住宅宅地債券積立、満期まで待ったほうがいい？

マネー不動産投資・物件管理 2009/04/14 18:27

住宅宅地債券積立をしており、2008年9月にすべての積立が終了し、2013年9月20日が満期になります。住宅の購入やリフォームなど予定がありません。今解約した時のリスクはありますでしょうか？第1回目の債券発行日から1年経過後であれば換金請求が出来るとありますが、これは積立金入金日でしょうか？（2003年9月）それとも満期日のことでしょうか？（2013年9月）
このまま、満期まで預けていても換金が本当に出来るのか心配です。

yu89さん（埼玉県 / 女性 / 37歳）

回答：1件

専門家

向井啓和
不動産業

住宅宅地債券積立「つみたてくん」に関して

2009/04/15 15:09 詳細リンク

このお問い合わせの商品は住宅宅地債券積立「つみたてくん」ですよね?

他の商品を混同してコメントしない様に一応確認です。

今解約するリスクはないのですが、メリットを受ける利益を失う可能性があります。

この住宅宅地債券積立「つみたてくん」は住宅金融支援機構が提供しており、住宅ローンを組む際などの融資基準の緩和や金額に関しての便益を提供していますが、それを早期に解約するという事はその便益を放棄することにつながります。もし、2013年までに住宅を購入もしくは建築等をお考えであれば特段資金ニーズがなければそのままにされていても良いかと思います。

この住宅金融支援機構が提供している情報を見ると第一回債券発行日から一年となっておりますので、2004年の9月から途中解約は可能だったと思います。

http://www.jhf.go.jp/customer/yushi/shinchiku/tsumitate/outline.html(こちらでは「買い入れ請求開始日」とされていますがこれが解約を意味します。)

満期にお金を受け取り出来るか否かという事ですが、全く問題ないと思われます。

つみたてくんの積立金の債権保全について(http://www.jhf.go.jp/customer/yushi/shinchiku/tsumitate/outline.html最後の段参照)

「機構の資産から優先的に弁済を受けられます。つみたてくん」は、国会で承認された本年度予算に基づき発行の都度、主務省の認可を受けて発行しています。また、「つみたてくん」は預金保険の対象となっておりませんが、「つみたてくん」を保有されている方は、独立行政法人住宅金融支援機構法により機構の資産から優先的に弁済を受けられる権利を有することが規定され、債権の保全が図られています。」

となっており、更に債券の発行体のリスク格付けを見てみますと、国内格付け会社のR&Iでは最上位のAAA格、アメリカの格付け会社S&PでもAA格とかなり高い格付けを得ており購入した債券が償還されないリスクは非常に低いと思われます。