私の彼について質問させて下さい。
2008年12月に職場で異動した事をきっかけに発症、2009年1月に隣人トラブルを起こす、2009年3月に引越、2009年5月に不眠・幻聴・妄想で悩み心療内科を受診
診療内科では「監視されている」「命令や話し声が聞こえる」等の症状から統合失調症と診断され、抗精神病薬を一日一錠処方されました。
薬物治療が始まると、徐々に不眠から寝ても寝ても眠たいという状態に変わっていき、また幻聴が聞こえなくなった事から精神的に安定していきました。(元気を取り戻したように見え、内心安心していました。)
ところが1ヶ月程経つと、記憶力の低下が目立ち始め仕事が覚えられなくなり、特に新しい業務に支障をきたすようになりました。
今では、以前簡単に出来ていた事が出来ず完全に自信を無くし、本当に病気が治るのか不安で再び幻聴が聞こえ始め、自殺願望が強くなってしまい、一日一日目が離せません。
「会社に行っても仕事が出来ない」「みんなに迷惑をかけたくない」「休養を取りたい」「でもクビになりたくない」等矛盾や混乱した考えから抜け出せない状態で…心療内科の先生に「休暇が取れるよう診断書を書いて欲しい」と頼んだようですが、「まだ様子をみましょう」と言われたそうです。
現在通院は一ヶ月に一度ですが、自分で自分の症状を上手く説明する事が困難な状態で、先生にきちんと伝わっているのか、本当に様子をみていて大丈夫か私は心配です。
今彼はどんな状態なのでしょうか?
また、異動前の部署の仕事ならこなせるかも知れないという期待から、そのように会社にお願い出来ないかと考えたり、少しの休養で症状が改善される見込みがあるなら、休暇を取れるように出来ないかと考えたり…どうにか仕事を失わずに済む解決策が無いかと悩んでいます。
こちらで何かアドバイス頂けたら幸いです。よろしくお願い致します。
ROSEさん ( 福岡県 / 女性 / 34歳 )
回答:1件
休業または業務軽減が必要か・食生活等の点検・改善を
不眠・幻聴・妄想など統合失調症に典型的な症状が再増悪し、日常生活や業務に支障を来たしている一方、休養は取りたいが仕事は失いたくない、というジレンマをお持ちの様子です。
職場の異動を契機に発症したとすると、新しい職場の環境や人間関係などがストレスとなった可能性が高いので、元の職場に戻すか、一定期間の休業または業務軽減などの措置が検討されることになります。
しかし統合失調症を含む精神疾患の患者によくある傾向として、家庭環境の問題や、食事・栄養バランスの乱れ、低体温などが背景として存在し、それを放置すれば治療に支障をきたすという現実があります。
すなわちそのような基礎条件に問題があり、それを点検・改善せずに放置した場合、業務軽減や休業→復職のプロセスを含む治療や取り組みが難航し、抜本的に状況が改善しない可能性が高くなります。
従って、病院での治療と並行して食生活や栄養バランス、低体温の改善などに取り組むべきですが、日常の食事内容やお風呂などの習慣はどうでしょうか。これまで何回となく、Q&Aやコラムなどで記述してきましたので、参照してください。
具体的には、砂糖や甘いものの摂りすぎは反応性低血糖、野菜・果物の不足はビタミン・ミネラル不足、肉食の極端な忌避はアミノ酸不足から神経伝達物質の不足をそれぞれ招き、神経機能を著しく低下させ、病状を悪化させます。
日常の食事では、充分量の野菜、果物、豆類、海藻と適度の肉、魚を摂取し、ご飯は可能ならば玄米か五穀米入りにします。その一方で甘いものや冷たいもの、加工食品、カフェイン、アルコール類は制限します。
またお風呂は38〜39℃の温めの湯に10〜20分、ゆったりと半身浴で浸かります。また状況が許せば、適度な運動を心がけます。
これらの取り組みでも充分な改善がなければ、有効性の高い安全なサプリメントを飲んだり、低放射線ホルミシス療法を行なうのも選択肢の一つです。
回答専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
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病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
(現在のポイント:-pt)
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