対象:経営コンサルティング
経理で子会社に関して連結会計だけ行ってきましたが、子会社
管理を行うことになりました。その中で
1.与信データの整備
2.在庫管理
に関してどういうことに関して留意すればよいでしょうか。
ポプラさん ( 埼玉県 / 男性 / 34歳 )
回答:3件
ご質問事項;“子会社管理”に対するアドバイス
ご質問者様へ、
こんにちは。山本 雅暁です。
2009年1月30日より専門家として登録されました。
私は経理の専門家ではありませんが、以前、海外販売会社(子会社)で経営を立て直すために経営管理を担当しました。
その時の経験をもとに、下記の通り回答させて頂きます。
1.与信データの整備について
◆与信枠設定がルール化されているかどうか、確認します。
◆ルールがある場合、そのルールの妥当性について検証した方が良いです。相手先企業の信用調査の実施、与信限度額の設定基準、決裁の判断基準などが対象になります。
◆売掛金の回収状況の確認も必要です。期日通りに回収出来ているかどうか、回収出来ない場合の対処方法や理由の確認がきちんとされているかも確認する必要があります。
◆もしルール化されていない場合、早急に作成する必要があります。
2.在庫管理について
◆在庫管理がきちんと行われているかどうかが確認ポイントです。
例えば、
・棚卸が行われて、帳簿上の在庫と実在庫の間に差異はないのか、
・過剰在庫、過小在庫がないように管理されているか、
・特に過剰在庫の場合、拡販努力がきちんと行われているか、或いは、長期間動かない在庫の評価減されているか、
現在の不況下では、過剰在庫が多いと運転資金の確保に支障が出て経営問題になる可能性があります。
この観点から、過剰在庫を防ぐ手立てと対策が組織化されているかどうか見極め、状況に応じてスキーム構築を考える必要があります。
1、2項とも運用を誤ると企業が自己中毒を起こして死ぬ可能性がありますので、これらの事が管理されているかどうか把握して、必要な対策を迅速に行う事が肝要です。
私の考えを説明させて頂きました。
ご相談者様のお役にたてれば幸いです。
上記内容についてご質問があれば、何時でもご連絡願います。
今後ともよろしくお願い致します
以上、
山本 雅暁
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイサー GBM&A
回答専門家
- 山本 雅暁
- (神奈川県 / 経営コンサルタント)
- グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表
起業・企業存続の為の経営戦略立案・実行と、ビジネススキル向上
起業及び、事業拡大や経営合理化を目指す企業に対して経営コンサルを行います。大手メーカーで得た経験を活かし、補助金活用、アライアンスやM&A、市場分析に基づいた事業戦略策定・実行や事業再生を支援します。OJT研修でのビジネススキル向上を支援します。
原価管理が必要になるかもしれません。
BSNの阿比留と申します。
今まで連結だけを見られて、今後は子会社管理まで見られるとのこと。
さぞお気遣いのことと拝察いたします。
今後は、相当広範囲でかつ中身を分析し、幹部に意思決定をさせる必要性が
出てきます。
特に与信管理は、今後の世の中を見ると、データの整備だけでなく、安全弁と
して会社自身のセーフティネットという重要な側面があります。
また在庫管理も中身をセグメントされ、さらにその内容が問われることもあろうか
と思います。御社の体制がはっきりしませんが、一般論で述べさせて頂くと以下
のようになります。
私自身も一般会計、子会社経理、原価計算と様々な経理分野を経験いたしまし
たが、あなたの場合は、原価管理的な側面も出てくると思います。
商品毎あるいは商品グループ毎にコスト計算されたもので管理者、責任者に対する
管理資料の提示です。
例えば、毎月のグループ別損益等もその中に入ります。
大変ではありますが、大変遣り甲斐のあるお仕事ですから、喜ばしいことに違い
ありません。
是非、良い結果が出ることを望んでおります。また困ったことがあれば、いつでも
ご連絡ください。ありがとうございました。
abiru@abs-net.jp
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子会社管理は事業全体のサプライチェーンに留意
これからの時代、
経理の仕事は会計データ作成や報告などの専門業務から
マネジメントの一角としての役割が求められていますね。
マネジメントとは、
ドラッカーの一つの定義は、法的企業組織を超えて、
人・物・金などの経営資源を、顧客満足に変換する
経済連鎖(エコノミックチェーン)を効果的に運営することです。
与信管理と在庫管理は
自社製品を買ってもらって良い顧客に適切な納期で製品を供給もらい、
自社の経営資源の効果的に活用するための仕事と
言えます。
子会社管理という責任は、
親会社、子会社、兄弟会社、顧客、仕入先全体で
モノとカネの流れが、「見える」ようにすることで
現場を含む関係者全員が、会社の目的のために
連携し、適切な判断ができるようにすることと言えましょう。
私、今岡善次郎は以下のホームページで
ドラッカーの言う経済連鎖(エコノミックチェーン)をこの10年
供給連鎖(サプライチェーン)として成功事例や原理をまとめています。
参考にしてください。
↓
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