対象:人材育成
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はじめまして。私はコンプライアンス教育なるものに疑問を持っている者です。
顧客情報漏洩事件を起こした証券会社と私人として契約しています。この事件はメディアでコンプライアンスの問題として扱われていました。最近になって改善命令を受けたらしく、その内容の一つとして
「職業倫理の強化等を図る観点から教育・研修のあり方を見直し、適切に実施すること。」
というものがありました。今回の事件は実行者が意図して起こした犯罪であり職業倫理は関係ありません。そもそも無職の人にも求められる倫理であり、内容は小学校の道徳の授業と同等です。
その他の企業の不祥事として
・ 女性客を拉致監禁した上で強盗・強姦した飲食店の店長
・ 顧客に金融詐欺をはたらいた銀行の営業担当者
・ プライベートの時間に飲酒運転をした会社員(と、管理不行き届きだと謝罪した経営者)
など純粋に個人の問題だと考えられるものも「コンプライアンス」という言葉で説明されたり、改善策として社員教育に答えを求めたりしています。
もちろんコンプライアンス強化として犯罪を防ぐような仕組み作りは結構なのですが、問題はコンプライアンス教育です。「女性客を拉致監禁した上で強盗・強姦」を防ぐ教育とは一体いかなるものなのでしょうか?想像するだけでバカバカしく思えます(実際にバカがいるのでしょうけれども)。
コンプライアンス教育とは道徳の授業のことなのでしょうか?そもそもそれは企業が従業員に対して行うべきことなのでしょうか?
どうぞご教授お願い致します。
Moriya, Tomoさん ( 東京都 / 男性 / 30歳 )
回答:2件
お怒りごもっともです
Moriyamaさま こんにちは。
私は企業の依頼で、様々な研修をしている講師ですが、企業の姿勢として(特に改善命令、
クレームが発生など)人の問題の是正策は、「外部(内部)講師を頼んで、教育をしなおそう」
とする向きは多いですね。是正策提出には、通りやすい文言なのでしょう。
さて、それで解決するのか、個人の倫理観、道徳指導まで企業がすることなのか。
疑問は当然ですし、実際、最近の事件に見られる倫理観の欠如は深刻です。
私は、こう思います。まず、
・「コンプライアンスに基づいた行動をする」ということは、組織では当然求められるべきです。
会社での情報の徹底管理はもちろん、プライベートでも「組織に属する人間である」ことを忘れ 不祥事を起こせば、「あの会社の社員が」といわれるからです。「自分が責任をとればいいだろ う」ではすみません。このような職業倫理は、先輩、上司が優先的に指導し、上司自身がリスク をしょった指導ができているかどうかが問題だと思います。
・組織に属するということは、社員一人一人が、その組織の代表として意識を持ち行動すること
を求められます。社員にそれを求めるということは、企業側も一人一人の社員に責任を持つと
いうことです。が、単に集合研修をすればよい訳ではありません。常日頃、職場で上司がお手本 を示し、部下後輩がわかってないことは、叱りながら指導育成しないと身にはつきません。
個人の問題では、人としての倫理がしつけられてない人が多くなっていることです。
親がしっかり子どもをしつけ、大人がお手本になる行動し、相手のために叱る勇気(愛情で)を
持つことも必要と感じています。私も襟を正し、お手本を見せられるように自分を育て続けます。
人は素晴らしいところもたくさん持っていますので、また問題提起をして下さいね。
回答専門家
- 渡部 真由美
- (ビジネスコーチ)
- オフィスシエン 代表
成長とやりがいを心から支援します。
「人は自分がしたいこと、なりたい自分がわかったら、もっと幸せになれる」「したいことをする能力も持っている」私はそれを信じ、実感できる仕事に喜びを感じています。コーチと日本航空の国際客室乗務員他の経験を活かした研修の両面から全力で応援します。
越智 昌彦
研修講師
-
同感ですね。
Moriya, Tomoさま、ひらくの越智と申します。
まさに同感ですね。
しかし、企業はコンポライアンス教育を続けなければならないのです。
もし、コンポライアンスに対して何も手を打たなければ社会的な信用も得れない
また、企業内のモラルも維持できないのが事実です。
本来なら無い方がいいのでしょう。この教育は・・・
しかし、今の時代背景もあり多くの企業がH/P上で
取り組み姿勢を開示しています。
しかし、NEWSを見てるとびっくりですね。
確かに個人の問題ではあります。しかし、雇用関係上会社にも責任が及ぶのです。
そうなれば、株主も黙ってはいないのが事実です。
企業風土によっては、コンポライアンス違反が起こり易い企業等もある様です。
本当に変な時代になったのが事実ですね。
個人の意識が問われる!
個人の行動が問われる時代になりました。
是非、御社でのコンポライアンス遵守を浸透してください。
ありがとうございました。
感謝
Moriya, Tomoさん
企業のサポートにも限界があります
2009/06/30 03:31渡部真由美先生、ご回答ありがとうございます。
職業倫理は企業側に教育の責任があるのかもしれません。個人の倫理はやっぱり個人の責任なので、企業のサポートにも限界があります。
>プライベートでも「組織に属する人間である」ことを忘れ 不祥事を起こせば(中略)先輩、上司が優先的に指導し、上司自身がリスク をしょった指導ができているかどうかが問題だと思います。
プライベートでの不祥事と言えば犯罪ですが、「安月給だからって万引きや食い逃げはするなよ」という風な指導でしょうか?私には口に出すのもはばかります。
>企業側も一人一人の社員に責任を持つということです。
企業が社員を悪人から善人に改心させることは技術的に可能だとは考えます。しかしそれは「毎週末に教会に通って牧師さんの説教を聞く」ぐらい根気の要る取り組みであり期間を要します。バカ社員は確率的に存在すると考えられるので、企業が本当に真面目にやれば対象者は全社員となります(経営陣も対象でしょうか?)。膨大なコストが掛かりますね。
なお、対象者を絞るために全社員のプライベートの素行調査・身辺調査も可能です。しかしそれはそれでコストが掛かります。そして何よりもコンプライアンスとしてグレーです(就業規則などに書けますかね)。
実際のところは、問題が起きたときに言い訳が出来る程度で済ませざるを得ないでしょう。もちろんやっただけは効果はあります。
>単に集合研修をすればよい訳ではありません。常日頃、職場で上司がお手本 を示し、部下後輩がわかってないことは、叱りながら指導育成しないと身にはつきません。
上司のお手本とは普通に生活することでしょうか?普通に生活していれば犯罪は犯しません。部下・後輩の指導育成とはいっても上司・先輩の目の前で犯罪を犯すことはありません。
Moriya, Tomoさん (東京都/30歳/男性)
Moriya, Tomoさん
もう何がなんだか判らない
2009/06/30 03:53越智昌彦先生、ご回答ありがとうございます。
渡部真由美先生の方に再質問しましたが、個人の倫理は企業の教育では限度がありますね。
>企業風土によっては、コンポライアンス違反が起こり易い企業等もある様です。
>本当に変な時代になったのが事実ですね。
>個人の意識が問われる!
>個人の行動が問われる時代になりました。
そうですね。コンプライアンス教育を受けた社員がその気になってコンプライアンス違反を正そうとしたら、逆に組織的に報復人事を受けかねませんからね。たまったものではないですね。さらにはコンプライアンス違反を「処世術として見て見ぬ振り」を推奨する人もいますから、もう何がなんだか判らないですね。
Moriya, Tomoさん (東京都/30歳/男性)
(現在のポイント:-pt)
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