対象:リフォーム・増改築
回答:1件
深澤 熙之
建築プロデューサー
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ガルバリウム鋼板について
こんにちはyosshe様
1平米19.500円ですか? それはガルバリウム鋼板にしては高額すぎますね。
飛び込みで高額に販売する訪問販売会社が売り込むような値段のようです。
私はアルミサイディング外壁材の専門メーカーですが、ものはガルバリウム鋼板よりは高価なのですが、それでも私が経営する会社では1平米15.000円〜1平米18.000円
また、ガルバリウム鋼板の場合は製品的に安価にできる製品なのですが、もし、ガルバリウム鋼板を使用して施工する場合は施工上の注意点が必要です。
最近ではガルバリウム鋼板で施工したのですが、2〜3年で赤錆びが出てしまった、また1年しか経っていないのにもらい錆びが出てしまっているという相談者も多いのです。
それはガルバリウム鋼板といっても中身は鉄ですので、その鉄の上にアルミと亜鉛の合金をメッキ(本当に薄い膜のようにです)をして耐久性を増すように製造されているとの事で鉄板である鋼板よりは耐久性はあるように言われているのですが、現実は通常の鉄板とそうは変わらないようです。
鉄及び鋼板は磁石のように金属の粉を吸い寄せやすく、金属の粉は風で飛んでくるケースも多く、その金属の粉が腐食して錆びてしまえば(もらい錆び)、その錆びが塗装面を劣化させて中に錆びが広がっていき、穴が開きます。
ですので施工をする際、どうしても加工して施工する際、金属の破片や細かい金属の粉が沢山でますので、普通のブロアーで吹きとばしたりや水で流しても、まだ、金属面に金属の粉が残っているケースが多いので本当に慎重に取り除かないと駄目です。
その点が一番注意をしないといけないところですね。ガルバリウム鋼板は15年もつかもしれないですし、2〜3年で錆びが出て、穴があいてしまう事もありますのでそういう素材であると言う事を念頭に入れられてご判断をされたほうが良いかと存じます。
深澤 煕之 拝
補足
空気のスペース=所謂、外壁通気を持たせるスペースだと思いますが、そのスペースは18ミリくらいの下地材を胴縁にしないと効果がありません。
それより狭すぎても通気の機能はなく、またそれよりも広くした場合、外壁材の断熱材の断熱効果は熱損失が大きく、断熱効果減少します。
その胴縁材も木材など木ではなく、アルミ板入りの樹脂胴縁のほうが良いかと存じます。(木は湿気の通り道におけば、当然、腐食しますので)
外壁通気は机上での計算や理論では難しく実際に効果が出ていない家が多いので実績や経験がものを言います。
ただ、胴縁材を施工をしてスペースを設ければそれで良いと言う事ではございません。(形だけ物真似業者が多いので)
20年、30年と施工してきて実際に家の結露がでなくなった!カビがなくなったという実績のある会社に頼まれた方が良いです。
以前、阪神大震災で住宅が殆ど崩壊した地域において
弊社の施工施術したところは1件も倒壊していなく他はすべて倒壊してしまい、それが新聞に掲載されて評判になり、それが逆に悪質リフォーム業者に物真似をされるという事態が今日まで続いていますのでご注意を下さい。
また、逆にアルミサイディングを施工したから安易に地震に対して強くなったのではと思わないで下さい。
住宅の一番大事な事は地震が来た時の事です
その住宅の強度や耐久性能が何年経っても腐食や劣化を極力しないようにして地震がきても安心な強度として保たれているかどうかが大事な事です。
住宅は地震はいつきても大丈夫なように腐食させないようにメンテナンスをする事が大事です。
金属サイディング以外の選択肢として、その住宅にあったメンテナンスの方法もありますので、その中で一番最良で一番最善の方法がどれが良いかという選択をしていく事が大事です。
適切な工事内容できちんと効果がでるような内容であれば適切な工事になり得るでしょう
適切でなければ値段は高いと思います。
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