対象:リフォーム・増改築
築2年の木造の家です。
リビングに幅2600mm×高さ2050mmの掃きだし窓が柱を挟んで二つ南側に並んでいます。
ペアガラスです。
工務店の二年点検時に一つの窓のレール中心が4mm下がっていることが判明しました。(もう一つの窓は2mm下がっていました)
窓のメーカーに聞いたら4mmは正常に使える範囲を超えているそうです。
今のところ、窓からの雨漏りや鍵が閉まらないなどの不都合はありませんが、網戸がぴったり閉まりません。(枠と網戸の隙間は7mmぐらい)
工務店の回答は、直すのに家の躯体に負担がかかるからそのままにしたほうがいいと言いましたが、これからさらにレールが変形したらと思うと大工事になっても直してもらったほうがいいのかなとも思います。
2年点検後の不具合は自費でしなくてはならないので、どうしたらいいか悩んでいます。
? そのまま様子を見る。
? 大工事してでも直してもらう。
? 大工事しなくても直せる方法がある?
何かいい方法はないでしょうか?
よろしくお願いします。
補足
2009/05/11 10:33サッシレールは下枠の歪みしか確認していませんでした。
上枠は歪みをみてもらっていません。
窓は引き違いの窓です。
自分なりに糸を張ってみたところ、上枠は大きな歪みはみられませんでした。(自己流なので信用できませんが…。)
しまりすさん ( 愛知県 / 女性 / 33歳 )
回答:3件
大きな窓のレールが変形してしまいました。
しまりす様、はじめまして。
私の所見を述べさせて頂きます。
開放感あふれるリビングルームであるにも関わらず、憂鬱な気分になられている心情、お察し致します。
「一つの窓のレール中心が4mm下がっていることが判明しました。」
窓のレールとは、サッシの上枠のレールのことでしょうか。サッシの下枠であれば、土台の不具合だと思いますが、一般的には、私も少ないと思います。
サッシの上枠で垂れているのであれば、窓タイプとして、全開口サッシ(折りたたみ窓)が考えられます。折りたたみ窓は吊り車形式で、本体障子の重さが躯体の上部にかかります。躯体の強度の問題で、そのような垂れ下がりの現象は考えられますね。
上部のまぐさ及び梁に十分な強度を持たせるために、補強金物で、間柱と梁・まぐさの接合部を補強している思います。
補強金物は、柱〜補強部〜柱間が等間隔になる位置に取付るのが普通ですが、そうでない場合か、あるいは補強を行わずにサッシを取付けした場合、サッシの上枠が垂れ下がることは十分考えられます。
躯体に関わることですので、「大工事してでも直してもらう。」ほうが良いと思います。
時の経過と共に、躯体に影響を及ぼし、もっと垂れ下がる可能性が十分考えられるからです。
ただ、文面だけで詳細が定かではありませんので、工務店さんと、費用の件も含めて、充分に話し合われる事をお勧め致します。
信頼関係の中で、互いに誠意ある話し合いをされて、紛争のない解決方法が見出されることをお祈り申し上げます。
私の所見が、しまりす様の参考になれれば幸いです。
評価・お礼
しまりすさん
質問文に情報が足らないのに、ご回答いただきありがとうございます。
工務店さんにもう一度みてもらう時、ご回答いただいた内容が原因ではないか、確認してもらいます。
ありがとうございました。
回答専門家
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漆原 智
建築家
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大きな窓のレールの変形について
しまりす さん。こんにちは。
幅2600mm×高さ2050mmの掃きだし窓が柱を挟んで二つ南側に並んでいるようですから、中央の柱は大きな荷重を受けていますね。
考えられる原因として、窓の上の梁の大きさが小さかったのではないでしょうか。
あるいは、柱の下の土台の不具合も考えられますが、こちらは一般的には不具合の少ない箇所です。
今のところ、窓からの雨漏りや鍵が閉まらないなどの不都合は無いようですが、今後これ以上進行するか注視したほうが良いですね。
窓上部の壁が引っ張られて、雨漏りを起こす場合もあります。
家の躯体に負担が掛かっているから、窓が変形してきているので、アドバイスが逆のような気がします。
保証契約の内容によりますが、構造躯体に関する部分の保証は、10年が適用される場合もありますので、ご確認ください。
窓上の梁が小さくゆがんでいるようならば、大工工事をしてでも補強されることをお勧めします。
実際に、同じようなケースで壁を壊したら、横梁がなかった場合のリフォーム写真を添付させていただきます。
ご参考になれば幸いです。
評価・お礼
しまりすさん
工務店からの回答に疑問があり、毎日窓の問題が頭から離れず憂鬱でした。この回答をそのまま工務店に伝えてみます。丁寧に教えていただきありがとうございました。
森岡 篤
建築家
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判断が難しい
しまりすさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
これは、難しい問題で、ご質問の内容だけでは判断できません。
建築の構造体は、荷重を受けたとき、変形を起こします。
人が部屋の中を歩けば、下の床や梁は何mmか変形しているのです。
このため、変形の制限が設けられていて、梁の長さの1/600とされています。
例えば3mの梁の中央の変形は、1/600の5mmまで許容されます。
2600巾のサッシの両側の柱間隔は、恐らく2730mmでしょう。
長さ2730の梁で4mmの変形は1/680で、1/600より小さいので、構造上の変形制限としては、許容範囲内ということになります。
サッシの場合は、扉がスライドするので、サッシとしての制限値が別にあるのだとすると、もう少し小さな変形に納める必要があります。
問題は、4mmの変形が、サッシの上の梁の断面不足なのか、取付時の誤差なのかが、判断できないことです。
建物に使われた梁の正確な断面寸法データが必要です。
設計図、等の資料から判断します。
構造体が健全であれば、サッシの対処療法で良いですが、不足していれば、構造補強が必要です。
しまりすさんのお宅が、設計事務所の設計であれば、設計事務所にこの判断をしてもらえるのですが、工務店設計施工だと、工務店しかいないので、客観的判断ができません。
設計事務所の中で、その会社の設計でなくても客観的判断をして問題解決をしてくれる所があると思います。
そのような事務所を探し、有償になりますが、コンサルタントを依頼して解決するのが良いと思います。
弊社はこのサービスを行っているのですが、東京のため対応できません。
対処の時期ですが、構造が原因の場合は10年保証が義務付けられているのですが、1/680の変形では構造上の瑕疵と言えないので、2年点検の今解決することをお勧めします。
参考にしていただけたら幸です。
評価・お礼
しまりすさん
家の設計図や写真もないのに、どんな原因があるか考えていただきありがとうございます。
変形の許容値としては範囲内だったんですね。
サッシの変形許容値も調べる必要があるのですね。
ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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