対象:ペットの医療・健康
6歳5ヶ月のオス(去勢済)のスコテイッシュですが、四月末から外耳炎の治療してます(右の耳)。抗生物質服用と点耳薬(ウエルメイトL3)をつけてます。
感受性テストを行いました、当初は黄色い膿がでてましたが、今は茶色いものに変わりました。治りが悪いので心配です。
とらちよのママさん ( 神奈川県 / 女性 / 56歳 )
回答:1件
RE:猫の外耳炎が完治しない
外耳炎の原因は様々で、
(1)寄生虫(ミミヒゼンダニ、ニキビダニなど)→主に両耳
(2)異物(植物など)→主に片耳
(3)ポリープ
(4)腫瘍(良性、悪性)→主に片耳
(5)基礎疾患(自己免疫疾 患、アトピー、食餌不耐性(食べ物に対する異常反応)、接触皮膚炎(耳に付着した液体や物などに対する反応)
(6)外傷→主に片耳
などがあり、これに品種 (耳道の形、毛、分泌物の量など)や中耳の病気の有無などの影響が加わります。スコティッシュフォールドは耳の形が特徴的ですが、今のところ外耳炎になり易いという報告はありません。
耳の検査をして原因がわかればそれに対する治療を行いますが、原因が分からない時もあります。これらの原因によって耳に炎症が起きると、二次的に細菌、真菌(カビ)の感染を伴いますので、a.抗炎症薬、b.抗生物質、c.抗真菌薬 などによる対処療法を行いますが、ウェルメイトL3にはこの3種類が全て含まれています。さらに内服薬の抗生物質を組み合わせる事は効果的だと思います。治療の反応が悪い場合は、抗生物質が効いていない可能性がありますので細菌感受性テストを行いますが、治療には最低数週間から6週間ほどかかったりもしますし、耳の状態を診せて頂いているわけではないので現在の治療が上手くいっているかは現段階では何とも言えません。外耳炎の原因が改善されていない場合や中耳に病気がある場合も治療に対する反応が良くない理由として挙げられるので、今後の経過を見ながら治りが悪い場合は一度かかりつけの病院に相談してみてください。
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