対象:ITコンサルティング
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製造業(中小企業)の総務を担当している者です。これまで手計算にて原価計算等を行ってきたのですが、全面的にシステムの導入を検討しています。
ただ、何から取り掛かればいいのか、どのようなシステムがあるのか、全く分かりません。原価計算だけでなく、全般的にシステムの導入を考えているのですが、アドバイスをいただけると助かります。よろしくお願いします。
scottieさん ( 愛知県 / 男性 / 28歳 )
回答:8件
まずはしっかりしたプロジェクト計画書を
ウィズクライン大川です。
製造業様の情報システム導入は数十年の歴史があり、お客様の状況によりいろいろなやり方があります。まずは、これらを明確にした上で、しっかりとしたプロジェクト計画を立てることをお勧めします。
ここでいう状況とは以下のようなものです。
◆お客様の業種、企業規模
特殊な業種の場合、パッケージ(半製品になったソフトウェア)導入よりもスクラッチ開発(ゼロベースのシステム開発)が向いているかもしれません。また企業規模によりERP向き不向きがあります。
◆システム化の目的もしくはきっかけ
システム化は効果も大きいですが、大変コストがかかることでもあり、そもそも何のためのシステム化なのかは、いくら検討しても検討しすぎということはありません。
◆マイルストン
いつまでにどこまで完成しないといけないかなど制約がある場合で進め方が随分変わります。
◆ご予算
どのくらいの開発費、運用・保守費がかけられるかけらえるかなどにより、パッケージがいいのか、スクラッチがよいのか、あるいは外部人材使えるのかなどが変わります。
◆今のシステム化の状況
過去に導入された会計システムもしくは、MRPシステム等はありませんでしょうか。もしあれば、これらを今後どう利用するかによっても進め方が変わります。
◆社内の主要利害関係者の理解度
社内の理解があまりないときは、原価計算の自動化を行ってみて、システム化によってどれだけ便利になったのかを社内に認知してもらい、さらに大きく展開するのがよいかもしれません。
◆会社のITに対するリテラシー
貴社のシステム導入経験により、経験を積むために、あまり予算をかけずに社内の業務遂行に影響がない部分でスモールスタートするのがよいかもしれません。
◆あなたに会社が期待しているもの
今回のシステム化で会社がscottieさんに何を期待しているのでしょうか?ある程度の失敗や手戻りは許容してもらえるでしょうか?
ご参考まで
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記事制作に関するご相談
上原 正吉
Webプロデューサー
2
まず社内で自動化したい項目を洗い出してみましょう
はじめまして、アースリンクネットワークの上原と申します
みなさん非常に誤解されがちな部分なのですが、
システムを入れると便利になったり、業務が円滑になるとは一概にはいえません
なぜなら失敗する例もたくさんあるのです
これは、システムを導入することにより、
**「業務をシステムにあわせようとする」
から失敗を招くのです
また、システムに対する
**「過度な期待」
も失敗の原因です
''特に他部署まで関連する話ですと、事前に手順などの合意や、''
''変更される手順についての周知徹底、教育準備など''
''導入までに苦労します''
このツケを後に回してしまうと失敗するのです。
重要な事は、
○誰の為のツールを導入するのか
○自社の運用手順を一番熟知しているのはだれか
をきちんと認識した上で、できる限りの事前準備はしておく事です
全社的なシステム導入となりますと
「ERP」という種類のソフト導入になりますが非常に高額です
では、ERPを使用すればいいかと言うとそうではありません
まずは、自社の
**「現在手動でしている仕事で自動化したい部分」
を洗い出して下さい
たとえば
○生産計画管理
○受注管理
○物流管理
○販売管理
○工程管理
○購買管理
○在庫管理
○出荷管理
その中でさらに解る所は細分化して
○購買管理
■購買 ・作業日報、入出庫、部材受入などの作業を、バーコードリーダを用いて効率化したい
■購買注文書、納品書(バーコード付)の発行を、FAXを自動で送信したい
など具体的な項目を洗い出して下さい
それにより選択できる商品が絞り込めます(あと予算も)
その状態で相談していただいた方がより適切なアドバイスを皆様からいただけると思います
>☆''QuickRec''--メール・電話・FAXをお客様情報と一緒に全部まとめて一元管理
電話を自動録音することによりトラブルを未然に防ぎます
http://www.quickrec.com/
システム開発のご相談、ホームページ作成なら
アースリンクネットワークへ
http://www.eln.ne.jp
<
竹波 哲司
Webプロデューサー
2
システム化の範囲でいろいろな選択肢があります
はじめまして。バンブーウエイブです。
つい最近、偶然、業務システムのご相談をお受けして
いろいろ調べましたので私のほうからも簡単にご紹介します。
***業務のシステム化の方向性として
ERPにするかオリジナルシステムを構築するか大きく分かれるところです。
あまりにも特殊な業務である場合は、ERPよりもオリジナルのほうが
現状にマッチするかもしれません。
ERPパッケージにあるような定番の業務が多いのであればERPもありでしょう。
**ERPでは
(1)SaaS型ERP
(2)通常のERP
(3)オープンソースのERP
が選択できます。
SaaS型ではイニシャルが抑えられる代わりにランニングコストに費用がかかります。
オープンソースは、ERPとオリジナルシステムとの中間くらいの自由度となります。
**オリジナルシステム開発では
(1).netによるシステムの開発
(2)Accessで簡易にシステムを開発
同時アクセス数やデータの規模によって.netによる本格的なシステム開発が必要かわかれます。
まずは、現状の業務を踏まえて、何をどうシステム化するか、
専門家も交えて相談するとよいかと思います。
(システム導入コンサルティングなどを請け負う会社があるかと思います)
WEBコンサルティングのバンブーウエイブ
三上 英昭
ITコンサルタント
1
業務全体の流れについて整理をしてみましょう。
はじめまして。システム・デザイン研究所 三上です。
システムを導入する前に、まずは御社の業務全体の流れについて
整理してみては如何かと思います。
*整理のポイント
・どの部門がどのような作業を実施しているのか
・作業した結果、どこにその情報が流れていくのか
・毎日行っている作業とそれ以外の作業は何か
(それ以外の作業の発生頻度は、月に数回なのか、年に数回なのか等)
...上記のような点を整理して、資料化した上でシステムを導入するべき部分
は何処なのか、と言うことをご検討される方が良いです。
なお、御社独自のルールに沿ったオリジナルなシステムを導入する場合、
開発予算はかなり大きな金額となる可能性は高いです。
逆に、既に出来上がっているソフトを用いてシステムを作る場合には、
そのソフトが持っている制限事項を守らないと正しく動かないと言う
デメリットもあります。
いづれにせよ、システムを導入すれば全て解決すると言う発想は
持たない方が良いです。手作業であっても業務改善出来る点があれば、
システム化しなくても良い場合もございます。
具体的なお話しは、詳しく内容をお聞きしないと判断出来ませんが、
システム化導入検討として、一般的に言えることとしては、上記の
ような内容となります。
岡本 興一
ITコンサルタント
1
ITCプロセスガイドラインに基づいて
中小企業のIT化を支援するために、経済産業省がITコーディネータという資格を作りました。
ITコーディネータは、中小企業の経営者の相談役として、ITを導入して経営を革新させるお手伝いをするコンサルタントです。
ITCプロセスガイドラインというものが定められており、中小企業のIT化に必要な作業、その手順が明確になっています。
中小企業活性化センターと言われる地域の中小企業支援センターがあると思います。
そちらに行かれれば、ITCの紹介をしてくれると思います。
ITCプロセスガイドラインの概略だけ誤解を恐れずに簡単に述べます。
IT化のために以下を明確化する様に定められています。
1.経営戦略を明確にする
2.IT戦略を明確にする(経営戦略実現のために、ITをどう使うか)
3.IT化計画を明確化する(いつまでに、何をするか)
4.現状の業務プロセスを明確化する
5.業務プロセスのあるべき姿を明確化する
6.必須機能、あればうれしい機能等、システムに求める要件を明確化する
7.複数の業者に提案を依頼し、コンペをする
8.価格だけでなく、様々な観点から提案を吟味し、選定する
9.システム開発を行う
10.ユーザ教育を行う
11.データ移行を行う
12.運用に入る
これらを抜いてしまうと、かなりの確率でIT化は失敗します。
何をシステム化したいのか、どんな姿になりたいのか?について明確にしていないと、どんなパッケージを入れるのか、オーダーメードにすべきか等も決まりません
ご参考になれば幸いです。
集客につながるホームページ
ネットとセキュリティ〜ウィジット株式会社
岡本興一
早川 徹
システムエンジニア
-
社内の体制が成否を分ける
はじめまして、アイズ・プロダクションの早川です。
他の専門家の方もいろいろと書いておられますので、私からは一つだけ書かせていただきます。
*社内の体制が成否を分けます
原価管理に限らず、このような社内システムを考えるときに意外と落とし穴になるのが取引先との業務プロセスです。
システムの導入を考えるときに、社内にばかり目を向けていると思わぬ失敗をします。
つまり、何かの効率化、合理化を考えるときに他部署や取引先にそのしわ寄せが及ぶと、協力を得ることが難しくなって失敗もあり得ます。
システム化のプロジェクトとはこういったコーディネートも全体のスケジュールの中で重要です。
そしてそれができるのは社内の業務全般を把握している(できる)方で、プロジェクトの目的を明確にして強力に推し進められる方です。
そのために特に職責や役務にこだわる必要はありませんが、通常業務を行いながらでは無理が生じますし、ある程度の権限を持たないと進捗のスピード感も出ません。
ですから、''プロジェクトリーダーは通常業務は切り離して専任化''するのです。
そのような社内のプロジェクトリーダーにどこまで権限を与え、ITコンサルタントや開発者などへ的確な指示と判断を行い、社内外の関係セクションの協力を取り付けられるように社内体制も整えられるかが一つの大きなポイントです。
つまり、経営層の采配が鍵です。
実はシステム化成功のカギはITのプロではなく、しばしば社内のプロジェクトリーダー達なのです。
ご参考までに。
坂田 岳史
ITコンサルタント
2
全体計画からステップバイステップでの導入を!
はじめまして。ITコンサルタントの坂田と申します。
よろしくお願い申し上げます。
さて、御社は製造業で全面的にシステム導入を検討されているとのことです。
また、従来は手計算にて原価計算をされており、文面からはシステムがないと思われます。
通常製造業では、受注処理、生産計画作成、作業指示、実績収集と管理、出荷処理、在庫管理(材料と製品)、減価管理、発注・仕入処理などがあります。
これらを一度に、システム化すると時間も費用もかかります。私がいつもご提案するのは、まずはシステム全体の計画(最終的にどのような業務を、どのようなシステムを使い、どのような効率化等を行いたいかなど)を作り、優先度の高いところからステップバイステップで、システム化する方法です。
例えば、まずは受注処理と作業指示、出荷処理だけをシステム化する。これにより、受注・出荷に関する部分がシステム化でき、作業効率が上がるとともに、出荷情報をベースにすれば売上管理もできます。
次に、在庫管理や発注・仕入処理をシステム化する。これにより、在庫適正化ができ、かつ仕入処理がシステム化できるため、購買管理ができます。購買管理ができると原材料を加味した原価管理ができます。作業実績管理を行うと、進捗管理とともに工数管理ができ、人件費が把握でき最終的に減価管理ができます。
いきなりすべてをシステム化せずに、ステップバイステップによるシステム化により、現場の作業者の負担も少なくなるでしょう。
尚、システム導入では、パッケージを活用する方法、独自開発する方法などがあります。
いずれも、長所、短所があり、一概にどちらがいいか言えませんが、導入プロセスは先に申し上げたような、全体計画から導入する順番を決めて順序よく導入することがいいでしょう。
ご不明な点があれば、いつでもお聞きください。
(現在のポイント:-pt)
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