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国際分散投資なのに円建て資産を多く持つのはなぜか?

マネー 投資相談 2009/06/26 00:51

おせわになっております。最近は為替ヘッジに凝っている個人投資家です。

低コストの投資信託が普及してから小額でも国際分散投資が可能になりました。ところがメディアで国際分散投資と称したモデルポートフォリオの多くが円建て資産が半分近くを占めています。国際分散にしては偏っていますね。

モデルポートフォリオだけではなく実際に、多くの年金ポートフォリオは円建ての資産が半分近くを占めています。これは円建てで効率的フロンティアを導いたためだと思います。ならば、国際分散させてから半分程度に為替ヘッジをかければよいだけで、さらにリスク・リターンが改善すると予想します。そうはせずになぜ円建て資産を半分も保有するのでしょうか?

確かに為替ヘッジの方法は欠点として、
・ヘッジコストがかかる
・外債部分に為替ヘッジをかけるとリターンが相殺される
という2点があります。他に何か為替ヘッジの方法の欠点、もしくは円建て資産を半分にする利点はありますか?

どうぞよろしくお願いいたします。

Moriya, Tomoさん ( 東京都 / 男性 / 30歳 )

回答:2件

吉野 充巨 専門家

吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー

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自国通貨へのバイアスについて

2009/06/26 09:47 詳細リンク
(4.0)

Moriya, Tomo 様

ファイナンシャルプランナーの吉野充巨です。

国際分散の中で、自国の通貨に高い配分を行うバイアスは、資産・運用の目的に関わります。

一般投資家として、投資・運用を行う目的は資産の増加ですが、最終的には取り崩しを行い、ご自身の生活費や住居等に換わるものです。従いまして最終的には自国通貨に換えざるを得ません。

全てをワールドワイドな資産配分を行い、他の通貨建て商品を保有される場合には、通貨の交換手数料が掛かります。また、自国通貨に戻す際にも交換手数料がやはり掛かります。これらのコストとのバランスと、投資対象として自国のことは良くわかるという点で、先進国の投資家は自国バイアスが有るとされています。その最たる国が米国とされていますが、英国、日本なども同様です。

但し、自国通貨に信頼の置けない国の投資家の場合は、多国の通貨への逃避を行っています。逃避先は米ドルであったりスイスフランです。この場合は自国を除く国際分散が通常と為ります。

評価・お礼

Moriya, Tomoさん

ご回答ありがとうございます。

ホームカントリーバイアスになる原因が解りましたので、安心して為替リスクを受け入れつつも分散投資を進めることにします。

回答専門家

吉野 充巨
吉野 充巨
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邦貨建て資産に過重されている理由

2009/06/26 08:58 詳細リンク
(4.0)

Moriya, Tomo様 バームスコーポレーションの杉山と申します。

邦貨建て資産の割合が増えるのは、負債側の通貨構成を加味した結果だと思います。つまり、老後の資産をカバーするという目的であればほぼ円建て資産になります。もちろん、日本で手にすることの財の原材料は外国からの輸入に頼っているという事実を考えれば外貨建て資産も含まれるべきでしょう。そういう意味でのポートフォリオのウェイトになっていると思います。

個人の資産は、必ずしも、世界の経済成長と同じスピードで成長する必要はないと思います。特にある程度の年齢に達した方が、老後の生活を考えるときのために求めるポートフォリオではそうでしょう。

もし、世界成長と同じ速度での成長を求めるのであれば為替ヘッジはしない方がよいでしょう。成長が見込める国の通貨は、長期的に見て、円に対して価値を上げることになるだろうからです。

信用リスクを度外視し裁定機会がないと考えるのであれば、ヘッジをかけた外国債券は日本債券と同じです。外国債券+為替ヘッジと日本債券は無差別であるはずです。

もし、Moriya, Tomo様が「外国債券+為替ヘッジ」に、より魅力を感じているのであれば、外国債券には為替ヘッジをした後でも、日本債券よりリターンが上回るというものを感じているのでしょう。その意味で、アクティブ運用です。

株式についてはさすがにそれほど単純ではありません。為替ヘッジした外国株式と日本株式は明らかに違う。株式については、ホームカントリーバイアスがかかっていると思います。資本市場が相応の規模に達している先進国ではいずれもあるのではないでしょうか?少なくともアメリカではホームカントリーバイアスがあるといわれていますよね。

これは投資家の特性や主観の問題だと思いますが、私見としては、ある程度のホームカントリーバイアスがかかっていたほうが望ましいと考えます。

(続きは追記に書きます)

補足

まとめると次のようになると思います。
1. 将来必要になる資金が円建てであれば、円建て資産を中心に運用することは理に適っている
2. 個人の資産は、必ずしも、世界経済と同じスピードで成長する必要はない。したがって、多少非効率な邦貨建て資産に過重されていたとしても問題ない
3. 信用リスクが同じであれば、債券については為替ヘッジをした外国債券のリスク・リターン特性は日本債券の特性と同じなるはず。したがって、為替ヘッジされた外国債券は日本債券とみなせる。逆も真。
4. 株式についてはホームカントリーバイアスが存在している。しかし、これはある程度容認されるべきものでは?そうであれば、日本株式のウェイトが多少高いことは容認される

評価・お礼

Moriya, Tomoさん

ご回答ありがとうございます。

私はホームカントリーバイアスはありませんし、為替リスクによるボラティリティを受けいれてでもリターンを増やしたいです。また希望的観測ですが、円高のスピードよりも経済成長のスピードの方が速いだろうと思っています。

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