対象:住宅設計・構造
回答:4件
残念ながら違法になります
賃貸マンションのベランダにサッシュをということですが、
バルコニーは避難活動スペースおよび屋外として位置づけられている
と思いますので、消防法と建築基準法に引っかかると思います。
また賃貸なので、あまり無理して行うと、大家さんとの折り合いが悪く
なる可能性もありますので自重される方がいいと思いますよ。
八納啓造 拝
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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お気持ち分かります
こんばんは やすらぎ介護福祉設計 斉藤と申します。
バルコニーの屋外側の空間部にサッシがあったら、雨風しのげて確かに便利ですよね。。
八納先生も仰るように、残念ながらバルコニーは「共用部分」扱いとなり、分譲マンションでも勝手な工事ができません。(マンション規約などにも記載されております)
一定規模以上のマンションは、避難規定というものがあり「二方向避難」の考えから玄関ルートのほかにバルコニーからの避難ルートを想定している場合があります。
バルコニーに直接消防車のはしごを接続したり、住民の方が近隣の簡易間仕切りを破って横移動したりとバルコニーに求められる機能はいろいろあります。
サッシュの設置はもちろんのこと、近隣境の間仕切りに倉庫を設置したりするのも避難時の妨げになりますのでお気をつけください(^^)
ご参考まで
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
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おそらく違法になると思います。
残念ながら、バルコニー部分へのサッシュ取り付けは違法と
なる可能性が高いように思われます。
ただ、場合によっては、可能性も少しだけありますので、
どうしてもというのであれば、一度大家さんを通じて、
専門家に検討して頂いてはいかがでしょうか?
いずれにしても、無断で取り付けることは厳禁です。
他の方法を検討されることも一案ではないでしょうか?
回答専門家
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記事制作に関するご相談
本田 明
工務店
-
共同住宅に住まう事の常識を共有しなければ
共同住宅(集合住宅)のバルコニーについて
1.基本的に共有部分であり、個人で占有することは出来ません。
2.ほとんどの場合、共用廊下が災害時の避難通路としてダメになった場合の第二の避難通路となっています。ですから、避難上も外気に有効に開放されている(火災時に煙の滞留がない)構造である必要があります。
3.バルコニーの隔壁は、火災時の避難通路となるよう、容易に壊れる構造になっていて、その説明書きがちゃんとなされています。避難路として有効に機能するよう、通り抜けできないような物の置き方をしてはいけません。
また、避難梯子がちゃんと下りるようにその空間は空けておかなければいけません。
雑居ビル火災では多数の死者が出たりしますが、
共同住宅の火災は、そのほとんどが、火災の発生した住戸で食い止められています。
その理由は、建築基準法で定められている
各住戸毎に完全に耐火構造で区画されていることや、ちゃんとした2方向避難が有効に確保されている事に由来していると思います。
このような知識は、都市に住まう人の安全に生活するための常識として、
現在なら学校教育で教えてくれても良いような
社会の常識として定着しなければならないことのようなきがします。
専門家は、その時々に合わせ、このようなことをちゃんと説明し、
社会の常識となるよう勤めなければならないのではないでしょうか。
(現在のポイント:-pt)
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