対象:住宅設計・構造
回答:7件
色々な角度でお話ししますね
これからの家造り胸が弾みますね!
2世帯住宅となると色々とライフスタイルの違い等を押さえておく必要もあると
思いますが、今回は構造に関してお答えしますね。
耐震などについての違いは、構造計算を行いますので、ほぼ違いは無いでしょう。
ただ、鉄骨のほうが粘りが強いというのが特徴でしょう。
費用的には、鉄骨のほうが坪あたり10万円近く高くなりやすいです。
それ以外で言うと、鉄骨は耐用年数が40年ぐらいだと言われています。
これは壁の中に納まっている鉄骨が徐々に錆びていく可能性があるからです。
壁を全部はがして再塗装し直すのはちょっと大変ですね。
それに対して木造の場合は、耐用年数が25年ぐらいだと言われますが、しっかり造ると50年以上もつ形でも造ることが可能です。後は、防火地域では木造は造るのが難しいので鉄骨になる等、法的規制もありますからご注意ください。
素敵な家が出来ることをお祈りしています。
八納啓造
評価・お礼
ノニちゃんさん
私の勝手な思い込みで、鉄骨の方が木造より強いように考えておりましたが、単純にそうとも言えないのですね。違った角度からのご返答、大変参考になりました。どうも有り難うございました。
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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3階建2世帯住宅
アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。
ご質問の件ですが、立地条件がどういう状況かがわかりませんので何とも言えませんが、3階建でしかも2世帯となると、ご希望通り間取りがうまくとれるかどうかがポイントにはなると思います。
木造でも、2×4と軸組みの工法では費用も異なりますし、構造上の問題で間取りが希望通り行かない場合もあるでしょう。
ただ、細かい部分での対応は木造でないとできないものもあります。
これに対して、鉄骨造の場合は、ラーメン構造という柱構造に外壁をALCなどで構成するケースが多く見かけられます。
広い空間を取ったりするには効果的で、当然ながら防火地域でも対応が可能です。
コスト面では木造に比べ、やはり高めにはなります。
こうした特性を踏まえて、ご自身の立地条件にご希望の間取りと予算がうまくマッチしたものを選択する、という考え方のほうがご希望の住まいにはなると思います。
変に構造を優先するのではなく、ご自身の希望を優先して、それに構造等を合わせることをお勧めします。
以上、ご参考になれば幸いです。
詳しい説明が必要でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。
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評価・お礼
ノニちゃんさん
やはり間取りありきなのですね。間取りについてもう少し考えてから再び構造を考えたいと思います。どうも有り難うございました。
回答専門家
- 寺岡 孝
- (東京都 / お金と住まいの専門家)
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
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志田 茂
建築家
-
2世帯・3階建て住宅の構造は
志田茂建築設計事務所 志田 と申します。
2世帯住宅の計画・・・これから楽しみですね!
2世帯住宅の難しさもありますが、良さもあります。
家族たくさんで暮らせる事は、幸せな事です!
2世帯住宅についてのご相談も、このAllAboutプロファイルの中にもたくさんありますので、ご参考にしてください。
さて、ご質問の構造についてですが、、
3階建てにする時点で、構造は、準耐火構造 という仕様にする事が求められます。
木造でももちろん可能ですが、その仕様にしなければなりません。
耐震性・・・
木造であれ鉄骨造であれ、構造計算をします。その点では、どの構造でも変わりありません。
(おおまかにですが。。)
コストは・・・
木造が一番かからないでしょう。
間取りの自由さ・・・
鉄骨造です。
木造は、ある程度の間隔で、壁が必要になりますが、鉄骨は、柱と梁 で考えるので、壁は自由になります。
間口の狭い土地、かつ、1階に車庫・・・
上記により、壁の自由度のある鉄骨造が有利です。
木造でも、車庫を作っても、構造の壁が作れほどの余裕があるのなら、可能です。
(正確には可能性が高い、です。計画してみて最終結論。)
地盤補強・・・
土地の力(耐力)が十分あるところなら、どちらも問題ないのですが、
なにかしら「補強を要する」場合、地盤補強の方法・規模は、建物の重量により決まります。
一般に鉄骨造のほうが重く、予算もかかります。
だいたい、以上の点が比較のポイントです。
一番は予算により、次に建物の内容により、、建物を構造を決めていきます。
・予算
・1階に車庫が必要か
・どこかの階で、広い部屋が必要か
そんなポイントでご検討ください。
評価・お礼
ノニちゃんさん
ご返答をどうもありがとうございました。やはり間取りと予算がカギになるのですね。もう少し詰めて考えてみたいと思います。
佐藤 靖生
建築家
-
費用面の違いと設計者(施工会社)のノウハウの差など
ノニちゃんさん、初めまして。佐藤靖生ともうします。
木造は軽い材料の割りには丈夫、鉄骨は丈夫だが重量が重いという
一般的な認識が有ります。
ノニちゃんさんと同じ様に、費用面についてご質問が有った時にお答え
する場合、非常に大雑把ですが鉄骨は木造に比べて坪単価として
10万円程アップしますといお伝えします。
勿論、設計や仕様次第で大きく変わりますので一概には言えませんが
一応の目安として下さい。
間取りとしては鉄骨造の場合は上下階の柱が一致する事が好ましいので
多少はプランの制約も有りますが、お客さまとしてはご心配は
無用と思います。設計者ならば色々な方法で対応が可能です。
木造でも3階建てとなりますと、2階建ての上にもう一層が乗ったという
イメージからは大きく違って来ます。防火性能も一般的には木は燃えやすい
というイメージが有りますが、その点も設計手法で対応が出来ますので
一概に燃えやすいとは言えません。
耐震性能も壁の配置やバランスなどの工夫で、対応できますので
ご心配には及ばないでしょう。耐震性能は手前味噌ながら「耐震診断」が
出来る設計者ならば診断のノウハウを生かした新築住宅の設計が出来る
事と思います。
私の個人的な考えでは3階建ての場合、重量鉄骨ではオーバースペック
でしょう。そうなると軽量鉄骨となります。軽量鉄骨の場合は
軽量鉄骨の特性を良く理解されたメーカーさんもあります。
設計者の経験や、施工会社さんのノウハウにもよりますので、費用の違い
も有りますが気軽に相談できる方などに意見を聞く事も良いと思います。
一般にハウスメーカーさんに問い合わせると、その後の営業競争で
煩わしい面も有りますが、高い買い物ですので吟味される事をお勧めします。
ちなみに弊社のHPはhttp://www.asahi-net.or.jp/~ct7y-stu/
ブログはhttp://d.hatena.ne.jp/ystu/
ご参考になれば幸いです。
評価・お礼
ノニちゃんさん
木造に比べて鉄骨では坪あたり約10万円高くなること、鉄骨の中でも重量鉄骨の方がよいことなど、大変参考になりました。どうも有り難うございました。
安藤 美樹
建築家
-
構造・工法選択について
ノニさん、こんにちわ。
安藤建築事務所の安藤と申します。
木造と鉄骨造の違いで、大きいのは、建物の重さです。
それ故、地盤の状態で、杭等の費用で、違ってくる可能性もあります。
地盤が良いロームで、良好地盤だと、鉄骨造でも、木造でも杭などのお金は発生しませんが、軟弱地盤で、杭などが必要になってくる場合は、鉄骨造の方がお金がかかってくる事もあります。
そういう意味で、地盤の状態を把握することは、構造選択では一つポイントになるかもしれません。
次に気になるのが、工法の違いです。木造でも鉄骨造でも、大きく2種類の工法があります。壁式工法なのか、ラーメン工法(=柱と梁を剛接合である工法、壁はいりません。)なのかが、大きな違いです。
木造でも在来木造や2x4工法は壁式です。木造ラーメン工法というのもあります。
鉄骨も重量鉄骨ブレース構造や軽量鉄骨造は壁式です。鉄骨ラーメン工法もあります。
建物の耐震性で、最も重量なのが、土地の形状や間取りで、適した工法を選択することだと考えます。
壁式工法は、壁が有効に入らなければ、耐震性がある建物とは言えませんので、耐震性のある建物計画では、注意が必要です。
例えば、
・土地の形状がうなぎの寝床のようで、1階に駐車場を計画する場合は、1階に壁がバランスよく入りませんので、壁式にするのは、適切とは言えません。
・3階建てで、一番地震や風の力がかかり、壁が必要なのは1階です。1階に十分に壁がとれないようなプランの場合は、壁式は難しいかもしれません。
・1階部分が駐車場とかで、そのすぐ上を、はねだし部分にして壁を計画している事例もたまに見かけますが、これは、壁が有効に働かず、耐震性として問題のある建物です。
・吹き抜けのある建物も壁がどれだけ有効に働くのをチェックしないといけません。
などです。
間取りを考えるときは、選択する工法が適しているかどうかを見つめる事を是非、お勧めします。
評価・お礼
ノニちゃんさん
大変詳しいご返答をどうもありがとうございました。やはり、きちんと地盤を調べて、地盤と間取りに合った工法を選ぶことが重要なのですね。間取りをもう少し詰めて考えたいと思います。
渡邉 松男
建築家
2
『鉄骨と木造』
多くは、これまで回答されている方々が記された通りですね。
私としては、
寒冷地に住む関係上『断熱』のことを意識して
木造と鉄骨を使い分けます。
『断熱施工の容易さ』(熱橋対策)では、木造になりますね。
もちろん、鉄骨でもしっかりと対策を施せば大丈夫でしょう。
その場合は外断熱で施工しないと、
思ったような性能は求めにくいようです。
構造については、現在の技術をもってすれば
鉄骨、木造ともに大差ない(住宅レベル)と考えています。
特に、木造ラーメン構造は軽量であり、安価。
施工性に優れていますから、お勧めの一つですね。
最後になりますが、
素敵な住まいができると良いですね。
住まいづくりを、思う存分楽しまれて下さい。
評価・お礼
ノニちゃんさん
構造に関しては、現在の技術では鉄骨も木造も大差ないとは、驚きでした。予算とのせめぎあいの住まいづくりですが、色々と勉強しながら楽しんで進めたいと思います。どうも有り難うございました。
中舎 重之
建築家
-
3階建ての構造は
当方は神奈川で構造設計を仕事としています。3階建ての構造での耐震性の話を致します。
木造と鉄骨造の違いを記します。どちらもRC造より軽いのは同じです。大きな違いは、粘り強さ(靭性)です。木造での粘り強さは平屋が一番で、2階建て、3階建てとその強さは減少します。鉄骨造は各階とも同じように粘り強さを発揮します。すなわち建物を3階建てにするのならば鉄骨造が最適と言えます。次に神奈川の地震の話しを記します。神奈川西部地震(M7)の確率が30年以内で70%と言われています。西には東海地震(M8)と東には東京湾北部地震(M7)が控えています。いずれにしても、これから建築する建物は先の3回の地震を経験します。国が定めた建築基準法では、其の建物が生涯に1回出会う地震において、気象庁震度で5強で損壊しても倒壊しない強さを規定しています。神奈川県のように3回も起きるであろう地震については想定していません。
ですから、お客様も設計者も工務店も、神奈川では今後3回の地震を経験するとして、それぞれが其の事を意識して建築に取り組んで欲しいのです。
以上です。 2014.5.15 中舎重之
(現在のポイント:-pt)
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