対象:ペットの医療・健康
生後6ヵ月の子猫を貰う為見に行ったのですが、粘着性鼻水と涙目でクシャミも連発していたので、猫風邪ではと心配になり検査をお願いしました。
保護主が通う病院ではウィルス性の猫風邪ではなく、ただの風邪で1週間分の飲み薬と目薬で治るでしょうと言われたのですが、別の病院に行くと上部気道炎でいわゆる猫風邪だと言われました。
ただの風邪など猫にはなくこの症状は猫風邪で、症状が治まってもこれからのケアが大変で大切だと言われました。
夏冬の室内温度と湿気、症状が出た時の時間・回数を守った薬投与等・・。
それにこの今の鼻水・涙目の症状がずっと一生続くかもとも言われました。
私は一人暮らしで仕事もあるので朝昼晩の目薬や薬や室内温度を一定に保つ事など無理なんです。
特に冬は氷のように冷たい空気で乾燥も凄いです。
そして勤務時間がマチマチで規則正しいケアは出来ません。
それでお聞きしたいのですが、猫風邪の子ってやはり一人暮らしで長時間働いている、部屋の温度を管理できない私には育てるのは無理でしょうか?
瞼が開かなくなって目をやられた子をよく見るので怖いのですが、発症すると本当にそんなに怖い病気ですか?
それともさほど神経質にならずに、氷のような部屋でも布団に潜ったり・乾燥しててもこの子以外に猫がいないのでウィルス増殖はなく普通に育てていけるものでしょうか?
私は家に来て欲しいけどケアを考えると我儘言えず、その為にこの子の状態が悪くなったら申し訳ないし、この子に取って一番良い道を選びたいので、ご相談させてください。
よろしくお願い致します。
tootomammaさん ( 兵庫県 / 女性 / 51歳 )
回答:2件
猫の鼻炎
猫の鼻炎、特に慢性化した鼻炎は獣医医療でも難治性の疾患の一つです。
猫ヘルペスウィルス、猫カルシウィルス感染が引き金となった急性期の鼻炎は、猫インターフェロン、テトラサイクリン系の抗生剤などで殆んどが完治しますが、治療が遅れたケースなどでは慢性化してしまうことがあります。
慢性化した鼻炎にも、時々、涙目になって、くしゃみと水鼻を飛ばす軽度のものから、常に青鼻を飛ばしてしまう重度のものまであります。 重度のものでも、室内飼にして、暖かい環境にいると、比較的安定した生活を送ることができます。 この場合でも、青鼻は飛ばしますので、家具が痛みます。つまり、家具の塗りがはがれてしまうのです。 これが問題の一つです。
また、御質問にありますように、冬の間、エアコン、またはホットカーペットで保温してやるか、起毛した布類で猫が寒さを防ぐ工夫をしてあげないと、症状が悪くなって、食欲が一気に低下してしまいます。 こうなると、強制給餌、抗生剤投与、輸液などが必要となります。
6ヵ月はすでに、仔猫ではなく、早い仔ではもう少しで発情がきます。 兵庫県でこの時期に粘性の鼻汁を流している場合では、慢性化した鼻炎と判断するほうが理にかなっているように思えますね。
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RE:猫風邪について。
いわゆる猫の風邪は、ウイルスが原因である事が多く、主な症状はくしゃみ、鼻汁、眼脂、結膜炎、流涙、食欲低下などです。結膜炎は悪化した場合、感染が進行して角膜を傷つけたり、眼球の感染を起して最悪の場合失明することもある疾患です。特にヘルペスウイルスが関与していると一旦症状が回復しても(ウイルスが猫の細胞内に潜んでいる状態)、体調を崩して体の抵抗力が落ちると再びウイルスが増殖して風邪の症状が再発することがあります。適切な治療を行う事ができればほとんどのケースで回復していきますがウイルスを完全に排除することはできません。
また猫にとって寒さや乾燥は風邪を引き起こす原因となり、暖房をつけて出かけるなど環境を整えることは重要です。もし可能ならば子猫の風邪が一旦回復するのを待つのも方法と思います。しかし、猫が今後他の病気にかかった場合に通院や治療が行えないようであれば猫だけでなく、飼い主の心の負担にもなってくることが予想されます。一人暮らしの方が猫を飼育できないというわけではないのですが、猫が大きくなって、年を取ってから起こりうることも視野に入れて、飼うかどうかをもう一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。
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