対象:ペットの医療・健康
もうすぐ12歳の雑種のオスです。去年の10月頃エイズを発症し、黄色い鼻水が出て食欲も落ち、かつては6キロちかくあったのが現在では3.6キロまで落ちました。
4〜5日おきに通院し、皮下注射・皮下輸液・インターフェロンを打っています。
一時は体重も4キロまで回復したのですが、1週間ほど前から急に治療の効果がなくなったかのようにほとんど食べなくなり、鼻水も治まりません。
薬には耐性があると聞きますが、インターフェロンは徐々に効かなくなってくるものなのでしょうか?
それと、食事は全く取らず皮下輸液だけでどれだけの期間もつものなのでしょうか?
みっしーさん ( 熊本県 / 女性 / 35歳 )
回答:2件
インターフェロン
まず、回答が遅れましたことをお詫びいたします。
皮下輸液でどのくらい生き延びることができるかということですが、これは、輸液が始まったときの体脂肪量、筋肉量でずいぶん変わってきます。普通の体格のネコちゃんの場合、3から4週くらいは頑張ってくれます。進行性の疾患があった場合には、その影響から、もう少し早くなるかもしれません。
それから、インターフェロンの件ですが、インターフェロンはウィルスの増殖を抑える薬です。私に関しましては、これまで耐性を持ったウィルスが出てくるというのは聞いた事はないですが、これは製造元の東レなどに問い合わせてみないと、確かなことはいえません。
当院でも、FIVやFelv陽性のネコちゃん、コロナウィルス抗体値が高いネコちゃんをお飼いの方で、最少量のインターフェロンを投与し続けていらっしゃるケースはあります。
ネコちゃんは、匂いの分からないものは食べません。ですから、鼻づまりを取ってあげる事がとても重要なケアになります。 赤ちゃんのお尻ふきなどの柔らかいものでしょっちゅう拭いて、顔を綺麗に保つことが大事です。
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RE:インターフェロンの耐性、輸液の効果について
返答が遅くなり申し訳ありませんでした。インターフェロンの耐性ですが明確には不明です。薬の耐性のメカニズムとしては代表的な例は抗生物質による細菌耐性です。これは細菌が抗生物質による攻撃を受けると、細菌がその抗生物質に対する耐性が作られるというものです。インターフェロンの作用機序としては免疫力の増強であるので上記のような薬物耐性は確認できていません。
皮下点滴だけでの寿命に関しても一概にはお答えしにくいですが、体重が減っている事、エイズを発症していることより1ヶ月以上は難しいと思われます。皮下点滴の効果としては基本的に水分だけなので、やはり経口での食事を少しでも与える事をお勧めします。
(現在のポイント:-pt)
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