犬の空咳、嘔吐について

これはちょっと尋常じゃないです。咽頭気管炎や気管支炎が起こっていることは間違いないと思いますが、問題はなぜ、そんなことが起こってしまったかです。 最近始まったのか、これまでもずっと、または時折、こういう症状を見せていたのかで、急性、慢性かも分かってきますが、とりあえず、動物病院で胸部X線検査、血液検査をお受け下さい。 その検査結果で病態が分かってしまうこともありますが、微妙な判定のため心エコウ検査など、もう一歩踏み込んだ検査が必要になることもあります。慢性の滲出性、化膿性気管枝になってしまいますと、治癒に思いがけない時間がかかってしまいます。

発咳は気管支炎、気管虚脱、肺炎、心疾患など様々な疾患で認められる症状です。レントゲン検査にて肺、気管支、心臓の情報を得る事ができます。胃液の吐出と発咳は、それぞれ別の原因で起きている可能性もありますが、吐出の際の誤嚥が原因になっている可能性もあります。症状が続いているようでしたら、治療の必要があると思われます。

発情(ヒート)の年齢につきましては6ヵ月齢くらいよりとされていますが、個体差があります。通常、発情中は陰部の腫脹、数日間の継続した出血がみられます。しかし、初回発情では、出血日数が短かったり、出血量が少量の場合もあります。いずれにしても、出血部位の確認も含め、かかりつけの動物病院へ受診されることをお勧めいたします。