対象:住宅設計・構造
回答:5件
工事費の支払い方法について
はじめまして。 サカイデザインネットワークの酒井です。
住宅の工事費支払いの方法は、一般的には「出来高払い=工事が終わった分だけ支払う」の概念が基本になり、契約時、着工時、上棟時、(中間時)、完成引渡し時など4分割から5分割にて工事費を支払う契約をするのが一般的です。 その配分は均等にする場合、契約時の支払い%により残金を均等にする場合など様々ですが、打合せによりお互い合意のもと工事請負契約書に明記します。 出来高払いを基本にすれば均等割りが一番ベターになり、この方法が一般的だと思います。
ご質問では着工時に80%の工事費支払いが生じるご契約とのことですが、大手住宅メーカーでそのような条件の契約になるのか、私の経験(大手住宅メーカーのコンサルタントをしています)でもやや疑問に感じますが、そのような支払い条件になる理由があると思いますので、疑問点など営業の責任者の方へ聞いてみてはいかがでしょうか? 着工時で80%の工事費を回収するということは、この時点で実行予算(工事原価)にあたる金額をほぼ100%得ることになるため工事会社側としてはとても有利な契約とも言えます。 契約とおりの工期で依頼内容とおりに工事が進行していれば問題はないのですが。
参考になりましたら幸いです。
評価・お礼
ココアブラウンさん
早々に回答頂きありがとうございました。すごいシステムだと感動しています!
早速営業の方に確認し、回答待ちでしたのでお礼が遅くなりすみませんでした。
私達の着工時8割支払いの理由は、現金払いのよるものでした。ローンを組む施主とはこの様な契約はしないそうで、現金払いの施主に関しては、リスク回避のため、契約時3割・着工時5割の支払い契約が伴うとのことでした。
私達は最終図面確認にばかり気持ちが集中しており、某番組を見るまで、支払いの時期・割合についてハウスメーカー側の提示に何の疑いを持つ事もなく、これが一般的なのだと思っていました。
幸い国内2・3番手の大手ハウスメーカーであること、今日から基礎工事が開始していること、工期が3ヶ月と
短いことから、何事も無く竣工することを願うばかりです。本当にありがとうございました。
回答専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
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住宅メーカーの破綻
アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。
ご質問の件ですが、建物の工事請負契約としては出来高払いというのが妥当と思われます。
つまり、それぞれの工事段階で工事完了を確認してから代金を支払うという方法です。
ご指摘の内容は、かなり払いすぎでこのメーカーの財務状況に一抹の不安を抱きます。
この状況は、富士ハウスやアーバンエステートの倒産前にユーザーから資金集めを行った手法とよく似ていますので注意が必要でしょう。
不動産売買契約のように前払い金の保証制度は、建物の工事請負契約にはありません。
ですから、出来た部分でそれに見合った費用を支払うことが自己防衛になります。
現状では、早く完成してもらうことをお願いした方がいいでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
詳しい説明が必要でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。
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評価・お礼
ココアブラウンさん
回答を頂きありがとうございます。
「出来高払いが妥当」「かなり払いすぎ」とのお言葉に「え〜!どうしよう・・・」とますます不安がつのりました。最終図面確認にばかり気持ちが集中しており、ハウスメーカーの契約提示が妥当と疑わず、肝心な「自己防衛」を怠っていたことを反省・・・。
ハウスメーカーとしては、現金支払い施主には、リスク回避のため着工時に工事費8割支払いが通常の契約とのことでした。国内2・3番手の大手ハウスメーカーなので、倒産は無いと思うのですが。今日から基礎工事が始まり、工場部材も生産開始し、軽量鉄骨なので工期は3ヶ月と短いことから、ただただ、早く着実に竣工するのを祈るばかりです。
本当にありがとうございました。
回答専門家
- 寺岡 孝
- (東京都 / お金と住まいの専門家)
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
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確認されるのが一番でしょう
通常、木造住宅で着工時3割、上棟時3割、引き渡し時4割というバランスでこれは、着工時に資材を購入する等の関係上、はじめ3割のことが多いですが、上棟時以降は、基本的には出来高払いに準じた形が多いです。(棟上げ時で大体総額の6割くらいが多いので)
確かに、着工時までに合わせて8割支払うというのは早すぎるようにも思いますが、軽量鉄骨で工期が3ヶ月なので、はじめの支払いとして、着工時+上棟時=6割くらいの支払いは可能性としてはあるでしょう。
この辺りは、正直に8割の根拠を確認されるほうが良いでしょう。
後は、完成保証というものがあり、途中で会社が倒産した場合、引き継いで家を完成してくれる保証制度を活用するという方法もあります。
家造りで「不安な気持ち」を解消して行くことはとても大切ですので、その場その場で、相手に伝えることがポイントになりますよ。参考にしていただければ幸いです。
八納啓造 拝
評価・お礼
ココアブラウンさん
回答頂きありがとうございます。
木造の場合の詳しい内容と比較することができ、着工時3割が一緒で少しホッとしました。
「8割根拠」ですが、営業の方に確認したところ、私達は現金支払いのため、ハウスメーカー側としては、リスク回避のため、着工時までに8割支払いが通常の契約とのことでした。国内2・3番手の大手ハウスメーカーなので信頼はしています。それから、ハウスメーカーとしては、完成保証制度は今年10月からとの事でした。
営業の方とも何でも話せるのでこれからも「不安な気持ち」解消のために「確認が一番」を忘れません。
本当にありがとうございました。
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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ハウスメーカーの支払い条件
こんにちは、ビーンズコープの矢野と申します。
ハウスメーカーにも色々な工法があり、例えば、工場で部屋ごとをそのまま
そっくりユニット化して作ってくる場合と、従来の工法で造られる場合とでは、
同じ上棟時でも工事の進捗度が異なります。
部屋ごと工場で生産されるタイプのような、プレファブ化の比率が高い
ハウスメーカーの場合は工事の進捗度が早いため、一般的な住宅に比べて
完成前に工事費を支払う比率が高くなる場合があります。
ですが仮にそうだとしても、皆さんがご指摘のように、着工時までに8割の
支払いというのは少々疑問です。
もし、「着工時までに合わせて8割」ではなく、「上棟時までに8割」という
ことでしたら、工法によっては考えられなくはない支払い条件かと思います。
補足
こんにちは、ビーンズコープの矢野です。
下記のご質問に関してですが、それぞれのハウスメーカーの方針に
よって異なりますので、一般論として申し上げにくい問題ではあります。
仮に全国規模の大手プレファブメーカーに限定をすれば、
現金か住宅ローンでのお支払いかに関わらず、「着工時までに6割」程度
で支払い条件が設定されているケースが多いのではないかと思います。
ただ、皆さんがご指摘のように、完成前に支払う比率が高くなる程、
施主から見ればよりリスクが高まることは確かです。
個人的には、一般的かどうかというお話とリスクのお話しは分けてお考え
頂くべきかと思いますがいかがでしょうか。
評価・お礼
ココアブラウンさん
回答頂き本当にありがとうございます。
着工時までに8割り支払いの理由は、現金払いによるものでした。他の買い物と異なり、ローンを組むのが歓迎され、現金支払いが倦厭されているような・・・。ハウスメーカーとしてはリスク回避のため、現金払い施主とは通常この契約なのだそうです。
部屋ごとのプレファブとまではいかずとも、工場部材が多いことは確かで、発注済・生産開始中です。
4名の専門家が疑問に思われたのを見て、ハウスメーカー側の回答が皆さんのご指摘・疑問を解決し得るものなのかが、知りたくなりました。「現金払いだと着工までに8割支払いが一般的」という今回の支払い例、他のハウスメーカーでも同様なのでしょうか。(つい再質問になってしまいました・・・)
回答専門家
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記事制作に関するご相談
横山 彰人
建築家
-
支払い金額について
横山彰人建築設計事務所の横山です
着工までに8割の支払いは理解できません。工事金額をどのように支払っていくか事前の説明は無かったのでしょうか。
メーカーがいつもこのような支払いを求めているのではないように思います。
大手と言えど厳しい状況なので、この時期に限っての事かもしれませんが。
いずれにしても通常の支払いではありません。
支払いは一般的には着工まで3分の1、上棟時3分の1、完成時3分の1が基本であとは話し合いによります。
無事完成されるといいですね 分からないところがあればご連絡下さい
横山彰人
評価・お礼
ココアブラウンさん
回答をありがとうございます。
支払いについての事前説明はありましたが、家造り初めての私達はハウスメーカーの提示が一般的なのだと思い
、後から疑問が沸きこちらに相談した次第です。
私達のハウスメーカーは軽量鉄骨ではおそらく全国2位の大手ですが、調べたところ現金支払いの場合は全国どこの支店でも本当に私達の支払い割合が適応されています。顧客にフェアではない方法がまかり通っているのは本当に不思議です。
因みにおそらく全国3位のハウスメーカーに確認したところ、現金支払いの場合、契約時2割・着工時4割・上棟時2割・引渡し時2割でした。こちらでも着工までに6割ですから、皆さんご指摘の一般的割合よりは多いですがこれが現状のようです。
幸い完成間近!来週引渡しという所まで無事こぎつけました事をご報告いたします。
ココアブラウンさん
ハウスメーカーへの支払い時期・割合:現金払いの場合
2009/05/31 16:36周囲のアドバイスにより再質問に至りました。
ハウスメーカーへの工事費支払いが、現金払いの場合、ローンでの支払いと異なり、着工時までに8割と定めていると言うハウスメーカー側の回答でしたが、このような事は他のハウスメーカーでも同様なのでしょうか?
工事請負契約約款に「注文者と請負者は対等な立場で互いに信義を守り・・」とありますが、着工時8割は、ハウスメーカー側はリスク回避のためと言え、あまりにも施主のリスクを配慮しない、ハウスメーカー側に一方的に有利な条件でフェアではないと言う意見があります。請負契約を結び、支払った以上どうこうしようとは思いませんが、この辺が客観的にどうなのかはっきりさせたい気持ちです。
どうぞよろしくお願いいたします。
ココアブラウンさん (沖縄県/43歳/女性)
ココアブラウンさん
ハウスメーカーへの支払い:リスク
2009/06/01 11:15回答への補足をありがとうございます。
(正に全国規模の大手プレファブメーカーですが、なぜ私達は着工時8割の契約だったのか未だに腑に落ちない気分です。)
補足を読み、一般的云々ではなく、着工時までに8割を支払ってしまった私達自身のリスクとして捉えることができました。
まず「ハウスメーカーの倒産」がありますが、さずがにこれは当面は無さそうです。8割回収したからといって出来高払いと異なり手抜き?なんて悪く考え過ぎですよね・・。専門家として、私達のリスクとして他に考えられる事、今後気をつけるベき事等お教えいただければ幸いです。
(現場へは毎日足を運びます!)
ココアブラウンさん (沖縄県/43歳/女性)
(現在のポイント:2pt)
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