対象:リフォーム・増改築
先週の日曜日に、グルニエの床と2階天井裏との20センチくらいの隙間に何も断熱材が入っていない(手抜き工事?)ので、ホームセンターで密度10Kのグラスウールの断熱材を買ってきて、グルニエの下に敷きこみました。これでクローゼットから頭がくらくらするほどの熱気が降りて来るのをいくらか防げるかと期待しています。
(家は横浜市にあり、在来工法の木造モルタルで、グルニエには小さな窓と反対側に換気扇を付けて天井裏を通り反対側の切り妻の壁から換気扇で排気しています。)
しかし、グルニエの壁の外側(石膏ボード)には何も断熱材がありません。壁からの熱を防がないとグルニエの熱気がグルニエへの格納階段を通して降りて来るんじゃないかと危ぶんでいます。そこで、今度の週末はグルニエの壁に何か断熱材をと考えています。
どんな方法が良いか、教えてください。
今考えているのは、1センチの厚さの発泡スチロールを石膏ボードに貼る、サニーライトを石膏ボードに貼る、密度30Kくらいのグラスウールを石膏ボードに貼る、などですが、石膏ボードの壁にはどんな処理が有効でしょうか。
サニーライトとか30Kのグラスウール(両方とも手にした事が無く質量感がわかりません)とかを接着剤で石膏ボードに貼ったら剥がれることはありますか。
素人にGOODなアドバイスをお願いします。
ハリー2さん ( 神奈川県 / 男性 / 76歳 )
回答:1件
森岡 篤
建築家
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断熱は連続させる
ハリー2さんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
ご質問の文面から、家の形が良くわからないのですが、2階の天井裏の一部に、閉じた空間のグルニエがあるということでしょうか。
そのように仮定して書きますね。
家の断熱の考え方は、屋根・外壁の建物の外側でスッポリと切れ目無く、断熱層で覆うことです。
普通は、充填断熱と言って、木骨組の間にグラスウール等の断熱材を充填します。
屋根の断熱は、
(1)屋根面に勾配なりに入れる方法と、
(2)天井懐下、つまり2階天井の上に入れる方法
があります。
(1)の場合は、グルニエの屋根や外壁が断熱されていれば良いので、グルニエの床(2階天井)が断熱されていないのは、手抜きではありません。
もし、(2)にすべきなのに、天井に断熱がない(つまり屋根にも天井にも断熱がない)のだとしたら、DIYでは難しいので、工事をお願いして下さい。
以下、(1)として進めます。
屋根は、太陽の熱負荷を直接受け、60〜70℃に達することもあります。
標準的な断熱があっても、屋根下側は温度が上昇し、閉じた屋根裏、グルニエでは、かなりの温度になることがあります。
この場合、換気をするのが一番で、換気扇で排気されているのは良いですね。
原則は、屋根・外壁の外側でスッポリ断熱する事ですが、ハリー2さんのおっしゃるように、2階をより快適にするために、グルニエの下側:2階天井で、もう1層断熱をする考え方はあると思います。
その場合も、グルニエ下の断熱層が、連続して、外側の断熱層まで貼り込む必要があります。
断熱層がどこかで途切れると効果がなくなってしまいます。
ご質問の壁(石膏ボードということで内壁ですね)を含め、グルニエ下の断熱が、スッポリと外側断熱層まで貼り込んで下さい。
参考にしていただけたら幸です。
(現在のポイント:-pt)
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