４ミリの歯周ポケットについて

こんにちは。むつみデンタルクリニックの倉田です。

4mmのポケットでも、歯ブラシの毛先がポケット底に届かないため、抵抗力が落ちた時などは炎症が起こりますよ。
歯周病の程度としては軽度ですが、咬み合わせが強い場合ですと炎症がさらにおきやすくなります。
食いしばりや歯ぎしりがあるようですので、調整が必要かもしれません。

歯間は非常に磨き残しやすい箇所です。歯間ブラシを入れて出血する場合でも、痛みがなければどんどん血を出してください。そうすることにより歯ぐきが引き締まり、炎症が起こりにくくなります。
そうなると現在のような丸い歯茎でなく、とがった三角になりますよ。

くれぐれも力を入れないように、軽く、時間をかけて磨くようにしてください。また、健診の間隔を少し狭め、ブラッシング指導を受けるようにしていただくといいでしょう。

千葉県松戸市 歯科 むつみデンタルクリニック

歯HOO!ブログ〜松戸市の歯医者さん〜

こんにちは,東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.

全身疾患などが考えられない場合,4ミリのポケットからの出血は歯周病の状態であると考えます.
歯周病の原因は,歯肉ポケット内に浮遊する細菌と歯根表面に細菌が付着しバイオフィルムと言う細菌の膜をつくり,慢性的に毒やタンパク質を破壊する事で炎症が持続します.

したがって,歯周ポケット内の細菌を除去しなければ歯周病(歯肉からの出血)は改善しません.
浮遊している細菌は,ブラッシングや洗浄で洗い流せますが歯根表面に付着したバイオフィルムは主に歯石とともに歯根表面に強固に付着しているため洗い流す事は出来ません.

バイオフィルムと歯石を物理的に除去するためにはスケーラーと言う器械を使用して除去しなければならないのですが,盲目的な処置によるため術者により治療結果に差があらわられます.

4ミリのポケットは歯周病として充分にコントロールできる範囲ですので,インターネットで歯周病に強いとしている歯科医院を探して相談される事をお勧めします.

なお,かみ合わせが直接の原因で歯肉から出血を起こす事はありませんが,かみ合わせが悪く歯周病の歯に強い力が加わる事で炎症の改善が遅れる場合や歯が重なっていたり傾斜している事でバイオフィルムや歯石が除去できない状況になり歯周病の改善が遅れる事はあります.

バイオフィルムは1度取り除いても必ず再度付着しますので,2度と治療が必要なくなる病気ではありません.現在の症状が改善した後に定期的なメンテナンス(バイオフィルムの定期的な破壊)により歯周病をコントロールして進行させない,または遅らせる事は可能です.
従いまして,メンテナンスを継続的に可能な歯科医院で治療を受ける事をお勧めします.

参考ホームページ→http://www.sat-iso.net/shisyu/index.html

はじめまして。歯科医師の小川です。
歯肉の痛みと出血がだいぶ長く続いているようですね。定期的に歯のお掃除もしておられるということですと、そこまで頻繁に歯肉の痛みや出血が起こるということは、もしかしたら歯周病の状態だけではなく、ほかにも原因があるかもしれません。

ちなみに、4ミリの歯周病で痛みが重度に起こることは通常はありませんが、場合によってはポケットの深さに関係なく痛みや出血が起こることがあります。

他医院で言われたように、噛み合わせの問題で歯や歯周組織が損傷を受けて歯肉の症状を起こすこともあります。その場合は噛み合わせの調整やマウスピースの装着、消炎剤の内服などで症状が落ち着いてきます。

あとは、歯の破折や分岐部病変、根の炎症など、歯自体に原因があると、部分的に骨の吸収が起こり出血や痛みが続く場合があります。

または、歯と歯の間がわずかに隙間があいていて、そこへ食物が挟まって歯肉が圧迫される状態になっていると、痛みや出血が続いたりします。

歯肉の出血や痛みは、様々な要因が複雑に合わさって起こることが多いです。

レントゲンや視診で、原因を究明し、悪影響を及ぼしているであろう部分をひとつひとつ治していかれることが症状改善につながりますので、先生とあざらしあざさんの双方で治療に取り組んでいかれるといいと思います。

はじめまして長崎の堀内と申します。
お問い合わせの件ですが、4ミリの歯周ポケットで出血が止まらないということですね。
お休みになるときはマウスピースをして休まれているとのこと。また右下の7番を抜歯されているということですね。

4ミリの歯周ポケットは軽度の歯周病と通常は判断しますが、出血が続いておられるということは、おそらく咬みあわせの問題が大きく関与している可能性が大きいでしょうね。右下の7番を抜歯されたということからもなんらかの問題があることが伺えます。

歯周病は、歯周病菌が関与しているのは間違いありませんが、歯周病菌がお口にあっても骨が急激に破壊されるわけではありません。咬みしめの力など通常では考えられないような力がかかっている場合に歯周病菌によって骨の破壊が進んでしまいます。

もうひとつお休みの際にマウスピースをしておられるとのことですが、マウスピースについてもあっていないのかもしれません。咬みあわせの運動のタイプは個人によって違いますのでその方、その方で顎の運動のタイプによってマウスピースはタイプを変える必要があります。

右下の7番を抜歯されてから咬みあわせがしっくりこないということを踏まえてみますと夜間も含めて噛みしめをしておられる可能性がありますね。

あざらしあざさん こんにちは。

歯科医師の金田 竜典です。

出血の状態は見ていないので、わかりませんが4mmではあまり出血はしません。
もしかしたら全身的な出血性の疾患の疑いもありますので、一度市民病院等の口腔外科で受診されることをおすすめします。

あざらしあざ様、はじめまして。葛西駅前歯科の福島一隆です。

私はインプラントの治療をメインに行っていますが、ベースの部分は歯周病治療にあります。
歯茎から出欠があるということは、その場所に「炎症の原因がある」ということです。その原因を除去すれば状態は改善します。

出血がほとんど全ての歯茎か、一部の歯茎にだけ存在するのかによって治療法は違いますが、文脈から想像すると、おそらく一部分だけの歯茎だと思いますので、その対処法を説明します。

歯周病の方に行う手術には、いろいろな手法が存在しますが、今回はオープンキュレッタージという歯石除去を目的に行う手術が適応になりそうです。1〜2歯ぐらいでしたら数十分で終わり、それほど、腫れたりする手術ではありませんので、ご安心ください。