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対象:ペットの医療・健康

犬の結石除去手術

人生・ライフスタイル ペットの医療・健康 2009/03/23 10:39

先日、5歳のバセンジー雄が膀胱、尿道結石除去手術の4日後に亡くなりました。夜、急に尿がポタポタとしか出なくなり、お腹もゴロゴロと鳴っており、翌朝診察して頂くと膀胱結石と尿管に結石が詰まっておりました。BUN,Cre値は正常値なので腎臓に障害を残すこともないとの説明で除去手術を行いました。翌日は休診日で会えず、2日後の面会時、BUN値81.2Cre値3.5でこのままだと危険だといわれましたが、翌日にはBUN54.6Cre1.5。さらに翌日34.0、0.9まで下がりました。その日、少し外を歩いて水も喜んで飲んだそうです。が、午後いきなり状態が悪いと呼ばれ、数十秒間隔で相当に苦しがっていました。触診で、腹膜炎と癒着だろうと、急遽再度開腹手術で癒着を治してもらいました。麻酔が覚める最中は足を踏ん張って苦しそうでしたが、その後、スヤスヤいびきをかきながら眠っていました。それが最後の姿で、その2時間後、呼ばれて駆けつけた時には既に亡くなっていました。尿の細菌が通常のものでは無かった為、使用した薬では効かず最初の手術後に脳にまで菌が回ったのではないかとの事でした。2度目の開腹の際は、菌に有効な薬剤を使用しています。通常結石手術の際、細菌の検査なしで手術や投薬など行われるものなのでしょうか。また、BUN、Creもかなり下がっていたのに、そういう状態になることは良くあることなのでしょうか。先生からは明確な説明はなく、私も知識が無い為、日々後悔と疑問ばかりが増えてくるので質問させていただきました。
よろしくお願いいたします。

にくさん ( 岡山県 / 男性 / 36歳 )

回答:2件

RE:犬の結石除去手術

2009/03/27 11:05 詳細リンク

膀胱結石、尿道結石は尿の排泄路をふさいでしまうため、急性腎不全の症状が現れ、閉塞を解除しなければ尿毒症となり命にかかわります。今回の腎臓の数値の下がり具合をみると尿道閉塞の解除が比較的早い段階で行う事ができたのではないでしょうか。ただし、膀胱が緊張に耐えられず尿が腹腔にもれてしまうことがあり腹膜炎を併発することがあります。このように併発症がある場合は術後の容態が悪化するケースもあり、腹膜炎は進行するとDIC(播種性血管内凝固)を引き起こすことがあります。DICとは血中の血小板が異常に消費されることにより全身に血栓が形成され、多臓器不全を併発したり、逆に出血が止まりにくくなるような病態で、程度によっては急変することもあります。抗生剤の投薬については、理想的には感受性試験(抗生剤が菌に有効か調べる検査で結果が出るのに1週間程かかります)を行ってから抗生剤を選択できると良いのですが、このように急いで使用する場合は広域に効果のある抗生剤を選択します。

最後になりましたが、今回のご逝去心からお悔やみ申し上げます。にく様がいつか悲しみから離れられ、ワンちゃんとの楽しかったことが良き思い出となれる日が来ることを、心より願っております。

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犬の結石除去手術

2009/03/27 08:16 詳細リンク

非常に残念な結果になってしまいました。 心よりお悔やみ申し上げます。

まず確認ですが、結石が詰まっていたのは、膀胱と尿道ですね。 尿管というのは、腎臓から膀胱までの管で、ここに石が詰まっている場合と、尿道に結石が詰まっている場合では、手術の難易度が全く変わってきます。 尿管はとても柔らかい、半透明の管で、ここに詰まった結石を摘出した場合は、拡大鏡を着けて縫合する、いわゆる難易度の高いマイクロ手術の必要があって、不慣れな先生の場合は尿管狭窄や、尿管閉塞を起こしてしまう可能性が出てくるからです。

開腹手術をする遅くとも3時間前には、前もって抗生剤の投与をします。
膀胱を開く場合には、膀胱を体外に引き出したあと、前もって尿道カテーテルを挿入して、尿を抜いて膀胱洗浄し、出来るだけ膀胱内に液体がないようにしてから膀胱切開をします。 前処置でも、完全に液体を抜ききることは不可能ですから、切開時に液体が腹腔内に漏出しないように、タオルや、ガーゼで膀胱を覆ってしまいます。 それでも膀胱外壁には漏れ出た液体の中にいる細菌が付着しますので、腹腔内に戻す直前には、イソジン液などの消毒剤でとくふき取ります。 以前はお腹を閉じる前に腹腔洗浄をしていましたが、最近では広域の抗生剤が発売されてきましたので、必ずしも腹腔洗浄をするということはなくなりました。

補足

今回の場合には、ひょっとすると、耐性ブドウ球菌か緑膿菌が感染していたのかも知れません。 大抵の膀胱結石の手術の場合に、前もって尿培養による感染細菌お確認と感染細菌の抗生剤感受性を確認することは少ないのが現状です。 それは確認までに日数を要すること、その間に腎機能の低下が起こってしまうと手術が出来なくなってしまうことが、耐性ブドウ球菌か緑膿菌が感染が稀なことが大きな理由です。

今回の不幸なケースが、どのようなプロセスで進んでいったのか、確かなことはわかりませんが、非常に稀なケースであった可能性もありますし、医療事故の可能性もあります。

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