対象:投資相談
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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POでも購入後の株価上昇・下落のリスクは変わりません
もっこす様
初めまして、オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
証券会社の担当の方が、どのような理由で東芝のPO(公募・売出株をローリスクでハイリターンとご紹介したのか判りませんが、公募・売出株購入の手順についてご説明を受けられましたでしょうか?
公募・売出の大まかな手順を述べますと
目論見書の発行を受け、ブックビルディングに参加します。
そのブックビルディングへの参加方法は
通常、公募・売出(PO)の場合、当該銘柄(今回の例は東芝です)は、株式市場で日々売買されていますので、ブックビルディングに参加する際には、「今の株価」の何%引きだったら購入したいか?という形式で価格提示いたします。
そしてそれを基に、需要予測が行われます。
そして最も割引率が低い方(参加者の中で高い価格で購入する方)から順に購入申し込みが出来ます。
その後、株価○○円、公募売出価格 ××円 割引率△△%k提示を受け、訂正目論見書を確認して購入申し込みをいたします。
従いまして、今の株価よりも安い価格で購入できますが、その後の価格上昇を保証する訳では有りません。購入後価格が上昇すればリターンが大きく、価格が下がれば損失が出ます。
購入方法に割引した価格の提示があるので、そのことに着目すれば有利な購入方法と目されますが、ローリスク・ハイリターンといえるかは不明です。
購入価格がその時点での株価よりも安く買えることにより有利とは考えますが、長期間保有される場合には当然に当該企業の固有のリスクと東証一部が保有する市場リスクが内在しています。
以上です。
小林 治行
ファイナンシャルプランナー
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株式の購入は自己責任となっています。
もっこすさん、今日は。CFPの小林治行です。
もっこすさんは証券会社の担当者からローリスク・ハイリターン商品として、東芝のPO株の購入を勧めれた訳ですが、それを相談される理由は何でしょうか?
ご自分では購入しても良いが、セカンドオピニオン的に他の人の意見を聞いてみたいと言うことでしょうか?
POとは増資のことです。増資をするくらいの会社だから安心と言う人もいるでしょうが、資本が不足しているとも言えます。
そもそも株式にローリスク・ハイリターンというものはありません。
もしローリスク・ハイリターンの株式がありましたら、天井知らずの株価になっているでしょう。しかし、同社の本日5/20の終値は355円です。
証券会社の社員がどのようにご説明したか分かりませんが、顧客を断定的に誘導するような説明は金商法で禁止されています。勿論、説明の資料は提供してくれるでしょうが、最終判断は自分でしなくてはなりません。
Profileへご相談されましても、資格を持っている者が同社のPOの株価の行方を答える人はいないでしょう。(金商法による)
株式を選ぶ慧眼を養う必要があります。
その会社の過去の業績や今後の業績予想、キャッシュフロー、商品分野、経営者の哲学、社員のモラル等々ご自分で調べて下さい。その際1年程度で売り買いを考えず、10年-20年の長期を前提として成長すると思われる会社を選ぶことが肝要です。
(現在のポイント:-pt)
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