対象:住宅設計・構造
回答:5件
床とそれ以外にも考えられそうな事
築年数でいうと75年近く建っている建物なんですね。
もちろん状態にもよりますが、床下の状態によって抜ける可能性もあると思いますよ。
床の補強に関しては、面積によっても変わるでしょうが、1㎡あたり、2〜3万円くらいはかかるでしょう。また構造体の具合によっては、その補修も必要になるかも知れません。
あと、個人的に気になったのは、「音」の問題です。近隣に家があって、もし空手などの音が響き渡るようでしたら、防音なども考える必要があるかも知れません。
一番いいのは、そういった事を相談出来る工務店さんや設計士を見つけて具体的な金額を出してもらうことでしょう。建物の用途変更などの規模に当てはまると、購入しても空手に使えない可能性などもあります。
良かったら参考にしてください。
八納啓造 拝
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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床補強
こんにちは やすらぎ介護福祉設計 斉藤と申します。
東京で昭和8年に建てられたというと、昭和20年の東京大空襲を生き延びた貴重な建物ですね。
居室の床はフローリングではなく、畳がメインなのではないでしょうか。
もし''空手道場として使用されるなら''、床補強は必須だと思います。人数の多小や内容が「型のみ」なのか「組み手」があるのかにも寄りますが、かなりの集中加重がかかると思われます。
ただし柔道等のような、投げによる体重圧がかかるわけではないと思いますので、現状の床を上げてみて''床下に束の増設ができるか''業者さんに確認していただくことをオススメ致します。
構造体の土台や大引きの強度が期待できず、基礎も「布基礎」の場合は、かなりの補強工事となりますので、購入される前の調査結果でご検討されてはいかがでしょうか。
ご参考まで
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
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森岡 篤
建築家
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調査が必要
ロロノアクリさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
古い家の老朽化は、元々の家のつくりと環境等により、全く異なるので、一般的なことは何も言えません。
当事務所でも、何度か古い家の調査、改修をさせていただきましたが、床下にシロアリが出て、歩くのも危ないようなケースもあれば、元々頑丈なつくりでカラカラに乾燥してビクともしない場合等さまざまです。
状態の悪い家では、空手の練習で床が抜けることもあるでしょう。
まず、調査が必要です。
仕上の調査は目に見えるのでやりやすいですが、構造体は仕上に隠れているので、調べるのは大変です。
古い家は、床高が高く、床下に潜れる場合が多く、そうであれば床組の調査は比較的やりやすいです。
初期段階では、建物を傷めずに見られる所ということで、床下に潜り、基礎、土台、床組の状況を調べるのと、押入天井あたりから、屋根小屋組を調べる位しかできないかもしれません。
健全かどうかは、耐震補強のためにも、床組だけでなく、全体を調べる必要があります。
詳細は、仕上を剥がさないとわからないので、ある段階の調査に基づき設計し、工事を行うときに仮定と食い違ったら、その都度修正していく事になると思います。
参考にしていただけたら幸です。
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奥村 召司
建築家
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空手!
おっと、遅くなりましたがこの質問にはぜひ答えなくては!
私は合気道の稽古に週4回通う身ですが、たまたま最近所属道場で
床の補強と畳変えの工事がありました。(ただし建物は鉄骨造です。)
昭和8年築の住宅で空手の稽古・・う〜ん、床は抜けるかもしれませんね。
勿論床の補強は可能ですが、根本的な話しとして建物自体の耐震性
とか断熱性とか、そう言った基本性能は大丈夫ですか?
私が生まれ育った田舎の家は昭和初期の建物だったのですが、かなり
頑丈な建物だった記憶があります。でも同年代築のかなり安普請の
建物もたくさん見ているので心配です。
ぜひ専門家の方に具体的な建物を示してご相談してはと思います。
それから空手!頑張って下さい。
中舎 重之
建築家
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昭和8年建築の木造について
当方は昭和2年建築の木造住宅を耐震補強しました。その時の経験を話します。基礎は当然のことながら玉石でした。玉石の上に土台が乗り、その上に柱が来る構造でした。地面から床までは60cmです。木材の乾燥状態は完璧でした。ただ一部で土に接触している所があり、腐食とシロアリの被害がありました。被害のある土台は取り替えです。アンカーボルトは皆無なので、地震で左右にふられても建物は安全となる処置をしました。それは玉石の天端まで鉄筋コンクリートの基礎を新規に打設することです。此の時に気を付けたいのが乾燥しきった土台がコンクリートの水分を吸引しないようにすることでした。さて床の話をします。空手等の運動する床は新しく構築して下さい。大引きは15cm角、ネダは6x9cm@36cm、荒板は1.8cm以上の仕様にして下さい。
以上です。 2014.5.16 中舎重之
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