パート収入の制限について

ペルさんへ
こんばんは。ファイナンシャルプランナーの上津原と申します。

働き方と税金のことなどを両方考えると、かなり悩ましくなってしまいますね。

パート年収の103万円の壁は、ご主人の年収の多少を問わずあります。
ただ、ご主人の配偶者特別控除は、ペルさんの年収が103万円を超えると一度にゼロになるわけではなく、段階的に少なくなって、年収141万円でゼロとなります。

なお、社会保険の扶養については130万円の壁があります。

特に気にかかるのは、市営住宅の家賃のことなのでしょう。
ペルさんの年収が上がると家賃にどのような影響があるか、実際に調べられた方が良さそうです。

年収アップに対する税金や社会保険や市営住宅の家賃の増加が許容範囲であれば、思い切って収入を増やすのも一つの方法ではないでしょうか。

ペル 様

初めまして、オフィス マイ エフ・ピー の吉野充巨です

ご主人の収入減に対応する為のお仕事ですが、やはり税金に関する扶養の条件は103万円以下でご主人の扶養に入る限り変りません。

ご存知とは思いますが、社会保険の扶養の条件として130万円未満というラインがあります。この場合はご主人の健康保険の被扶養者で、国民年金の第三号被保険者として社会保険の保険料が不用になる収入です。

この場合130万円を超えますとペル様ご自身が社会保険に加入して保険料をお支払になりますので、手取りの収入が増えるのは概ね150万円〜160万円の収入ラインになります。
(国民健康保険に加入する場合には自治体毎に保険料が変ります。また、健康保険も夫々の団体で変化しますので幅のある回答になります。実際には採用時にお確かめください)

家計はとてもシンプルな構造です。
1.収入 - 2.支出 + 3.( 資産×運用利率) = 4.貯蓄(年間の増・減)
で表されます。
収入減への対応は、支出の削減か、他での収入確保という対策になります。

勝手なことを申し上げるようで申し訳ないのですが、金融危機の影響は愛知県内企業には厳しいものがあり、回復には長期間掛かる可能性もあります。
このため、120万円の収入ではなく社会保険の扶養の条件を超える仕事先を確保されるようお勧めします。

103万円と130万円所得税と社会保険の扶養の条件
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/30729

少しでも参考になればと回答いたしました。

経済のホームドクターFPコバさんこと、CFPの小林治行です。

パート主婦が関心が高いのが、年間所得を103万円に抑えることですが、それを超えると以下の様な影響が出てきます。

1)夫の''扶養控除''(所得税38万円、住民税33万円)がなくなる⇒所得税が増える
2)夫の''厚生年金''から離れて、主婦自分で国民年金を支払う
3)主婦自身が''健康保険''を支払う
4)他に夫の給与についていた''家族手当''が無くなる

こうした結果パート収入を増やすなら、106万円〜170万円以上を目指しましょう。
妻のパート収入と税金の関係はこちら 〔[http://kobayashi-am.jp/datas/06/tuma_no_part_to_zeikin.htm

貴女の場合は更に市営住宅の''家賃''が上がるというデメリットがありますね。

夫の給与に関係なく103万円の壁はありますので、貴女のパート収入見込みが170万円以下なら103万円以下に止めておくのが賢明と言わざるを得ません。
ご主人もアルバイトをするなどして家族総収入のアップを図って下さい。