対象:ペットの医療・健康
5歳になるダックス君がどうも椎間板ヘルニアの様なのですが、
今は医療も進み、手術・ステロイド以外の治療方法もあると
聞いた事があるのですが、どんな方法でしょうか?
よろしければ教えて下さい、宜しくお願い致します。
yu_kiさん ( 大阪府 / 女性 / 43歳 )
回答:2件
PLDD
PLDDといいまして、経皮的レーザー椎間板減圧術です。 人の医学でも実施されています。 これはX線透視下で、細いレーザーファイバーを皮膚に刺して、椎間までに正確に挿入し、ジェリー状の髄核を局所的にレーザー蒸散させることによって、飛び出した髄核を引き戻そうという術式です。ですから、ヤグレーザーもしくは半導体レーザーと、透視ができるX線装置をもっている動物病院で、PLDDの講習を受けた先生しか出来ません。
また、髄核が線維輪を突き破って、脊髄に飛び出したハンセン1型という椎間板ヘルニアは効果が薄いともいわれています。
関西では姫路市のかない動物病院の金井院長は、日本でも数少ないPLDDを沢山実施なさっている先生です。 HPでご覧になって下さい。
椎間板ヘルニアはタイプによっては、数日で死亡するケースがありますので、絶対、後ろ足だけの問題と思わないで下さいね。
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
記事制作に関するご相談
RE:椎間板ヘルニアの治療
椎間板ヘルニアの治療法として、外科的治療法には経皮的レーザー椎間板溶解術があります。これは麻酔をかけ、X線透視下で、細いレーザーファイバーによって、髄核をレーザー蒸散させることによって減圧し、飛び出した髄核を引き戻そうという術式です。そのため、使用するレーザーや透視X線装置をもっている動物病院で、このための講習を受けた先生しかできません。また、椎間板ヘルニアの種類によっては効果が薄いともいわれています。
内科的治療法では、ステロイド以外に好中球エラスターゼ阻害剤を用いる治療法もあります。この治療法は椎間板物質により圧迫を受けている部分の炎症を抑え、痛みや神経症状の改善を図るものです。椎間板ヘルニアに特異的な治療法ではなく、補助的な治療になります。
椎間板ヘルニアの確定した治療法は今のところありません。獣医師によっても治療法が異なるため、治療を行う際にはその効果・副作用などについてよくご相談されることをお勧めします。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング