建築環境工学について

ドライ様

なかなか回答者が現れませんね?
あなたのご質問の「仮想開口」?というのが、よく分からなくて、回答者が現れないのではないのかもしれませんね。それとも、博学なあなたのワナに誰もハマりたくない、という思いがあるのかも(笑)

「相当開口面積」とは、「相当隙間面積」(=C値)のことだと思うのですが、そうだとすると、これは「仮想開口」ではありませんよね?
「相当隙間面積」というのは、実際にその建物全体でどれだけの隙間が存在するのか、ということを表すもので、定義としては「内外差圧10Paの状態での建物の隙間の大きさ」を1m2に何cm2の穴が空いているか、という風に表すものです。
何故、圧力差を持たせるのかと言えば、そうしなければ、その家にどれだけの隙間があるのか計測できないからです。(換気が発生しないから、とも言えます)
相当隙間面積は、実際に気密測定器を用いて、家を総て閉め切った状態で減圧してゆくことによって計測します。住宅の気密性能は、この相当隙間面積によって表します。

住宅の気密性が低い、ということは、この相当隙間面積が大きいということですから、相当隙間面積の大きな家は、自然換気の影響が大きい、ということです。

自然換気とは、「風力換気」と「温度差換気」に分ける事ができますが、その家の総換気量は、
総換気量=「風力換気量」+「温度差換気量」+「機械換気量」
ということになります。