対象:経営コンサルティング
地場の小さな派遣会社に勤務して8年になります。現在、従業員扱いの取締役として営業マンの管理をしています。ここ最近派遣切り等のニュースが後をたたず、当社に関しても売上げは右肩下がりです。先日、社長より自分は他の事業を始めるから、派遣は任せるといわれました。後々は後を継いで欲しいから、今後の方向性等を考えてくれといわれました。
まず、何をどうすればいいのか・・・と言うことで迷っています。大まかな形での3年後までの売上げ計画は考えていますが、まず何から手をつければいいのでしょうか?
ko20808さん ( 熊本県 / 男性 / 22歳 )
回答:8件
人材派遣事業をどう立て直すか
日比谷公園でのデモで人材派遣の雇用問題が一躍注目されました。
需要が低迷した企業を批判しても財政破綻している政府を恨んでも派遣労働者も派遣会社も
何も問題解決しませんね。
ドラッカーによると
企業は社員のためにあるのではなく、顧客のためにある。
病院は医者や看護師のためにあるのではなく、患者のためにある。
公的機関は公務員のためにあるのではなく、市民のためにある。
仕事の成果は内ではなく外にある。
仕事とは最も貴重な資源である人が外の人である顧客に貢献することである。
さて派遣事業の建て直しに当たって問うべきは
・今の社会で困難にある人に何が求められているか?
・自分達の強みが人々に貢献できる分野はどこか?
だと思います。
今まで顧客だった企業も人減らしのコスト削減ではなく、
企業家精神で社会のニーズを顕在化させるイノベーションが求められています。
私、今岡善次郎は
この乱気流時代にどう生きるか、どう仕事をするか、
ドラッカーをヒントにメルマガ発行したり
ドラッカーの活用の仕方について方法論を展開しています。
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記事制作に関するご相談
事業シナリオを作りましょう
ビジネスコーチをしております、ダイアローグ研究所の中江といいます。
厳しい環境変化の中で事業を任されるということで、不安に感じることも多い
と思います。
しかし、8年というキャリアをお持ちですし、ピンチの時こそチャンスがある、
という言葉のように、変化の中で新しい事業の方向性を見出されることがポイ
ントかと思います。
事業を引き継がれるにあたり、当然、現状の把握、問題点の整理などが最初に
行われると思います。そのあとについて述べさせていただきます。
それはko20808さんが今の計画にとらわれずに事業シナリオを組み立てること
です。
シナリオを組み立てる際のポイントは次のとおりです。
1.環境変化に対応するのではなく、変化の先を読むこと。
2.既成概念にとらわれずに、ko20808さんの視点で組み立てること。
3.従業員のモチベーションを上げるメッセージを含んでいること。
4.顧客から直接情報を収集すること。そこで得た「感覚」を反映させます。
5.ko20808さんの会社の「これで8年やってきた」といえるものにこだわり、
それを活かすことを考える。
以下はシナリオを作るためのヒントです。
私の回答は、「解決志向」アプローチという問題解決手法に基づいてお話しし
しています。
「解決志向」アプローチは、問題の原因解明よりも目標を具体化し、それに向
かってできることからやっていこう、という考え方です
。
このアプローチの大原則が3つありまして
1)壊れていないものは直そうとするな。
2)うまくいっていることを見つけ、それを増やす。
3)うまくいっていないのなら、違うことをやる。
このアプローチの利点は、作業が問題解決に直接結びついていることです。で
きることからやって行くので短時間で成果が現われてきます。
目標とはko20808さんのビジョンです。目標に向かって、解決志向アプローチ
の3原則に基づいてシナリオを書く、というのが私の回答です。
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日本の抱える大きな問題だと思います
ko20808さん、ライズプロダクションの佐藤と申します。
社会の目が現在、非正規雇用に対する雇用のあり方に注目していますから、風当たりも強くお仕事も大変だと思います。
この非正規雇用社員の扱いは、これだけメディアで報道され、OECD 対日経済審査報告書2008年版 では、日本政府に「労働市場における二極化拡大への対処と労働参加の促進」を求めていますので、この先雇用に関する法規が変更されるのは間違いないと思われます。
派遣労働者に対する規制を強化すると、製造業は賃金の安い海外へシフトする可能性が高くなりますので、正社員の雇用法案が提出されるのではと考えられます。
現在、若年就業者のうち1/3が非正規雇用となっており、その問題の一つとして、不安定な雇用形態が職に対する技能の蓄積を阻んでいることが、日本の産業の稼ぎ頭である製造業で、技能の継承が途絶えるのではと懸念されています。
この事から将来派遣会社に求められるものは、派遣する労働者一人ひとりのスキルをきめ細かく調査し、この労働者はどのような能力と技能を持った人間であるのかを明確にし、企業が求める職能を持つ労働者を確保しておくことなのではと考えられます。
そのためには労働者を求める企業の必要としている職能、技能をしっかり把握する必要があるでしょうし、場合によっては企業と共に細分化した評価基準を作る必要があるかもしれません。
雇用問題という、どちらかというと専門外のご質問に対する回答ですので、頓珍漢な回答になっているかもしれません、もしそうでしたらお許しください。
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トリプルボトムライン経営
ko20808さん、こんにちは。
右肩下がりな業務の経営を任せるといわれては、責任感とプレッシャーが相まって、色々お悩みであろうと察します。まずはおひとりで考え込む前に、''現経営者と共に、今の会社の引き継いで行くべき資産を具体的に書き上げてみること''です。
また、私の専門は環境経営ですが、今後いかなる企業も生存するには、トリプルボトムライン経営が必要だと考えています。
トリプルボトムライン経営とは、1997年にイギリスのサスティナビリティ社のジョン・エルキントン氏が、企業の経営者は、今後、決算書の最終行(ボトムライン)に''収支''の結果を述べるように、''社会面''では人権配慮や社会貢献を行い、また''環境面''では資源節約や温暖化対策などについて述べるべきと提唱しました。
どのようなサイズの企業でも、経営難であっても、決算書に収支をまとめることは常識ですが、今後は収支同様、どのような状況下であっても、社会面で何をしていくか?(簡単な例では朝、会社の周りを清掃するなどでも構いません)環境面で何をしていくか?(同じく売上のほんの一部でも植林をするなど)トリプルボトムラインを意識してみては如何でしょうか?
現状がシリアスでも、何ができそうか一度考えてみて下さい。
自然と心に余裕ができ、善循環の始まりになるはずです。
株式会社デザイニング 環境経営コンサルタント 飯田泰介
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何が一体、御社にとっての強みなのでしょう?
BSNの阿比留と申します。
皆さん、夫々の立場で参考になるご意見を述べられていました。
本当に、参考になりますでしょう。
さて、それでは私もご相談に入れさせて頂きます。
一番考えるべきことは、社長が派遣業務をあなたに任せ、今後の
事業も含めて、考えて欲しいという要求でしたね。
そう言われれば、拒否する理由もありませんので、あなたが実際に考えられ
れば良い訳です。それが、何から手をつけたら良いか分からないということ
ですが、これがご相談の内容ですね。
現状の経済状況下では、確かに大企業に比べて、不利な中小企業だと一見
思われます。
但し忘れていけないことがあります。この時期だからこそ、事業戦略を練直し、
どの位の売上、利益を確保したいのか、はっきりさせるときなのです。
そのために3年間の売上計画だけでは、残念ながら事業計画になりません。
今回は、ご自身が経営者の立場でビジョン、目標数値の設定、利益計画、更には
人員計画を含む経費(人件費は大きな経費)までも考えなくてはなりません。
しかし、これができる絶好のチャンスが訪れています。御社の強みは何ですか。
再度、問い直してみましょう。中小企業にとって、人も今だからこそ良い人材が
採用できます。
是非、大いに考え、悩み抜いて、ツールとして問題解決技法を使いながら、成功へ
の一歩を踏み出されることをお祈りしております。頑張って下さい。
BSN阿比留
http://abs-net.jp
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奥村 朋子
経営コンサルタント
-
まずは現状把握を
はじめまして。
アムシックの奥村と申します。
まずは、会社の中を従業員の視点から経営者の目にチェンジし、見つめ直し、現状を整理することから始められてはいかがでしょうか。
取引先の実情把握も重要になるでしょう。
このご時世ですので、営業担当からの情報収集だけでなく、その情報をベースに、ご自身の目と肌での確認も必要ではないでしょうか。
当たり前ですが、会社のお金の詳細な流れの把握も。
何が、どれだけ、どこに出て行っているのか、今後どのくらいのものが入り、出て行く予定があるのか等、ko20808さんが正確に把握できる状態になっていることを経理担当に確認してみてください。
右肩下がりと言っても、何がどうなっているからで右肩下がりなのかをしっかり把握することが必要です。
取引先が冷え込んでいるのと、他社に負けているのとでは、対処も違ってきます。
なので、冒頭に申し上げた通り、現状の正確な把握が必要だと考えます。
伊藤 健之
経営コンサルタント
2
従業員を巻き込むことが大切です
「トップが決めて現場にやらせる」というトップダウン型ではなく、計画段階から従業員を
巻き込み納得感のある計画をつくられることをお勧めします。
そのメリットを以下に述べます。
''1. 広い知識や知見を活かせる''
''2. 計画の実効性(効果・成果)が上がる''
''3. 従業員のロイヤルティ(忠誠心)が上がる''
*広い知識や知見を活かせる
「3人寄れば文殊の知恵」とも言いますね。
多くの人の知恵や知見を出させることで、検討の視点のヌケやモレも防ぐことができます。
*計画の実効性(効果・成果)が上がる
自分たちも参加して作った計画ですから、納得感をもって実行します。
この反対が、上からの押し付けでやらされ感をもったままの実行ということになります。
こうした気持ちがあると、「言われたことだけやろう」となり、改善や工夫をする意欲を引
き出すことができませんね。とてももったいないことです。
自分で決めたこと、納得していることは、一生懸命に取り組むものですし、こうして実行した
ものは効果や成果が上がりやすいものです。
*従業員のロイヤルティ(忠誠心)が上がる
納得感のある仕事を自分たちで創っている、と思えれば、その会社で働くのが楽しいですし、
自己実現や成長実感も得られるものです。
こうした気持ちが、愛社精神や仲間と協調する文化を形成します。
[グランデコンサルティング:http://www.grandeconsulting.jp:80/bajikara/]では、こうした
活力みなぎる組織の実現のお手伝いをしております。
花堂 浩一
経営コンサルタント
-
まず、経営者の思いを感じて下さい。
社長から、任せると言われたことをまずプラスに受け止めることが大切なことだと思います。
社長が自ら違う事業をすると宣言されたことは、派遣事業では社長が収入をとれないばかりか、社員の雇用も守れないとの判断ではないでしょうか?
自分の収入を確保するために、簡単にリストラをしまう経営者より、従業員にとっては
いい経営者なのではと思います。社長が新たな事業に専念できるように、派遣事業の方
をしっかり守ってあげてください。
1 社員のモチベーションを上げベクトルを合わせる。
今お伝えした、経営者の考えをプラスに受け止め、それをスタッフに伝えながら今後の
戦略をスタッフを交えて話し合う
2 リーダーが引き出しを多く持つ
物事を成し遂げるためには、多くの失敗が必要です。ユニクロの柳井氏も失敗してない
ようで、実はテレビで多くの失敗をしていることを語っておりました。
100を試して、3成功するとしたら、10の引き出しでは成功しない可能性が高いと言えます。
それ以上に引き出しが少ないということは、打つ手がなくなることを意味します。
人間打つ手がなくなると絶望的になります。実はこの絶望的になることが、リーダーに
とって最大の敵であることを知ってください。引き出しを多く持つために、多くの交流会
等に参加すると良いと思います。
3 自社の強みは何ですか? 派遣以外に今の顧客に貢献できることを考えてください。
私が考えるに、御社にとっての最大の強みは派遣先企業とのネットワークではないかと
思います。派遣の仕事が厳しいということは、派遣先企業が厳しいということです。
実は、この厳しいことを逆手にとったビジネスが存在します。
一例としてコストダウンを提供している会社は、総じて業績は堅調あるいは大躍進と
いうところも多いです。つまりコストダウンに取組む企業との提携等を考えては
いかがでしょうか?
(現在のポイント:-pt)
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