと高いというならば保険商品を選択する理由もあるでしょう。しかし、そうしたことは考えにくいです。
また、生命保険の場合、契約時に結構な金額の販売コストが掛かっているため(これは大方の投信も似たようなもの)、万一、途中で解約を余儀なくされた場合は、資金が目減りしてしまうリスクがあります。
生命保険を販売する側からすれば、KMSさんのような人には是非ドル建て商品を売りたいのですが、逆に買う側に立って考えると、購入を決断するだけのはっきりとした理由が見つかりません。
私がKMSさんならば、今回のような状況でドル建て終身は買いません。
以上、ひとつの意見として参考にしてください。
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
記事制作に関するご相談
ドル建て終身について
こんにちは。
株式会社FPソリューションの辻畑と申します。
保険機能がいらないのであればドル建て終身に加入する必要はないです。
保険機能がついている分、貯蓄としては劣ります。
預貯金以外の運用もされていますので、保険は保険、貯蓄は貯蓄と分けて考えたほうがいいでしょう。
回答専門家
- 辻畑 憲男
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 株式会社FPソリューション
住宅と保険。自らの経験を活かしたライフプランをご提案します
「豊かに楽しく暮らす」をテーマに、夢、ライフプランを考えながら、お金のみならず人生全般の応援をしていきたいと考えています。一生に一度の人生です。常に楽しく暮らして行きたいものですね。そんなことを考えながら皆様とお付き合いしていきます。
辻畑 憲男が提供する商品・サービス
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
-
リスクに関して認識されていますね。
はじめまして、KMSさん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野裕一です。
既に資産運用もされており、為替リスクについても認識があるようですね。
教育費のプラスアルファと終身保障とを考えておられますが、保険商品で運用をする場合には保障がついているので、実際に運用に回るの額は少ないですね。
現在の教育費として考えられている利率変動型終身保険でも予定利率1.75%の保障でも、これは保険料に対しての利率ではなく、運用に回っている資金への予定利率です。
保険料が1万円としても、運用に回っている資金が5000円ですと実質0.875%になってしまいます。
これに為替リスクが付いたとしたら、果たして有効な運用方法でしょうか。
既に運用をされており、リスクに対しても認識されていますので、教育費などはリスクを軽減した運用方法で準備されても良いでしょうね。
遺族への保障に対しても収入保障保険のような逓減する保険で準備されて、運用は運用目的の商品で運用されると良いと思います。
笹島 隆博
医療経営コンサルタント
-
リスクは・・・
換金時の為替変動によるリスクだけですが、
毎月保険料を分割払いするドル建て終身保険では、
折角の米ドルの高い運用率が分散してしまい、
資産の倍増率が高くありませんので、
長期間の資産形成に外貨建ての保険をお考えなら、
毎月5万円から10万円を銀行や信用金庫で貯蓄して、
3年後に180万円から360万円にしてから、
一時払いの外貨建て年金にした方がいいですね。
一時払いなら高い運用率が直接原本に跳ね返ります。
外貨の種類はユーロ、米ドル、豪ドルの3種類。
現在豪ドルの一番運用がいいようです。
ただしこの商品も換金時の為替変動によるリスクが
発生しますのでご注意下さい。
結論、外貨運用はお金を貯めてからやりましょう。
NAKOさん
ありがとうございます!
2009/07/19 17:15藤井様
早速のお返事ありがとうございました!
はっきりとしたご回答、感謝いたします。
MMFのような短期債では、長期保有するのはもったいないし、為替リスクを抱え込むと思い、外貨終身や10年債などにスイッチすることを考えてたのですが、終身保険の方が高利回りになることは考えにくいのですね。それは知りませんでした!
やはり、教育資金は積立利率変動型のみで、死亡保障と平行させていた方が無駄が少ないと言ったところでしょうか。
NAKOさん (長野県/34歳/男性)
NAKOさん
はっきりとしたご回答、ありがとうございます。
2009/07/19 17:20辻畑様
ご回答、ありがとうございます。
やはり、保険は保険、貯蓄は貯蓄と切り分けた方が良いのですね。
一応、理解しているつもりなのですが、このように、運用商品が氾濫していると、つい、他のものが気になってしまいます。
さて、保険機能が必要ないのであれば、ドル終身などを利用せず、単に10年債などを購入してホールドしておけば良いだけのことと考えてよろしいでしょうか?
NAKOさん (長野県/34歳/男性)
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A