対象:インテリアコーディネート
設計事務所で新築します。
床材は無垢のパインです。
塗料はオスモカラーを計画していますが、どうも感じがしっくりきません。
実際に塗料を塗ったサンプルを見せてもらったのですが、私は使い込んだようなきれいなつやが欲しいのです。
でもサンプルはつやがなく…。
一般的な工業製品?のフローリングのつやつや感ではなく、何年も住んでいたかのようなつやがいいんです。
(言葉足らずで伝わりにくいと思います…すみません)
そういったつやは時間が経たないと出ないんでしょうか。
ワックスとかそういったもので出るのでしょうか。
設計事務所のスタッフから「半つや」のウレタン塗装されたサンプルを見ましたが…
なんかしっくり来ないんです…。
あのつやはどうやってでるものなんでしょうか。
小栗さん ( 広島県 / 女性 / 31歳 )
回答:4件
床材の艶
小栗さま
インセンス斉藤です。無垢のパイン材、私のうちでも使っていますが肌触りが柔らかく気持ち良い材料ですね。
ご質問の件、オスモカラーの「フロアクリアー」には三分艶タイプと艶消しタイプがあります。ご覧になったサンプルがどのタイプか確認されましたか?
艶をご希望でしたら、乾燥後に乾拭きをする方法もあります。ただし、滑りやすくなるので注意が必要です。
小栗さまのイメージしている艶、「使い込んだ感じ」になるかは分かりませんがサンプルを乾いた布などで磨いてみては如何ですか。
オイル仕上げは、メンテナンスも必要なものです。塗りたてのきれいな状態から使い込んだ感じになり、保護のために塗り直しも必要になってきます。
汚れたり傷ついたりしたら手を入れて、時間とともに変化していくのも楽しいものかもしれませんよ。
ご質問の答えになっているか分かりませんが、参考になることあれば幸いです。
評価・お礼
小栗さん
回答ありがとうございます。
メンテナンスをしつつ、艶が出てくるのを待ちたいと思います。
回答専門家
- 斉藤 克雄
- (東京都 / インテリアデザイナー)
- インセンス 代表
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今井 大輔
キッチン・インテリアデザイナー
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オイル塗装のツヤについて
小栗 様
はじめまして、フリーハンドイマイの今井大輔と申します。
オイル塗装のツヤの印象についてですが、基本的に最初のうちはオイル塗装をした無垢材にツヤはあまり出ないことが多いのです。
ただ、オイル塗装は塗り重ねることでツヤを出していくことができますので、床面に1回塗るだけではなく、1回塗って余分なオイルを拭き取って、乾燥後、紙ヤスリで軽く研磨して(あまり磨くとツルツルになって危ないのです。)、また磨いて、拭いて、乾かして、磨いてと、これを3回ほど繰り返すとある程度のツヤが得られると思います。
あとは住み始めてからのメンテナンスが床に良いツヤを与えると思います。1年に1回、大掃除の時などに水拭き掃除をして紙ヤスリを使って軽く研磨をしオイルを塗ってすり込むように拭き取るという作業を繰り返してゆけば、明るい黄みを帯びたパインが本当に飴のような色とツヤになっていきます。
ただ、オスモカラーは塗料の柔らかいものでも粘度が高めなので、塗るのにちょっと疲れるのですが・・・。
まだ、オイル塗装というものがなかった時代は、「布で作った袋に乾いた米ぬかを入れて団子のようにし、それで毎日ゴシゴシ床を磨いてきれいにしたものよ。」というお話しを以前お客様から聞いたことがあります。
無垢材の色の良さはだいたい2〜3年くらい経った頃から始まります。
ゆっくりと、それを楽しみにして使ってゆくのが良いと思います。
その時が楽しみですね。
参考にしていただければ幸いです。
評価・お礼
小栗さん
回答ありがとうございます。
メンテナンスが大事なんですね。
メンテナンスしつつ、艶が出てくるのを楽しみにしたいと思います。
栗原 守
建築家
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深いつやは経年美化ででるものです
オスモカラーは無垢の木に浸透していき、木の吸放湿する機能を妨げない自然塗料です。竣工したばかりのときはつやはあまりないかも知れません。自然素材系のワックスなどをときどきかけてメンテナンスをしながら4〜5年もすると木の色も飴色になって深いつやがでてきます。深いいいつやは経年美化ででるものなのです。そんなに待てないという場合は、木の表面に塗膜をつくるウレタンなどの塗料で人工的につやを出すしかありません。でも人工で無理矢理つくったつやと経年美化で自然に無垢のパインについたつやは違います。使い込んだような本物のつやが欲しい場合は、大切にメンテナンスしながら時間を待ってあげるのがいちばんだと思います。
写真の住まいは竣工したばかりの住宅のリビングです。床は無垢のナラですが、オスモと同じような自然塗料を塗っています。いまはあまりつやはありませんが、経年美化でいいつやがでてきます。
評価・お礼
小栗さん
回答ありがとうございます。
やはりウレタン塗装した艶と使い込んだ艶は違いますよね。
ウレタン塗装などせず、きれいな艶が出るのを楽しみにしていきたいと思います。
インテリアコーディネーター
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経年変化を待つ楽しさを
はじめまして、インテリアコーディネーターです。
今回のご質問の使い込んだ味、というのはやはり使い込んでいかないと出てこないものだと思います。
私も以前、お客様のお宅にパインでつや消しの仕上げでお引渡しをしましたが、
新しいぴかぴかの床をご覧になったお客様が「イメージと違う」とおっしゃっていました。
この素材は経年変化がしやすく、かえって新しいままのイメージを保つことは不可能と思われます。
1年位でも陽が当たる部分とか家具を載せている部分とか、ラグを引いている場所とか、
使い方によってそれぞれ違う表情を見せてくれるでしょう。
言い換えると、経年変化を是非楽しみながら愛していける床材だと思います。
ご参考になれば幸いです。
評価・お礼
小栗さん
回答ありがとうございます。
やはり時間を経て出る艶だということを理解したので
メンテナンスをしながら、きれいな艶が出るのを楽しみにしたいと思います。
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