回答:1件
長江 信和
心理カウンセラー
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【アドバイスです】
雪だるまさん、はじめまして。犯罪被害によるPTSDで、現在も治療を継続されているのですね。ご心痛の深さ、お察しいたします。
自助グループは、どちらで開催されるのでしょうか?(病院内?ネット上?)同じ苦しみを持つ方々と助け合い、トラウマを乗り越えていくことは、大変有意義なことですが、勇気がいりますね。いくつか注意点を考えてみることにいたしましょう。
まず、トラウマに関わる現実的な脅威や実害が解消されないと、なかなか安心感は得られません。例えば、裁判が長引くとPTSDの回復も遅れます。ご自身の生活を安定させることが、最優先事項になろうかと思います。自助グループ立ち上げの時期について、この点は考慮された方がよろしいでしょう。
また、立ち上げの原動力について、自覚されることも大切です。不条理な事件・事故に巻き込まれると、人は、自分なりの意味を求めます。意味の探求自体は、ごく自然で、必要なプロセスになりますが、その過程で怒りが抑えられなくなる場合には、注意が必要となります。怒りが原動力となって、現実的な行動を起こしてしまうと、PTSDの回復が遅れることがあるのです。
そして、主催者の方は、グループのプロセスを安全に進める必要がありますね。不用意なやりとりによる二次被害を避けるため、あるいは、ご自身の安定のためにも、トラウマケアに詳しい専門家の同席あるいは支援をお求めになるのが得策でしょう。
いかがでしょうか?さらにご不明な点がありましたら、個別にご相談いただければと思います。
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