対象:住宅設計・構造
回答:5件
制度的なものと関係性
たりらんらんさんの言うように、建築家や建築プロデューサーやその他に設計士など呼び方が乱立しているようで混乱しやすいですよね。
基本的にいうと、まず「建築家」や「建築プロデューサー」というものは制度的な資格ではなく、肩書きみたいなものだと理解されるといいでしょう。例えば芸術家には資格はないのと同じで、自ら名乗る肩書きみたいなものです。逆に制度的なもので言うと、建築士という資格があり、1級、2級、木造とそれぞれ、建物規模や種類によって国家資格が定められています。ですので、資格という面では上記を参考にしてみてください。
そしてもう1つ。
家造りには、いくつか方法があります。
大きくは4つ、
・ハウスメーカーとの家造り
・工務店との家造り
・設計事務所で設計をし工務店に建ててもらう家づくり
・建築プロデュース会社を通じて工務店を選んで建てる家づくり
などがあります。
前者の2つは、施工と設計が同じ会社でおこなっているタイプで、ハウスメーカーは特殊で、実際に設計図面を書いたりする人と打ち合わせをするのではなく、営業マンが窓口になるというタイプです。工務店さんの場合は規模によっても違いますが、直接設計士が施主と打ち合わせするケースが多いでしょう。上記2つは施工と設計が一体なので、施主 対 施工 設計という図式になりやすいですね。
(追記につづきます)
補足
3つ目の設計事務所のタイプは、施工と設計が分離したタイプです。施主の話をじっくり聞きながら図面を作成し、設計を仕上げるのが設計事務所です。
そしてその図面を元に数社の工務店に見積もりをとり、力量や見積もり金額、相性などを見定めて工務店選定をして家造りを進めるのが特徴です。施工と設計が別々なので、 施主 設計 対 施工という図式になります。
最後の建築プロデュース会社の多くは、施主と工務店または設計事務所をお見合いさせて、相性の合う依頼先をサポートする会社です。自身で、工務店や設計事務所を見つけるのが難しいという方が使われたりしています。
ということで、家造りにはざっくりとこれらの方法がありますので、一番ぴったりと来る方法を探されることをお奨めしますよ。
八納啓造 拝
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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建築家と建築プロデューサーとはどう違うんですか?
再度、大工兼建築士の立場でお答えします。
最近、大学生との会話で建築家という職業はないんですよ。
だから建築家では食べていけないんです。
44歳にして大学生に教えてもらいました。
納得してしまいました。
辞書では建築士を有していて尚且つ志のある方を言うようです。
建築家を集めてコンペ等を開催している人をプロデューサーと言うような気がします。
答えが曖昧ですが定義も曖昧なような気がします。
ヨーロッパの古い建築家の一部のように頭や図面に描いた3次元を実際に現場で自分で再現できる人を真の建築家という。私個人の建築家に対する定義です。
本日、大工として、現場にいて、お客様からの質問です。
「設計士や監督は現場に来ますか?」
私は言いました。
「今日はまだ見えておりません。」
うそを言ってしまいました。
職人に任せきりで現場に来ないんですから。
お客様は気づき始めました。
貴女が気づいたように。
自分の意思を現場に反映させるのは難しいことです。
構造計算に優れた人物とそれを実現できる労働者の意識の格差
ホワイトカラーとブルーカラーの意識の格差
格差は建築現場にも致命傷を与えています。
お客様に見えないところで。
たりらんらんさんの異端児に関するコメント勇気をいただきました。
本人、道場六三郎みたいでかっこいいと思っています。
私は貴女に直接会えない事、非常に残念に思います。
エネルギッシュにがんばってください。
良い出会いがありますように。
回答専門家
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記事制作に関するご相談
佐藤 靖生
建築家
-
依頼先による違いなど、、
初めまして、佐藤靖生と申します。
確かに依頼事などに限らず「伝言ゲーム」状態では
正しい意志が伝わるか否かは、関わる方にもよりますが
希薄になる事は否めないでしょう。
それは普段の生活の中でも他の人が中間に入ることで
言葉のニュアンスが違って来ることと差が無いと思います。
Q&Aなどでハウスメーカーさんが関わる質問が多く
ありますが、ハウスメーカーとのご契約内容を
見直されると良いでしょう。簡単に申しますと単独に設計契約を
結んでいるか否かです。
ハウスメーカーと建築設計の専門家とは違いますので
仕事内容が違ってもしかるべきでしょう。ハウスメーカーが
出来ない、または実施しない事を設計の専門家は行います。
その為に差が出てまいります。
漠然とした回答ですが、ご参考になれば幸いです。
.
樋口 好伸
建築プロデューサー
-
ん???すこし難しいですね。。
たりらんらん様。おはようございます。
建築家と建築プロデューサーの違いですね??
一般的な考え方は、皆さんのご意見の通りの様に思います。
ただここ(all about)で言う、建築家と建築プロデューサーにつきましては、基本的には同じ様に思います。
あらかじめ、いくつかのカテゴリーに分けられていますので、その中からの選択をします。
なので、普段、自分が拘ってる職域とぴったり来ない方もおられるだろうと思いますし、
周りからみると、ん?違うのになぁ、って人もいます。私の知人も、ここに参加してられます。
私からみると、どう見ても建築家。なのですが『工務店』というカテゴリーを選択されています。
それぞれ色んな想いの中、自ら選択されています。
それぞれの想いの差は微妙なニュアンスのズレがあるのかもしれません。
が、共通するのは建築に関する志の高さにあると思います。
スタイルは色々とありますが、前向きに、真面目に建築と向き合っているように感じます。
大事なのはその事の様に思っています。
すこし、ぼんやりとした回答になってしまいましたね。。
感謝。
for the children
すべては未来の子どもたちのために。。
LIVES FACTORY
higuchi
本田 明
工務店
-
建築プロデューサー??
本当の住宅建築プロデューサーとは、
建設地の選定からお客様の趣味嗜好・ファイナンス・家族の構成の変化・工期など、
全ての住宅建築に関わる情報を整理して、
最善の、不動産業者・設計者・建設業者・銀行等を、
事業工程に合わせて適切にチョイスしながら、
住宅建設という事業を最初から最後まで、見届ける、
という職種なのではないかと思います。
本当に、そのような職種を全うされる方にめぐり合えれば、
住宅建築という事業に伴う様々な重荷が軽減されるのではないかと思います。
しかし、現状のプロデュースをするといっている会社のホームページなどを見てみると、
「建築家の無料プラン作成サービス」
などという、建築設計という事をとても軽んじるような広告宣伝の文言が並んでいたりします。
そのような会社は、
業務受注が決定すると、その営業費に当たる部分を設計事務所や工務店から、成功報酬を受領する、
という、単に、設計事務所や工務店の営業を外注している会社なのではないか?
と疑ってみたくなるります。
私は、住宅の場合は、ご自身が建築プロデューサーだという心構えで、
設計者などを選定する前に、様々な情報を収集した上で、
これと思われる設計事務所を、2,3チョイスして、
実際に訪問し、実例などをご紹介いただいてはどうでしょうか、と思います。
大阪にお住まいなら、そんなに困難なことではない様に思います。
少し、敷居は高いかと思われるかのしれませんが、
そこで、設計者の人柄や仕事内容や話しやすさ、
などが、感じ取れるのではないかと思います。
1〜2時間の訪問なら、アポイントさえ取れば、
ほとんどの設計者の方は、多分喜んで会ってくれると思います。
(現在のポイント:-pt)
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